幹事クリタのコーカイ日誌2000

 
 1月15日 ● 「ですます」調を選ぶ理由。

 この「コーカイ日誌」では一貫して僕は「ですます」調で書いています。3年半前に書き始めた時に、どちらにしようか悩みましたが、結局いろいろ考えてこちらに落ち着きました。

 web日記はラジオのパーソナリティ説なんて話がありましたが、ラジオというのはテレビに比べてはるかにパーソナルなメディアです。テレビはいかにも一般大衆に向けて発信しているという印象ですが、ラジオはマスメディアでありながら、ラジオの前にいるリスナーひとりひとりに語りかけてくるような錯覚を生むメディアです。このパーソナル性こそラジオの特徴でありパーソナリティに対して強い親近感を持つコアなファンを生む源泉となっています。

 で、僕はweb日記にもラジオと同じようなパーソナルさを強く感じます。新聞はもちろん雑誌だって所詮はマスメディアという感じしかしませんが、インターネット、特にこのweb日記というやつは、基本的に不特定多数に向かって発信されているはずなのに、なぜか自分だけに語りかけてくるような親近感を覚えます。

 もちろんこれは人によって感じ方に差があるとは思います。書き手も読み手も、もっとマスメディア的に捉えている場合もあるかも知れません。ただ僕は、このweb日記のパーソナル性を特徴として考えて、なるべく読み手の顔を思い浮かべながらメールを書くような気持ちで書いています。

 何かを筋道立てて論じようとするならば「〜だ」「〜である」と書く方が文章にスピード感と切れが出て書きやすいのですが、逆に読み手に向かって個人的な思いを込めて書く時は、やはり柔らかい「〜です」「〜ます」と書くほうが書きやすいですね。

 ま、これもあくまでも僕の感じ方であって、人によっては「ですます」でなくても思いを込めてエモーショナルな文章を書けるということもあるでしょう。そのあたりを観察しながら他のweb日記を読むのもまた一興です。

 

とりあえず、読むたびに(1日1回)


を押してください。 日記猿人という人気ランキングに投票されます。
初めての方は、初回のみ投票者登録画面に飛びます。
結構更新の励みにしていますので、押していってくださると嬉しいです。



前日翌日最新今月