LIVE AT THE TOP (ATLANTIC)

JUNIOR MANCE (1968/9/6,27,28)

LIVE AT THE TOP


【パーソネル】

JUNIOR MANCE (p) WILBUR LITTLE (b) RUDY COLLINS (ds)
DAVID "FATHEAD" NEWMAN (ts,fl) <#3,4>
【収録曲】

(01-02) BEFORE THIS TIME ANOTHER YEAR / I WISH I KNEW HOW IT WOULD FEEL TO BE FREE
(03-04) THAT'S ALL / TURNING POINT
【解説】 ( 2013年02月11日更新 / 連載 1,065回 )

 衝動買いしてしまったタブレットパソコンが届きました。 ついでに、彰晃買いしてしまったショーコー本も届きました。 『麻原彰晃、戦慄の予言〜日出ずる国、災い近し』 というヤツです。 ペラい本なのかと思ったら359ページくらいあって、中身はともかくとして、結構なボリューム感。 これで 1円 (←ただし送料は250円) なら、結構お値打ちかもー?  少なくともカップラーメンを作る際のフタの重石としては使えそうなんですが、問題はタブレットのほうでありましな。 買っちゃったんですよね、 TW217A5 。 値段の安さに思わず釣られてしまったんですが、見る人が見れば 「やっちまったな感」 が半端ない、地雷機種であるに違いありません。 そもそも、どんな衝動に駆られてしまったのかというと、 前回 紹介した、完成写真を完成させる為のお絵描きアプリ。 ベジェ曲線のおかげで、それなりには使いやすかったりするですが、マウスで自由曲線を引こうとすると、必ず途中でビビっとなってしまうところがネックだったりします。 タッチパネル式のタブレットなら、自由自在に自由曲線を引きまくれるんじゃね? そう思ってしまったのが運の尽きでありました。 androidのアプリで似たようなのがあればスマホで何とかなるんですが、3分ほど探してみたものの僕の要求を満たすのを探すことが出来ず、こうなったらやっぱり、Windows搭載機じゃね? そう考えてしまったんですよね。 Windows 8 のやつは高かったので、お値打ち価格のコイツを思わずポチってしまったんですが、ポチってしまってから、しまった! …と、めっちゃ後悔しました。 価格.com のレビュー を見たら、めっちゃ評判悪いやん! 上の3つくらいは、ま、それなりだったりするんですが、その下に 「電源ケーブルが最悪」 というのと 「最悪です」 というのがあって、うーん…。 あ、でも、その下には 「用途が合えば最高」 というのと「とっても気に入りました!」というのがあるから大丈夫かもー? もともと多くのものを期待しているワケではなく、ただ曲線さえ自由に引ければ問題無いんですが、ということで早速、引いてみることにしました。 結論から先に言っておきましょう。 駄目じゃん!!

 ぜんぜん引けないことはなくて、たまにはそこそこ自由に曲線が引けたりすることもあるんですが、画面におさわりしてナデナデすると画像全体が自由に移動しちゃうことがしばしば。 Windows 7 のタッチ・インターフェイスには、アクティブなウィンドウの上で指を上下させることでスクロールが行なえる。マウスホイールによるスクロールに同じ。 そんな機能があるようですが、お絵かきソフトではこれが完全に裏目に出ちゃってる感じで、駄目じゃん! 自由に曲線が引けないとなると、Windowsタブレットを買った意味がまったくなくなってしまうんですが、カップラーメンを作る際のフタの重石として使うにも、大き過ぎて容器ごとぶっ倒れるに違いないし、うーん…。 完全にゴミ化しちゃいそうな気配なんですが、あ、でも、すけべゲームでマウスを使っておさわりするやつなんかだと、タッチパネルのほうが直接的でコーフンするような気が…。 もう、それ専用機にしちゃいますかね? あと、どうでもいい用途としては塩サバの原稿書きとか。 ぶっちゃけ、画面に出てくるソフトキーボードでは使い勝手が今ひとつなので Bluetoothの外付けキーボードを買って、で、最悪との評価を受けていた電源ケーブルは こいつ を買って対処することにして。 ほぉ、3ピンミッキー型って言うんですかぁ。 確かに某ねずみキャラに見えなくもないんですが、無断使用がディズニーにばれたら炭鉱行きは免れないので、やめて欲しいところですよね。 実際、ケーブルが無駄に太くなって迷惑千万なんですが、この携帯便利ノートPCなんちゃらを使ってやれば超スッキリ。 ほれ、 この通り 。 最高や! ○ッキーなんて最初からいらんかったんや! 伏せ字の部分には各自で適当な文字を入れて頂ければいいんですが、ポッキー、クッキー、ベッキー、ガッキー。 どれも最初から欲しいところですな。 マッキーなんかもシンナー遊びには欠かせないし、やはり 「ミ」 の付く奴がいりませんな。 ネズミーランドより断然、ナガシマスパーランド派だしー。 試運転中のシャトルループから従業員の倉橋享一さん (34) が落ちたりしてましたけどね。 脚や腰の骨を折るなどの重傷? 青木記念病院行きっすかね? エロくて身勝手なリハビリ担当医師のお世話になるに違いなくて、何とも不憫でありますなぁ。 手術後は尿瓶(しびん)のお世話にもなるだろうしー。

