幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 1月19日 ● ディンゴは本当に必要か。

 ドラゴンズの新外国人ディンゴ。バリバリの現役大リーガー、しかもまだ30才。本当ならとても日本でプレーするような選手ではないのですが、彼はオーストラリア人。シドニー五輪に出場したいために、それを認めてくれたドラゴンズに今季限り(だろうなぁ)在籍しようということのようです。

 その上、ディンゴはドラゴンズに年俸2億1千万円以外に、1億円のオーストラリア野球への協力金と、カールソンとかいう3Aの投手の入団も認めさせました。このカールソンはディンゴの推薦ということですが、野球よりもドラゴンズでの話し相手ということでしょうかね。

 これだけディンゴのためにいろいろ気を遣ってやっても、結局オリンピックのために優勝争いしている9月に1ヶ月間いなくなってしまうわけです。額面以上に彼が活躍して、ぶっち切りで首位を走っていない限り、これは相当の痛手になることは間違いありません。

 そもそもオリンピックへの球界の取り組み方がバラバラなのもおかしいと思います。パ・リーグは堤オーナーの強い意向で、松坂を旗手にしたいがためだけに、全球団からまた適当に選手を送ることになったようですが、セ・リーグはナベツネの意見に振り回されて、オリンピックに協力する気がありません。そんな中、ドラゴンズだけが主砲をオリンピックに出すのはいかにも不均等。その上、ディンゴがOKならオレだって、と李が言い出したらどうするのでしょう?多分福留も出たいって言い出しそうだしね。

 宣とサムソンが抜けた上にこれでは、今年のドラゴンズは補強大失敗、苦戦間違いなしだと思います。まあ長島監督が今年も続投したことが唯一の希望かな。

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