幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 9月9日 ● 王手をかけた杉山組。

 全米オープン女子ダブルスの杉山・デュキジス組が、決勝進出を決めました。しかもウインブルドンの決勝で叩きのめされたウィリアムズ姉妹が準決勝を負傷棄権したため、決勝の相手が去年まで杉山がペアを組んでいたリホフツェワ組。お互いの手の内を知っていることがどう働くかわかりませんが、少なくともウィリアムズ姉妹よりは楽な相手です。

 今年からペアを組んだ杉山とアラール・デュキジスですが、全豪でベスト8、全仏でベスト4、そしてウィンブルドンで準優勝と、着実にステップアップをしてきています。この順番なら全米では優勝だ、と日本のファンはみな期待していたと思うのですが、その期待通りにここまで勝ち進んできました。

 去年の全米で混合ダブルスで優勝している杉山ですが、お遊び的要素が多い混合と違い、女子ダブルスでの優勝は、はるかに高く評価されていいでしょう。もし実現すれば、1975年のウィンブルドン女子ダブルスで優勝した沢松和子以来の快挙になります。試合が日本時間の早朝なので、なかなかテレビの前で観戦できませんが、今度の決勝戦だけは何とか早起きしたいと考えています。

 そしてここで優勝できたら、その勢いでシドニー五輪もメダルを狙って欲しいですね。上位の選手の半分も出場しないのですから、単複とも杉山に十分チャンスはあります。杉山の活躍は日本のテニス界の活性化にもつながりますから、ぜひ応援したいと思います。

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