幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 5月15日 ● 田村亮子の出演料。

 一般に有名スポーツ選手が広告出演契約をすると、年間契約料が1000万円〜3000万円くらいします(超有名選手ならさらに跳ね上がるでしょうが)。アマチュア選手の場合は、以前は広告出演そのものがアマ規定に触れるのでできませんでしたが、徐々に規制が緩和されて、最近ではかなり自由に出演できるようになってきました。もっともその場合、契約料や出演料はストレートにその選手の懐に入るということでもないと思いますが、なんらかのカタチで選手に還元はされているはずです。

 そこで最近目立つのがトヨタ「イプサム」の広告に出演しているヤワラちゃんこと田村亮子です。広告キャラクターとして考えたら、彼女はプロアマを含めて女性スポーツ選手では日本のトップクラスです。有森裕子、千葉すず、上村愛子より美人度では落ちますが、好感度と知名度では多分上回っていることでしょう。対抗できるのは伊達公子くらいでしょうか。しかも田村亮子はシドニー五輪でも金メダルを十分に狙える現役トップアスリートです。

 で、その田村がキャラクターを生かして剽軽な演技を見せるイプサムの広告ですが、実は彼女がトヨタの広告キャラクターに出演するのは不思議でもなんでもありません。なにせ田村亮子はトヨタの社員ですから。日産やホンダの広告に出るのならともかく、自社の広告に出演するというのは、社長が自ら出演しているよくあるローカル広告と同じようなものだとも言えます。

 しかし、だとしたら彼女は業務の一環で広告出演をしたということでしょうか?莫大になるはずの契約料・出演料はナシで、いつもの給料を貰うだけ?うーん、それはかなり田村にとっては損な話です。トヨタにしてみれば安い給料で広告キャラクターが自由に使えるなら、女子アナをタレント代わりに使って儲けるテレビ局と同じで美味しい話です。

 それとも田村が帝京大学を卒業して就職先を選ぶときに、すでに何らかの広告出演についての契約が結ばれていたということも考えられます。なにせ敢えて女子柔道部のないトヨタを選び、練習は帝京大学に通っているらしいですし、仕事はほとんど免除されているらしいですから、田村はトヨタに就職したというより契約したという感じです。当然広告についても何らかの取り決めがあるということは十分に考えられます。

 いずれにせよ、そろそろテコ入れが必要な感じのイプサムのキャラクターとしてはかなり強烈な印象を残しているのですから、田村の起用は成功でしょう。これでシドニー五輪で田村が悲願の金メダルを獲得したらさらにキャラクター効果は上がりますからトヨタは万々歳ですね。他の企業も有力アスリートの社員採用を考えているかも。高校、大学の有名選手を争って社員にしたりして。となると、青田刈りも考えられます。卓球の天才少女福原愛ちゃんに今からツバをつけておくのもいいかもね。


ぴったんこさんにネタにしていただいた上に、プロフィールを訂正していないということを指摘されてしまったので、慌てて直しました。はい、もう今年で39才になりました。不惑にリーチかかっています。合コンミックスなんてやって遊んでいる場合じゃないかも。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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