幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 7月13日 ● 佐藤藍子と鈴木蘭々。



 CMの女王と言うのは時代によってコロコロ変わります。小泉今日子だった時代もあれば、鈴木杏樹だったり藤原紀香だったり、時には中村玉緒だったり。もっとも出演本数の多さだけで女王とするのか、その影響力まで考慮するのかで微妙に違ってくるとは思いますが、基本的にはそれなりに好感度が高くて、説得力があるタレントが結果的に女王と呼ばれるのだと思います。

 ところでかつてはそのCM女王だったのに、最近すっかり見かけなくなったのが佐藤藍子と鈴木蘭々。ほんの2年くらい前は飛ぶ鳥を落とす勢いだった2人ですが、最近ではたまに番組で見かけるだけで「ほぉ」なんて思ってしまうほど出番が少なくなりました。

 先ほど名前を挙げた歴代の女王たちは、それぞれ本業できちんと実績を上げている芸能人です。ところが、佐藤藍子にしろ鈴木蘭々にしろ、本業がなんなのかさえわからない「芸ノー人」でしかありません。歌手でもないし、役者と言うにはお粗末。バラエティの賑やかしくらいなら使えるけれど、飯島愛の当意即妙さも久本雅美の破壊力もありません。

 結局、使いやすさ、印象の強さ、それに事務所の方針などが絡み合って、大して実績もないのにCM出演本数だけが増えていったタイプです。飽きられるのも早いのは仕方ないにせよ、問題は「一度は売れた」というところにあります。

 冷静に考えれば、あんなに売れたこと自体が間違いだったのかも知れないのに、ビッグネームだと自分たち(もしくは事務所)は思いこんでしまったのでしょう。格を気にして仕事を選ぶようになったために、余計に使う方には難しくなってしまっています。

 もちろん芸能界には「格」だけで商売しているような人もたくさんいます。しかし、それにしてもこの2人は若すぎました。再浮上するには、一度自分たちが売れたことを忘れて「なんでもやりますよ」という当初の姿勢を思い出すことしかないと思います。もっとも、観る側は今さら佐藤藍子?みたいなものですから、そんなニーズはどこにもないのかも知れませんが。  



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