幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 6月4日 ● 会社のテニス部との比較。

 昨日はM電機テニス部と我々のサークルの交流試合がありました。とても素直で気持ちの良い若者たちで、一緒にテニスをしていてもお茶を飲みながら話をしていても楽しかったのですが、活動の様子などいろいろ伺っていると、やはり会社のテニス部と、我々のようなプライベートな社会人サークルの違いをいろいろ感じました。

 僕も自分の会社のテニス部でも活動しているのでわかりますが、会社のテニス部というのは福利厚生の一部です。したがってコートがあって予算が貰えて基本的にタダ、もしくはごく安い参加費でテニスがたっぷり楽しめるようになっています。M電機さんでも、3面あるコートが土日の午後は使い放題ということですから、コート確保に四苦八苦している我々からみたら実に恵まれた環境です。

 反面、会社からお金を貰っている以上、制約も受けざるを得ません。コートは3面あるというものの、逆に僕たちのように4面とか5面とか確保してイベントを開くことはできません。なにより自社の人間以外をメンバーに加えることは原則として(例外はあるようですが)不可です。また実業団リーグを目指すような体育会系熱血派も、エクササイズのひとつとして楽しみのためにボールを打ちたいエンジョイ派も、社員である限り入会を拒否することはできません。M電機さんも3面しかコートがなくても80人の部員が在籍しているそうです。

 裏を返せば、我々のような社会人サークルの一番の良さは「縛られない」ことにあります。活動方針もメンバー募集も自分たちの意志で決めることができます。ガシガシとやるのもワイワイとやるのも自分たちで決めればいいし、メンバーが多すぎると思ったら募集は停止、平均年齢が上がったと思えば20代しか入れなければ良いし、可愛い女の子だけ入会を許可しても文句を言われる筋合いはありません。年齢も仕事もバラバラな人たちが混在する楽しさも社会人サークルの大きな魅力です。

 もちろん基本的には自分が楽しくテニスができれば、会社のテニス部だろうがプライベートな社会人サークルだろうが構いません。こうあらねばならない、ということではなく、いろいろな選択肢があって、そこから好きに選べれば良いと思います。僕としては自分のサークルがその選択肢の中のひとつとして機能していけば、それだけで少し何かの役に立てたかな、と思えるのです。

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