幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 6月12日 ● 最新型ファックス。

 我が家の古いファックス(と言ったって、まだ数年前のものですが)の調子が悪いので、とうとう新しい機種に買い替えました。最近の流行は普通紙ファックスだとは知っていましたが、最新の「おたっくす」は、なんとファックスの内容をメモリー受信して液晶画面で確認、必要な時だけプリントアウトすれば良いというすぐれものです。なにせファックスというのは間違いだろうがイタズラだろうが、こちらが紙代を負担しなければならない納得のいかない代物ですから、これは環境にも懐にも優しい画期的な新製品です。

 早速届いた箱を開梱し、本体を取り出します。明るいシルバーは、先日買い揃えたテレビやミニコンポと似た色調で、並べて置くとなかなか良い感じです。3インチの大型液晶はバックライト付きで読みやすいし、なによりもさすが松下という感じのユーザーフレンドリーな操作性。マニュアルを読み込まなくても大体セッティングから操作まで間違いなくできてしまいます。

 ただ、現在のところホームユースのファックスとしては最高機種だけに、その多機能ぶりを使いこなすには、やはりマニュアルを読み込まないと難しいようです。とりあえずは電話番号を適当に登録し、着信音もメロディにできるので切り替えましたが、それ以外はざっと読んだだけ。電話、ファックス以外にもコピーやスキャナの機能も充実していますし、e-mailの送受信までできるようですが、多分そこまで使いこなすことはないでしょう。

 正直言うと、これらの多機能、実はほとんど無意味かつ不要な機能なのです。上級機だからこそ、あれもこれも付いているのでしょうが、実際には画面でファックス内容を確認さえできれば、後はごくごくシンプルで構いません。その分、価格を1万円でも下げてくれた方がどれだけありがたいことか。まあ新機種にすぐ飛びつく僕のような美味しい客がいるのに、メーカーもそんな儲からない製品を出すはずもありませんけどね。

 もっとも僕も何でもかんでも飛びついて買っているわけではないですけどね。新しいものはすぐ買って楽しむか、とことん待って成熟したところで買うか、どちらかです。デジカメなんて、最初に飛びつき損なったお陰で、未だに購入に踏み切っていません。さすがに300万画素クラスが出揃った昨今、もう成熟近しかとは思っていますが、この夏はファックス買ってしまったし、早くても次の冬のボーナスまでは待ちですね。

 そうそう、古いファックスはどうしようか悩んでいます。ちょっとファックス受信の調子は悪いけど、送信する分には問題ないし、もちろん電話としては万全です。ゴミとして出すには惜しいのですが、かと言って誰も貰ってはくれないだろうしねぇ。家電製品を買い替えるたびに「もったいない」と思ってしまうのはつくづく貧乏性だと思いますが、ほんと、なにか良い手はないものでしょうかね。

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