幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 5月6日 ● やっぱり野球は外でやろうよ。

 快晴のゴールデンウィーク。暖かくて爽やかで絶好のスポーツ日和だと言うのに、家でゴロゴロしていると、なんだかストレスが溜まってきそうです。「テニスがしたい!」と思っても、相手とコートと家庭の事情が許さないと、そう毎日毎日コートでボールを追いかけているわけにもいきません。僕のようにゴールデンウィーク期間中、どこにも出かけずに3日もテニスできるだけでも、家庭持ちとしては恵まれている方なのかも知れません。

 普通の家庭人が、そうそうスポーツにうつつを抜かしているわけにもいかない事情はおいといて、プロスポーツマンの人々だって、やはりこれだけ陽気が良いと、アウトドアで思いっきりプレイをしてみたいと思うのではないでしょうか?特に野球というスポーツは、元来気持ちよく晴れ上がった青空の下で楽しむものだと思います。

 ところが、せっかくのゴールデンウィークだと言うのに、東京ドームやナゴヤドームではナイトゲームで試合が行われていました。夕食をとりながらテレビ観戦していると、普段とあまりにも変わりがありません。桜も咲いていない開幕時も、雨がしとしと降る梅雨時も、秋風が吹く終盤でも、ドーム球場で行われている試合は、いつも同じ光景です。そこには季節感のかけらもありません。

 反面、他球場のデーゲームの様子を見ると、こちらはいかにも初夏らしい爽やかさが伝わってきます。青空に消える飛球も、観客席を渡る風も、いかにも5月。ああ、野球って良いな、久しぶりに自分もバットを振ってみたいな、と思わせるのどかさがありました。

 アメリカではドーム球場が次々と姿を消しています。また人工芝の球場もなくなって、全て天然芝に戻ったとか。原点に返ることが、観客にも選手にも歓迎されているのです。今からすぐに日本でもドーム球場をなくせとは言いませんが、天然芝と休日のデーゲームくらいは復活させて欲しいものです。子どもの野球離れを引き止めたいのなら、野球は明るい太陽の下、柔らかな天然芝の上でやる気持ちよいスポーツだ、ということくらいはせめてアピールしないと。今のドーム球場のナイトゲームというのは、あまりにも人工的で薄暗い大人の世界というイメージがしてなりません。


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