幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 1月17日 ● クルマ雑誌が楽しめない。

 昨日も書いたように、クルマを買い替えようかと検討しています。となると、とりあえず性格的にクルマ雑誌をいろいろ読み漁って情報を得ようとするわけですが、なにせ6年ぶりのことなので、すっかりクルマ雑誌界も様変わりしてしまったようで、なかなか内容にのめり込むことができません。

 昔からある老舗雑誌『カーグラフィックス』『モーターマガジン』『ル・ボラン』『NAVI』『ドライバー』『カー&ドライバー』『ベストカー』『月刊自家用車』『ホリデーオート』などを本屋の雑誌棚から次々と手にとって見てみるのですが、特に日本車で取り上げられているクルマにあまり興味が沸きません。

 クルマの流行が、ワゴン&4駆ブームから始まってワンボックスやミニヴァンへと、どんどん変わっているのは知っていましたが、改めて雑誌で確かめてみると、本当に似たようなバカでかい商用車まがいのクルマがたくさんあります。昔ならマネキンか鉄パイプでも載せて運んでいたようなタイプのクルマが、今やすっかり一家に一台のファーストカーへと出世しているわけで、道理で街を走っていても、前が見にくい背の高いクルマばかりいるわけです。

 もちろんメーカーも売れるクルマに力を入れていることでしょうから、売れないセダンやクーペには、なかなか魅力的なクルマがありません。いかにも手を抜いて作っているだろうというようなクルマばかりです。最近では「セダンの復権」なんて言われていて、ちょっと面白いクルマも出てきてはいるのですが、どうもまだかけ声ばかりが勇ましいという印象です。クルマというのは開発から発売まで最低4年くらいはかかるそうですから、本格的に国産セダンが良くなってくるのは、もう少し先のことなのでしょう。

 日本車で唯一世界に誇れるのは、やはり環境を意識したプリウスやインサイトのようなクルマ。特にトヨタがプリウスをこれだけ早い時期にこれだけ安い価格で作ったというのは素晴らしいことです。ただ、もっと矢継ぎ早にその後の展開をしていくのかと思っていましたが、意外とゆっくりしているのは残念ですけどね。まあまだまだメシの種にはならないということなのでしょう。

 魅力的な国産セダンがもっと増えるまでは、外国車のページをめくっているか、それとも僕らが青春時代に熱くクルマ談義を語った70年代〜80年代の古い日本車の特集を見るしか楽しみがないですね。僕が学生時代に中古で買った最初のクルマはサニーエクセレント、次に買ったのがセリカXX(初代)。どちらも今雑誌で見てもなかなか官能的です。大金持ちだったら、もう一度同じ青春時代のクルマを買い直して時々ハンドルを握ってみたいものです。

とりあえず、読むたびに(1日1回)


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