南北朝鮮統一に向けての歴史的会談が進む中、他にも大きなニュースが飛び込んできて、報道する側も順位付けが大変だろうと思います。三和・東海・あさひ銀行の持ち株会社構想が破綻し、三和と東海と東洋信託が合併、あさひも横浜・千葉と提携を進めるということになりました。これで銀行の再編も地銀を巻き込んだ第二章に入ったという印象です。

　普段ならぶっち切りのトップニュースである総選挙関連は、国際政治と経済のビッグニュースに押されてすっかり片隅に追いやられてしまいました。僕も一昨日書いたようにテレビにインタビューされて、ローカルニュースで流れたようなんですが、そんなこともすっかり過去の話のような気がするほど、選挙色が薄まってしまいました。もっとも、まだ選挙戦は始まったばかりですから、投票日が近づくにつれて、盛り上がってくることは間違いないと思いますが。

　宇都宮の宝石店強盗放火殺人事件も希にみる凶悪犯罪として、普段なら大きく取り上げられるところです。事件の凶悪さとスピーディな犯人逮捕によって、特に大きなニュースがない時なら、マスコミが徹底的に追いかけてセンセーショナルな報道合戦を繰り広げそうなところです。今回重大ニュースに挟まれてそれほど目立たないので、心ないレポーターによる執拗な取材が少しでも減って、遺族にとっては不幸中の幸いだったのかも知れません。

　ま、それにしてもやはり南北朝鮮が今後どうなるか、というのは気になるところです。政治、軍事、経済、文化、スポーツ。さまざまな分野で大きな影響が出ることは間違いありません。東西ドイツが統一された時のように簡単に朝鮮半島が統一に向けて動くとは限りませんが、いろいろな障害はあるにせよ、少しでも良い方向に進むことを願いたいと思います。

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