幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 6月20日 ● 政治家のストレス。

 竹下登元首相が亡くなりました。まだ76才。妖怪のように長生きするのが政治家だと思っていましたが、彼の場合、意外とあっさり逝ってしまったなぁ、というのが正直な感想です。そう言えば師匠の田中角栄も似たようなものでしたね。角さんのライバル福田赳夫が長生きしたことを考えると、竹下のライバル宮沢喜一も90才過ぎまでは生き延びそうな気もします。

 先日の小渕前首相もそうですが、田中-竹下-小渕という「気配り」路線の政治家は、ああ見えて実は結構ストレスがたまっているせいで早くに死んでしまうのかも知れませんね。なにせ3人とも常人では気が狂いそうなほどに細かな気配りをしまくっていたらしいですからね。それではいくら丈夫でもガタは早くきやすいと思います。

 反対に福田や宮沢のような経済通の理論派政治家は、金を集めたり人を束ねたりということは苦手ですが、それゆえに余計なストレスはためこまないのかも知れません。自分は学者のように大所高所からの意見を言っていれば、後の面倒なことは周りの人間がフォローしてくれるのですから、長生きもできるでしょう。最近ですと橋本龍太郎もこのタイプの政治家だと思います。

 それにしても竹下の死で、ますます自民党は混迷を深めそうです。総選挙で負けてポスト森を立てなければならなくなった時、一体誰がまとめ役をこなせるのでしょうか。後ろ盾を失った野中が力を失ってしまいますから、まさかゾンビ中曽根が、またぞろキングメーカーとして出てくるのではないでしょうね。

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