幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 4月7日 ● 入学式いろいろ。

 娘の入学式に行ってきました。会社休んで。休めるほど本当は暇じゃなかったんだけど、上の息子の時にも行っているし、娘だけ行かないというわけにもいかないのが辛いところ。まあ学校って幼稚園に比べれば、父親が出ていく機会はよほど少ないので、入学式くらいは行っておかないと娘の担任の先生の顔も見られないですからね。

 まだ桜もちらほら咲き始めたばかりで、折角の校庭の桜も見せ場作れずという感じ。式自体は我慢の効かない1年生のためにあっという間に終わってしまいましたが、興味深かったのは先生たちがみんなきちんと君が代を歌っていたこと。3人ほど口を結んでいた先生もいましたが、なんの屈託もなく大口開けて君が代を歌っている若い先生を見ていると、日教組のパワーもすっかり落ちたんだろうなぁと思います。挙げ句に文教族のドン森喜朗が首相になってしまったわけですから、ますます教育現場の保守化は進むことでしょう。

 それはともかく新1年生は81人。40人を超えるクラスは作ってはいけないわけですから、ギリギリで3クラスになりました。1クラス27人という少人数学級になったわけです。以前から書いているように、いろいろ教育改革のための施策はあるでしょうが、とりあえず手軽にできることは1クラスの人数を減らすことだと思います。1学年が80人だったら40人のクラスになっていたわけですから、期せずして娘のクラスは人数的には理想的な環境を与えられたわけで、ホッと胸をなで下ろしました。

 それにしても入学式から教室に入ってからの挨拶、学級写真の撮影などにずっと付き合ったのですが、4年前の息子の入学式はもちろん、30年以上前の僕自身の入学式風景とも大差ないのは、ある意味驚くべきことではないかと思います。企業では3年前と今とではすでに随分ビジネス環境が変わってきていると思います。まして30年前とでは、全然仕事のやり方も意識も使っている機器も大きく変化しているはずです。

 ところが学校というところは見た目には何も変わっていません。変わっていないことが良いのか悪いのかは一概には言えませんが、親にしてみればある意味自分が通ってきた道を子どもも通るのかと思うと安心感はありますね。文化の継承と言う意味でも、学校の変化というのは、ゆっくりと着実に社会に少し遅れながらというくらいでちょうどいいのかも知れません。

 
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