幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 8月12日 ● トラキチの真ん中で。

 ナゴヤドームへ中日-阪神戦を家族総出で見に行きました。小5の息子はまっとうにドラゴンズファンなのですが、小1の娘があろうことかタイガースファン。野球のことも何もわからないうちから、よりによってトラキチになるのはいかがなものか、と思うのですが、どうやらドラゴンズファンの友達への対抗上、タイガースファンになってしまった模様です。しかも義父(つまり娘にとってのおじいちゃん)が昔からの熱狂的なトラキチなので、二人して最近ますますトラキチぶりに拍車がかかっています。

 娘が野球観戦に行くのは今回が生まれて初めて。と言うことで、娘に合わせて黄色と黒のメガホンで埋まるレフトスタンドに家族全員で陣取りました。娘はタイガースの帽子をかぶり半纏をまとい、メガホンと旗を持って、もう完全なトラキチファッション。見事に周りに溶け込んでいますが、ドラゴンズの青い帽子をかぶった息子は、ちょっと肩身が狭いのか緊張しています。実際にはレフトスタンドにもドラゴンズファンはいるんですけどね。勢いではどうしても負けてしまいます。

 ゲームは初回ドラゴンズが2点を先制しましたが、タイガースが大豊・矢野(ともに元ドラゴンズ!)の連続ホームランで逆転。その後、ドラゴンズが終盤毎回チャンスを作るもあと一本が出ずに、結局3-2でタイガースが勝ちました。娘大喜び、息子がっくりだったのですが、面白かったのは周りのトラキチの生態でした。

 最初はタイガースがナゴヤドーム13連敗中だけに、先制された途端に「今日も負けるのか」的落ち込んだ雰囲気が漂っていたのですが、逆転してからの興奮ぶりは凄まじいものがありました。叫ぶ、歌う、バンザイする、スタンドを走り回る、ビールはひっくり返す、たこ焼きは落っことす。その大騒ぎでいつこちらにとばっちりが来るかわからないので、後ろの席ばかり注意を払っていたら、グランドの試合が全然わからなくなってしまいました。

 試合終了と同時に一斉にバンザイの嵐。「後半戦だけなら首位やぁ」と事実ながらあまり意味のないせこいことを叫ぶ姿が、やはりタイガースファン。僕たちは試合終了後すぐに席を立って帰ってきましたが、トラキチの興奮ぶりは、十分に堪能させてもらいました。もっともナゴヤドームではライトスタンドの熱狂ぶりも相当なものですからね。結局似たようなものかも知れません。 

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