今度結婚するテニスサークルの女性が、実は今日入籍だけするそうです。2000年の七夕、しかも大安ということで、縁起もいいし覚えやすいしということなのでしょう。

　なにを隠そう僕も今から14年前の七夕に入籍をしました。6月に結婚することを親に話して、さて結婚式はどうしよう、という状態だったのですが、籍は7月7日に入れることに2人して妙に拘ってしまい、突然会社を休んで婚姻届を出しに区役所に行きました。

　ところが婚姻届の出し方について2人とも全く無知だったものですから、戸籍抄本が必要だとか保証人の署名と印鑑が必要だとかいうことを、当日区役所の窓口で初めて知りました。

　慌てて戸籍抄本を取りに双方の戸籍がある市役所へクルマを走らせました。僕は小牧市、カミさんは豊橋市。同じ愛知県と言っても小牧と豊橋の間はおよそ80km。しかも名古屋からですと、あっちとこっちですから相当の距離があります。ガンガン東名高速を飛ばして名古屋から小牧、今度は反転して豊橋、そしてまた名古屋に。その間にお互いの親戚に保証人になってもらい、ようやく七夕入籍が完了しました。

　入籍記念日が七夕なら忘れて怒られることもあるまい、と僕は思っていたのですが、どちらかと言うとカミさんの方が忘れてしまうようで、今年も彼女は熊川哲也のバレエを友達と見に行くので、子どもたちの面倒をお願いね、だそうです。

　まあアニバーサリーにこだわるタイプも、それはそれで面倒なので、これくらいあっさりしていてくれる方が僕も助かりますけどね。ちなみに結婚式はその年の10月10日。当時の体育の日にしました。これも忘れないためですが、今はもう体育の日ではなくなってしまったため、せっかくの苦心も水の泡になりそうです。

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