「web日記公開レター説」というのがあります。すいません、嘘です。今、僕が作りました。そんな説を唱えている人がすでにいたら、自分が考えたように言ったことを、これまた謝らなければならないので、普通に言うと、つまり僕にとって世に言うweb日記であるこの「コーカイ日誌」は、実は特定少数への公開レターなのだということです。広告代理店風に言うと、コアターゲットは友人知人、サブターゲットがそれ以外の不特定多数の人たちということになります。
もちろん全てのweb日記がお手紙である、と言っているわけではありません。自分の考えをまとめるために書いている人もいれば、出会いのためのツールとして考えている人、単なる行動記録の人もいれば、世の中へのアジテーションである人もいるでしょう。何にも考えてないよ、という人だってもちろんいることでしょう。
web日記の目的は人それぞれで全然構わないのですが、僕の場合は、これを読んでくれているであろう多くの友人知人へ、日頃のご無沙汰、もしくは顔を合わせていても突っ込んだ話をしていないことへの埋め合わせを兼ねた公開レターであると考えているということです。
いや、見ず知らずの読者を切り捨てているわけでは全然ないですけどね。全く知らない人なのに、こんな駄文を読んでくださるというのは大変ありがたいことなのですが、見ず知らずの人のために文章を書くのは、なんか手ごたえがないというか、取っ掛かりがないんですよ。想定する読者がいてこそ文章に血も流れるというべきかな。本職の方でも、やっぱりターゲットをしっかり意識して書いていますから。
文体があくまでも「ですます」調なのも、手紙だと考えているからですし、内容も公開している以上なるべく一般性を考慮してはいますが、内輪受けの部分も結構含んでいます。時にはある特定個人の顔を思い浮かべ、その人だけわかってくれればいいや、と考えながら書いている時もあります。
もちろん本当に個人的な話はメールでやり取りすれば良いので、あくまでも公開して面白そうな、もしくはある程度広がりを期待しているような内容がネタになってはいるんですけどね。
でもこの「コーカイ日誌」のお陰で、今までだったら疎遠なままだった人たちから随分と連絡を貰いました。こちらは向こうの様子がわかりませんが、向こうは僕が最近何をしてどんなことを思っているのか、結構理解できるので連絡も取りやすいのでしょう。
本当は友人がみんなweb日記を書いてくれたら、もっと楽しいコミュニケーションができると思うんですけど、こればっかりは好き嫌いと向き不向きがありますからねぇ。高校の同級生だったM田とか、大学時代の友人Y子さんとか、会社の先輩Y田さんとか、テニス仲間のM宮さんとか、読んでいるばかりではなくてひとつ書いてみてはどうですか?
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