幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 2月2日 ● 運転免許更新の意味。

 誕生日が近づいてきたので、運転免許の更新に行ってきました。3年に1回(なかなかゴールドには昇格できません)まるで2900円のお布施を払うためだけに出かけているようなこの手続き。平日ゆえ時間にすればわずか1時間程度のことなんですが、果たしてどんな意味があって行っている儀式なのか毎回疑問に感じてしまいます。

 1時間程度で済むのは、この更新手続きがそれだけ流れ作業でスムーズに行われている証明でもあります。名古屋市内に住んでいる場合、ほとんどの人が平針の運転免許試験場で更新手続きをすると思うのですが、ここでは次々と言われるままに窓口を回っていると、いつの間にか新しい免許証が貰えるようなシステムが出来上がっています。頭を空っぽにしていても何の問題もありません。それだけに単なる儀式にしても、無意味さが際立つのです。

 一応建前上、講習などもありますが、どう見ても免許証が出来上がるまでの時間つぶしにしか過ぎません。タイミングが良ければ講習を10分程度聞いた段階で免許証が貰えてしまうからです。こんなことに膨大なエネルギーを投下している意味が全くわかりません。儲かっているのは警察と、証明写真を撮っている写真屋と、誰も読まない立派な交通安全の読本を作っている印刷屋だけです。

 運転技術など運転している限り年々慣れて向上していくものです。事故や違反を繰り返す起こすような不良ドライバーに対してのみ何らかの対策を施せばいいのであって、軽微な違反を犯すくらいの一般の善良なドライバーまで3年に1回の参勤交代をさせる必要は全くありません。ずっと同じ写真では本人の証明できなくて困るということなら、10年に1回でも十分じゃないでしょうか。

 免許の更新手続きが必要なのは年齢とともに判断力や反射神経が衰えていく高齢者です。こればかりはいくら本人が元気だ、大丈夫だと言い張っても実際に適性をチェックした方がいいでしょう。事故や違反の多いドライバーなら50才から、優良ドライバーなら60才から2〜3年に1回程度の更新テストを受けさせると良いと思います。特に70才を過ぎたら毎年でもチェックして、衰えが急な場合は免許を取り消すくらいのことが必要だと思います。

 現行は75才以上は高齢者用の講習を受けないと免許の更新ができないそうですが、この年齢を60才まで引き下げて、その代わりに59才以下は免許更新なしにして欲しいものです。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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