幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 5月18日 ● グランパスvsレイソル。

 瑞穂で行われたグランパスエイトvsレイソル戦を見てきました。今シーズン初めてのJリーグ観戦。チケットを予約した時点では、当然優勝争いをするグランパスの華麗なサッカーを見たいと期待していたのですが、なにせ開幕からずっと下位に沈みっぱなしですから、もう見る前からなんのためにチケットを取ったんだか、という感じです。

 試合が始まってもグランパスイレブンは全然ピリッとしたところがありません。特に攻撃陣。ピクシーは相変わらず気まぐれですし、久しぶりに先発出場した平野はドリブルすれば止められ、センタリングを上げれば全然味方のいないところに蹴っているし、岡山は絶好のシュートチャンスに空振りするし、呂比須に至ってはシュートチャンスさえありません。山口は開始早々に交代するし、後半にはピクシーがレッドカードで退場するしで、本当に良いところは全くなし。課題と言われる集中力の欠如と決定力不足は全然改善されていませんでした。

 対してレイソルは生きの良い若手が溌剌としたプレーを見せていました。もう優勝の望みはなくなったのですが、西野監督が代表監督の話を断ると言ったせいか、選手達はもうもやもやを吹っ切っていたようです。

 特に目立っていたのが、MF大野とFW北島の22才コンビ。とにかく体に切れがあります。ここぞという場面ではグランパスの緩慢な守備を軽々と振り切って一気にゴール前までボールを運んでいく様子は、見ていて本当に惚れ惚れするほど。彼らにつられるように渡辺、加藤、平山、明神らも生き生きと動いていて、レイソルは若々しさが溢れる良いチームになったなぁ、と思いました。

 これだけ若い選手が育ってきていると、西野監督もそうそう簡単にこのチームを離れたくはないことでしょう。きちんと筋を通して代表監督へ、ということならともかく、ベンゲルの穴埋めもしくはつなぎという役目では、さすがにカチンとくると思います。

 それにしてもグランパスにも、あれほど生きの良い若手がいれば未来は明るいんですが、現状ではピクシーや呂比須、山口といったベテランが抜けたら後はどうするんだろうと不安になるばかりです。すでにトーレスの大きな穴がぽっかりと空いたままなわけですしね。



とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記猿人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記猿人に登録してみる

前日翌日最新今月