幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 7月3日 ● 小柳ゆきは「ばばあ」。



 うちの小学1年生の娘は口が悪い。4才年上のお兄ちゃんの影響も多少はあると思いますが、多くは本人の持って生まれた資質、つまりは僕の口の悪さが遺伝したのではないかと睨んでいます。とにかく、ちょっとでも人の妙なところを見つけると、鋭く突っ込む様は、わが娘ながら「勘弁してくれよぉ」と思ってしまいます。

 モーニング娘。が好きなのですが、特にお気に入りは飯田圭織。なぜか。それは彼女の踊りが一際コミカルだからです。『LOVEマシーン』の時に、飯田が足を大胆に広げて踊る様子をテレビで見て以来、「足ガバさん」と名付けて、モー娘やタンポポが出てくるたびに「今日は足開かないねぇ」などと突っ込みを入れながら喜んで見ています。

 そんな娘の最近のお気に入り(?)は、小柳ゆき。『あなたのキスを数えましょう』『愛情』などで、日本人離れしたパワフルな歌声を聞かせてくれる小柳ゆきですが、娘が彼女につけたあだ名は、なんと「ばばあ」です。

 18才の小柳ゆきをつかまえて「ばばあ」とは、と思うものの、6才の娘から見れば自分の3倍も年上の彼女は確かに「ばばあ」なのでしょう。ただ、娘は単にそれだけで小柳ゆきを「ばばあ」と呼んでいるわけでもありません。なにせ、そういう言い方をすれば、娘から見れば芸能人はみな「じじい」と「ばばあ」ですからね。

 小柳ゆきは18才という年齢を感じさせない歌唱力と貫禄を備えています。彼女に関して篠原ともえが「大きくて黒くて怖い人かと思っていたら、ちっちゃくて白くて可愛い人だった」と言いましたが、まさに小柳ゆきの特性は、その「大きい」「黒い」「怖い」というイメージにあります。

 同じ年頃の宇多田ヒカルや倉木麻衣のような日本的で少女チックなR&Bではなく、もっとドスの利いた本当の黒人のようなソウルフルな印象を受けます。それが「大きさ」「黒さ」「怖さ」であり、娘の表現を借りれば「ばばあ」になるのです。

 小柳ゆきの歌がかかると「あ、またばばあだ」と娘は言います。6才の子どもの耳を即座に反応させる彼女の歌声は、まさに他の日本人歌手に比べて際立った存在感があるのでしょう。後はこういう上手い歌手が、意外とポピュラリティを獲得できない日本の市場で、今後どういう展開をしていくのか、というところが気になりますが。

 ま、小柳ゆきが売れようが売れまいがどっちでも良いんですけど、娘の口の悪さは何とかしたいと思っています。あまりにも「感じわるーい」って感じなので。

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