幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 2月10日 ● ランドセルの色。

 この春から娘も小学校に上がります。まだ入学準備は全然進んでいないのですが、とりあえずランドセルを三越で買ってきました。体がでかい(体重がすでに27kgもあります)ので、試しにランドセルを背負ってみても全然違和感がありません。違和感がないということは、言い換えれば小さな体で大きなランドセルを背負ってヨロヨロ歩く、というピッカピカの1年生ならでのは光景が見られないわけで、可愛げもないということです。息子の時はそれなりに1年生気分を味わえたものですが、そういう意味では娘は新鮮さもないし、あまり楽しくなさそうです。

 ところでランドセルと言えば、僕たちの時代は男の子は黒、女の子は赤というのが定番でした。と言うか、他の色なんて見たこともありませんでした。しかし、バブル期に一気に個性的なランドセルが登場。色もとりどりならカタチもお洒落になり、リセバッグのようなタイプも現れました。息子が小学校に上がった4年前も、デパートのランドセル売場に行くとカラフルなランドセルがズラッと並んでいたものでした。息子は幼い頃からグリーン好きで、サッカーもユニフォームの色だけでヴェルディ川崎を応援していたくらいですから、当然ランドセルもグリーンを選択。深いブリティッシュグリーンに近い色のランドセルを今も愛用しています。

 で、お兄ちゃんが自分の好きなグリーンのランドセルを背負っているのなら、当然妹も自己主張をします。彼女が欲しいと言ったのは「水色かオレンジ」。水色なんて女の子らしくないとは思いますが、本人が好きなら仕方ありません。あちらこちらとランドセルを探して歩きますが、なんと数年前に比べてカラーのバリエーションが全然ありません。ほとんど黒と赤。たまにちょっとピンクがかった薄い赤があるくらいです。

 売場で聞いたところ、カラフルなランドセルを作ってはみたものの、売れ行きは芳しくなく、結局1回作ったら在庫がなくなるまで売ってお終いにしているとか。まあ確かにグリーンのランドセルを背負って歩いている小学生は、うちの息子以外見たことがありませんからねぇ。そんなマニアのためにまで品揃えをきちんとしておくことなど不景気の折りできないのでしょう。

 と言うことで、水色のランドセルはどこにも見つかりません。辛うじてもっと濃いスカイブルーのランドセルはあったのですが、娘は「違う」と言うし親の目から見てもあまり魅力的ではなかったのでパス。第2希望のオレンジのランドセルを探すことにしました。

 ところがこれもまた普通のランドセル売場にはありません。ようやくミキハウスでオレンジというよりは薄いブラウンのランドセルを発見、本人に見せたところ「これで良い」ということだったので購入することができました。

 しかも、これもあまり数が出ないのでしょう、ちょっと色の褪せた店頭展示品しか在庫がなかったので2割引にしてくれました。どうせランドセルなんてすぐにくたびれてくるんだから2割引はラッキーです。なにせ探し回ってようやく見つけたブランド品(?)だけに、定価で買うと滅茶苦茶高いのです。安売りしているクラリーノのランドセルの何倍もするのですから。

 もっとも多分ジジババがお祝いでランドセル代くらいは出してくれるだろうという姑息な計算もあって、娘の言いなりになっていたというのもありますけどね。全く自腹だったら、つべこべ言わずに安い赤のランドセルにしろ、という決裁がとっくにおりていたことでしょう。

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