サークルのメンバーであるKちゃんが結婚しました。真夏のウエディング自体は傍迷惑この上ないのですが、それはそれとして、やはり人が幸せになろうとしている現場に立ち会うのは気持ちの良いものです。
もちろん、結婚したからと言ってイコール幸せへのゴールだとは考えていません。ただどんな道を選ぶにせよ、幸せになるにはまず本人が幸せになろう、という強い意志が必要だと思います。時々、本人にどこか迷いがあるにも関わらず、誰かに背中を押されるようにして結婚してしまう場面に出くわす時があります。それに比べると、Kちゃんの結婚披露宴は、彼女の堅い意志がしっかり伝わってくるものだっただけに、それを祝う周囲の気持ちも確かで、とても温かで気持ちの良い披露宴でした。
ところで今回は社内結婚だったので、披露宴の招待客も9割が同じN證券の人たちでした。僕のような部外者は親族を除けば数人しかいません。僕は10年以上前に、やはりT自動車の人たちばかりの結婚披露宴に招待されたことがありますが、他の業界の、しかも同じ会社の人ばかりが集まるイベントというのは、部外者から見れば実に興味深いものがあります。
T自動車の場合は、家族的と言われる社風そのままに、実にアットホームかつ閉鎖的な空気が支配していて、少々疎外感を味わったものでした。比べて今回のN證券の場合は、洗練はされていませんが、明るく開放的な雰囲気で、そのあたりも証券業界ならではというイメージでした。
長らく同じ業界にいると、個人の持って生まれた性格に加えて、その業界独特の考え方や発想法が染みついてきます。高校時代の友人に久しぶりに会うと、公務員は公務員らしく、メーカーはメーカーらしく、マスコミはマスコミらしくなっています。それがまとまって観察できるのも、結婚披露宴の面白さのひとつですね。
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