昨日小学1年の娘が泣きながら帰ってきたそうで、なんでも男の子と喧嘩して「グーで殴られて口から血が出た」とか。確かに見れば下唇がちょっとだけ切れています。もっとも我が家では、だからと言ってこのタフな娘がただ泣かされて帰ってきたとは誰も信じていません。
「で、あんたはなにしたの?」と聞いたら「蹴りを2発入れた」だそうです。そんなところでしょう。娘はクラスで一、二を競う巨漢ですが、相手の男の子はそれ以上に大きい子だそうで、さすがの娘も偶然入った相手のパンチにちょっとひるんだようです。
「今度は負けないようにね。鼻を殴ると鼻血が出るから、向こうが泣くよ。それに男の子が女の子を殴ると問題になるけど、反対は大丈夫だから」なんて教えてやる僕も僕ですが。もっとも我が家では娘が流血して帰ってきたのに、それを全然問題にしていませんから、実は話が矛盾しているんですけどね。
娘は「お兄ちゃんに頼んでやっつけてやる」と言うので、「それはやめておきな。相手がもっと上のお兄ちゃんが出てくるかも知れないし」「あ、あの子の家は2人お兄ちゃんがいる」「だめじゃん」「うん」。
頼もしい娘と違ってうちの5年生の息子は喧嘩などからっきしダメな意気地のないタイプです。下手に抗争を拡大したらかえって自分が不利になりそうなことは、娘もおぼろげながら理解したようです。文字通り、小学1年生にもわかる理屈ですからね。
ところがそんなこともわからないバカな子どもはどこにでもいるもので、今日のニュースによると、18才の会社員が、中学生を鉄棒で殴って傷害罪で逮捕されたとのこと。なんでもこの会社員の妹(14才)が繰り返しいじめられており、先日も自転車のブレーキを効かなくさせられて怪我をしたとか。それを知った兄が報復のために中学校に殴り込んだらしいのです。
うーん、正しいじゃん、お兄ちゃん。妹がいじめられたら兄が守る。それは人として当然のことでしょう。森首相お薦めの教育勅語にだって書いてありそうです。どうしてこのお兄ちゃんが逮捕されなきゃならないのか、悪いのは女の子を集団でいじめていた中学生たちの方でしょうが。
人をいじめちゃいけないし、間違ってそういうことをすると、結局自分の身に返ってくる、ということを、彼らにきっちり教えたお兄ちゃんに拍手ものですよ。そもそも怖いお兄ちゃんがいることくらいちゃんと調べてからやれよ、なんて、被害者の少年達のバカさ加減に呆れます。
で、我が家の傷害事件ですが、翌朝加害者(?)の少年のお母さんから慌ててお詫びの電話がありました。本人はなにも言わなかったそうですが、周りにいた女の子が母親に話して、それが伝わっていったようです(本当に女の子は小さい頃からお喋りですね)。
もちろん、こちらはどうせ娘も悪いに決まっていると思っているので、全然問題にしていないのですが、向こうのお母さんにしたら女の子の顔をグーで殴って血を出させた、と聞いてかなり心臓に悪い思いをしたことでしょう。その1年坊主は家に帰ってきたところで母親に相当きっちり絞られることでしょうね。本人はきっと覚えてもいないことかも知れないのに。
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