幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 7月4日 ● 青江三奈54才。



 昨日小柳ゆきの話で、今日は青江三奈。30年以上の時間の差はあれ、若くしてバタ臭い(死語か?)大人の雰囲気でデビューして人気を博した2人は、どことなく似た雰囲気を感じます。

 今回、青江三奈の訃報に接して一番驚いたのは54才という年齢でした。もちろん「まだ54かぁ」という驚きです。なにせ僕がまだ洟垂れ小僧だった頃に、もう青江三奈はバリバリの大人の歌手でした。

 『恍惚のブルース』で彼女がデビューしたのは1966年。僕が5才、青江三奈は20才。いま6才の娘が小柳ゆきを「ばばあ」と呼ぶように、当時の僕から見れば、まさに青江三奈は「ばばあ」でした。いしだあゆみとか小川知子とか奥村チヨとか中村晃子とかいった(いくらでも名前が挙がるけどこのへんにしておこう)当時の女性歌手たちと比べても、ダントツに青江三奈が大人に見えたのは、まさに今の小柳ゆきと同じです。

 あれから34年が経ち、僕がすっかりオヤジになったのですから、青江三奈なんて当然老婆かと思いきや、まだまだ現役感あふれる54才でした。僕の周りで元気に仕事したり遊んだりしている50代半ばの人たちと、青江三奈が同世代かと思うと、彼女の若さに思いを馳せてしまいます。そして、彼女にとってその死はあまりにも無念だったろうことを考えてしまいます。

 僕にしたって50代半ばまで残り15年ほど。もしそれで人生が終わってしまうのなら、今のうちに我慢しないで、できることはしておきたいと思います。会社なんかさっさとやめて、好きな人と好きな所で好きなことをして過ごしたいものです。もちろん80才まで生き延びてしまう可能性も否定できないので、とりあえず会社やめられませんが、このまま過ごして50代半ばで死んだら、本当に後悔しそうです。

 青江三奈はどうだったのでしょう?もしかしたら、まだまだ歌手としてやりたいことがたくさんあったのでしょうか?もはや今となってはわかりませんが、50代の自分の生き方を考えさせられる訃報でした。謹んで彼女のご冥福を祈りたいと思います。

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