幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 2月17日 ● 12年振りの大雪。

 東海地方では1988年以来の大雪となった昨日、会社の中から見る外の景色はまるでロシアにいるようでした。台風の時もそうですが、こういう非日常的出来事が起こると人はなぜか妙に興奮するようで、みんな仕事どころではないという感じで雪の話ばかりして喜んでいるのは不思議です。

 とは言え僕は不幸なことに、昨日に限ってクライアントに行く予定が3件も入っていて、ほとんど1日中外出。なんでこんな日に、とボヤキながら大雪の中を駆けずり回らなければなりませんでした。しかも3件目に行く時には、前の打ち合わせが大幅に延びたせいで1時間近く遅刻してしまいました。もっとも「いやぁこの雪のせいで」と雪に責任を押しつけられるのは便利でしたが。

 ところで名古屋市内を駆けずり回っている時に、同じ市内と言っても雪の降り方にかなり差があるのに気づきました。会社がある栄のあたりは前述のようにロシアかと見紛うほどの大雪。積雪は軽く15cmを越えていました。ところが南に向かってタクシーを走らせると、どんどん雪の量が少なくなるのです。

 栄から5kmほど南へ下った熱田神宮のあたりは、雪は積もっているものの5cmくらいかなという程度。さらにそこから5kmほど南へ下った柴田という名古屋市の南端まで行ったら、雪はちらついてこそいますが、全く積もっていませんでした。柴田から戻ってくる時は、逆にまるで雪国へ向かっているような錯覚に陥るほど景観が変わりました。柴田よりもっと南の知多半島へ行った人の話では、雪は全く降っていなかったとか。

 これは名古屋に大雪と言っても、ぶ厚い雪雲に一面覆われてしまう北陸地方と違って、所詮は関ヶ原方面から流れてきた雪雲が降らせるだけ。雲の端っこである南の方には大して雪も降らないのでしょう。鉄道も南の方は結構普通に走っていたのに北はダイヤが乱れてかなりの混乱だったようですから。

 ところでロシアと化した栄へ戻ってきて見たものは、この大雪の中、ミニスカートに厚底ブーツで歩くコギャルの姿。ヒールを履いているOLですら「危ないな」と思っていたのに、厚底に至ってはもはや蛮勇というべきものでしょう。転んで怪我するのは本人ですから好きにしてくれて結構なんですけど。
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