幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 3月4日 ● ドーラビーラ遺跡の夢。

 インドでインダス文明の街「ドーラビーラ遺跡」が発掘されました。紀元前3000年から同1500年までの都市構造がほぼ完全に残っているということで、まさに「世界最古の街」というロマンが香るニュースです。

 これまでインダス文明の遺跡と言えば、モヘンジョダロとハラッパが有名でした。歴史の教科書にも必ず載っているこの2大都市遺跡に比べても、ドーラビーラはその規模や年代は匹敵し、保存状態の良さでは上回ると見られているだけに、すでに世界遺産級という評価をされているようです。

 ドーラビーラは復元予想図を見ても、実に立派な都市構造を持っています。城塞があり競技場があり住宅街があります。メソポタミア文明からの交易船が来てバザールが開かれたのでは、という推測まで紹介されていましたが、5000年前にそれだけの華やかな都市文明が咲き誇っていたとは驚きです。そう、ドーラビーラ遺跡を見て我々がロマンを掻き立てられるのは、それが村落や集落ではなく「街」だからです。

 5000年前の街には、やはりカフェがあって人々は集い語り騒いだのでしょうか。我々が往来を眺めながら親しい人と楽しい時を過ごすように、当時の人も街の楽しさを満喫していたのでしょうか。江戸っ子やパリジャンのように、5000年前にもやはり「都会人の粋」を意識した都市文化があったのでは、と想像すると、人間って変わっていないなぁ、なんて、ちょっと楽しくなりますね。

 
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