もうすぐ3月だというのに寒い日が続きます。12月の名古屋はもう冬が来ないのかと思うほど暖かい日が続いて、テニスしていても春のように気持ちよかったのですが、特に2月になってからはスキー場か冷蔵庫の中でテニスしているような感じです。

　テニスはラグビーやサッカーと違ってデリケートなスポーツですから、雨はもちろん風にも弱い（まるで消える魔球のようですね）のですが、雪の中であればしばらくはできます。もちろん積もってしまうまでもなくコートがすっかり濡れてきてしまうとダメなのですが、それまでは根性出して雪の中テニスをするのも乙なものです。

　雪を頭に乗せながらサーブを打ちボレーを拾いロブを追います。こんな天気なのに、僕たちは一体なにをしているんだろうという思いが頭をよぎりますが、冷たい雪を頬に感じていると、意外と「ま、いいや」と思えてくるから不思議なものです。

　まあそのうちにコートもボールもすっかり濡れてしまいプレイ不可能となってしまうんですが、それまでの30分か1時間、別世界の中でテニスしているようで、結構こんなのも嫌いじゃないですね。なにせこんなことは年に1回あるかないかの出来事ですから、楽しまなきゃ損です。雪が降って喜ぶなんて子どもか犬のようですけど。テニスしている時は結構犬子どもに近い状態になっているのかも知れません。

　

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