幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 2月5日 ● 朝令暮改の組織が勝つ。

 去年の7月に僕の職場はガラガラと大きな組織変更をしました。お陰で僕は「また電話番号が変わりました」って、あちらこちらに知らせなければなりませんでした。なにせこれまでも年に1回くらいの割合で席替えとかさせられるのでいい加減に辟易していましたから、さすがにこれでしばらくは変わらないで済むかな、と思っていたらこれが甘かった。またも大きな組織変更が発表されてしまったのです。僕の席は半年前の部へ逆戻り。鳴り物入りで始まったセクションは、わずか半年で解体の憂き目にあいました。

 実名日記ゆえ、残念ながらこれ以上具体的なことは書けませんが、うちの会社は昔から本当に組織をいじるのが大好きです。入社以来何回も大がかりな組織改革を行ってはコロッと1年や2年でひっくり返されてきました。まさに朝令暮改のそしりを免れないようなことを平気で繰り返し、そのたびごとに下っぱは振り回されます。経費もかかるし、仕事も一時的にストップしますから、その損失をきちんと計算したらどれほどになることかと思います。

 ただ朝令暮改は良くないとは言え、常により良い組織を目指して柔軟に変わっていけるという体質は、これからの激烈な競争時代に向かっていくには決して悪いことではないとも感じています。世の中の変革のスピードがどんどん速くなっているだけに、硬直化した官僚的組織こそが最大のビジネスの障害になることは明らかです。例え朝令暮改と言われようと「過ちを改めるに憚る事なかれ」というスタイルの方が生き残るには強いのです。

 もっともトップダウンで迅速な組織変革をしても、下が同じような意識を持ってついてこないとだめですけどね。単に変革の意図を伝えるだけではなく、それに伴ってモチベーションを上げるような組織変革をしていかないと、結局「仏作って魂入れず」ということにしかなりません。そしてそのモチベーションを上げるきっかけが人それぞれ違っているから難しいんですよね。金で動く人、地位で動く人、やり甲斐で動く人。ま、僕の場合は時間にゆとりさえあればテニスもできるし「コーカイ日誌」も書けるのですから、暇にしてくれるのが一番なんですけどね。もっともそれではリストラされてしまうか、うーん、やばいなぁ。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記猿人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。


この日記をマイ日記猿人に登録してみる

前日翌日最新今月