幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 8月30日 ● 沖縄台風旅行記

 青い空と海を期待していった沖縄ですが、見事に台風12号とこんにちはしてしまい、3日間ずっと灰色の空と暴風が友達でした。

 そもそもこの時期に沖縄に行けば、台風に遭遇する確率が高いことは承知の上。それでも出かけたのは、今回の沖縄旅行が親孝行旅行だったからです。僕の父親が今年古希を迎え、20年会っていない沖縄の古い友人に元気なうちに会いたい、という話が今回の旅行の発端でした。両親と弟とうちの家族と総勢7人。全員の予定を合わせると、都合がつくのはこの時期しかなかったのです。予約した時から「8月末では台風が心配だなぁ」と思っていたのですが、案の定ぶち当たってしまいました。

 1日目。残暑厳しい名古屋から沖縄に着くと、すでに吹き荒れる雨と風。サミットのおかげでキレイに改装された那覇国際空港は、まるでミニ成田です。台風12号は宮古島南東に位置し、刻々と近づいてきているとのこと。ホテルに到着早々、とにかく泳がねば、と水着に着替えましたが、海はすでに波が高く子どもをたちを遊ばせるには少々不安。強風が吹き荒れる中、プールでずっと遊んでいました。

 2日目。ますます風雨は強まっています。この日は、父親の友人が休みを取って沖縄観光をガイドしてくれるとのこと。現地の人は、この程度の台風は何とも思っていないらしく全然平気な様子。さすがウチナンチューは違います。台風は宮古島の南東で停滞しているとのこと。抜けるでもなく近づくでもなく、このまま居座られても困ります。夜はその友人の家でバーベキュー。2階のベランダで強風が吹き荒れる中、肉や野菜を焼くのですが、どうもこちらは落ち着きません。奥さんいわく「この程度で今年は済んでいるから楽なものですよ」だそうですが、とても「この程度」というような風雨には思えないんですけど。

 3日目。台風はゆっくりと宮古島方面に進んでいるとのこと。どうやら本土への飛行機はこの調子なら飛びそうです。予約した便は夕方のため、それまでいろいろ遊ぶ予定が、雨と風のために全部できません。結局お土産ショップを見て回ったりして1日時間を潰していただけでした。

 以前、会社の先輩K原さんが滅多にしない家族旅行をした時に沖縄を選びました。常日頃運が悪く「不幸王」と呼ばれる彼らしく、見事に旅行中に台風にぶち当たり、飛行機も飛ばずに1日滞在延長。ようやく名古屋に戻ってきたら、またその台風が追いかけて名古屋にやってきた、という話がありました。今回、K原さんと同じ轍だけは踏みたくないと、親孝行旅行のツアコンとしては、とにかく天気予報をチェックして、飛行機が飛びますように、と祈るばかりの3日間でした。青い海も空もありませんでしたが、帰ってこられただけで僕はまだ幸せですよ。いやぁ、疲れた疲れた。

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