 とりあえずのところ、僕の車には中で弁当を食う用途で こんなの が配備されているので、車内でノートパソコンを使用する時に! …も活用出来そうなんですが、試してみたらちょうどハンドルに本体を立てかける感じになって、おおっ、何とかイケそう? 画面に自分の顔が写るのが何だかキモくて嫌なんですが、電源を入れてやればそんなに分からなくなるので、ま、大丈夫かと。 ただ電源入れっぱなしだとバッテリー切れが心配になってくるんですが、バッテリーの動作時間は自称6.4時間。 実質、半値八掛け二割引きと考えて約2.05時間。塩サバの原稿を仕上げるにはちょっと心許ないものがありますなぁ。 電池の持ちを気にしながらだと集中力を殺がれてしまい、作品の質も低下しちゃうに違いありません。 何の心配もない家のパソコンで書いていてもこの程度なので、これは死活問題になりかねません。先端恐怖症の人が串カツ屋をやるくらい、死活問題。 商売、選べよ! …と思わずにはいられませんが、外で安心して原稿書きが出来る環境を整える為なら、僕は金に糸目を付けません。 イトメンのチャンポンめんには糸目を付けるんですが、ちなみに 「糸目」 とは、揚げた凧のバランスをとるために表面につける数本の糸のこと。糸目をつけてない凧は制御できないため、風に任せて飛んでいってしまう。 ほぉー。 チャンポンがどこかに飛んでいってしまうと嫌なので、イトメンには糸目をつけたほうがいいですよね、やっぱり。 お金が飛んでいってしまうのはもっと嫌なので、糸目とかでなく、ロープで亀甲に縛っておきたいところなんですが、優秀な作品をモノにする為には、そんなことも言ってられません。 このタブレットはバッテリーを交換出来ないタイプなので、外付けのヤツを買うしかないんですが、とまあそんなことで、 Energizer XP18000A 。 お値段はなんと 16,150円。 高っ! チャンポンめん5食パックなら30個くらい買えちゃうんですが、あ、イトメンに換算したら、意外と大したことのない金額のように思えて来たんですが、ただコイツには大きな問題がありました。 19V用の変換チップが6個も付いてきたんですが、合わねぇ! どいつもこいつも使えねぇ!! 付属以外の変換チップ (接続端子部分) を2つまで無償でご提供いたしておりますというサービスがあるみたいですが、台湾からの送料と手数料は掛かるみたいで、ちっとも無償じゃねえ! 近くの台湾ラーメンのお店で受け取り可というサービスが提供されてないみたいだし、手続きも何だか面倒だし、うーん…。 でもまあ、USB電源としては普通に使えるし、文鎮にだってなっちゃうし、別にぜんぜん後悔なんかしていないんですが、チャンポンめん142食分くらいが飛んでいっちゃったような気がしないでもなくて、うーん…。

 台湾人のお世話にならなくても、先っちょだけ変換してくれるアダプタ的なものがあるような気がするんですが、で、色々と調べているうちに、とある事実に気付きました。 変換チップというのは こんな感じ で、付属のケーブルの先っちょに付けて使うようになっているんですが、もしかしてこれ、チップなしのケーブルだけでも使えるんじゃね? で、試してみたら、おぉぉぉぉぉ! イケるじゃん! USBや12V出力用のケーブルは単独で使えそうにないので、必ず先っちょにチップを付けて使うものだとばかり思い込んでいたんですが、ニクいことをしてくれますなぁ、台湾人も。 僕は人並み外れて頭が賢いので、このカラクリを見抜くことが出来たんですが、そうでなければ危ないところでした。 いやあ、賢く生まれて、よかったっす。 これで電源問題は解決したので、安心して原稿に取り組むことが出来るんですが、試しに車の中でワンタっちゃブルを使って原稿を書いてみました。 今回の頭の部分がそうなんですが、14行くらい書いた時点で嫌になりました。 時間にして40分弱? 外付けバッテリー、要らなかったんじゃね? そんな気がしないでもないんですが、あ、でも、サンコーレアモノショップでUSBグッズを買えば大丈夫っすよね? USBスッキリマスク猫モデル とか、スゲぇ使えそう♪ これでツライ花粉症の季節も楽しく過ごせそうなんですが、で、タブレット本体のほうはアレです。 車の中で使うにはちょっとアレなんですが、普通に部屋の中で使うんだったら大丈夫かもー? ただ、自立心が皆無だったりするのがちょっとネックなんですけどね。 ハンドルみたいな後ろ盾がないと自分の力では立つことが出来なくて、これは困ります。 携帯するのに嵩張らないスタンドのようなものがあればいいんですが、ざっと探してみても僕の要求を満たすものを見つけることが出来なくて、こうなったらもう、自分で自作するしかないっすなね? 与作だって木を切るんだから、自作で何とかならない筈はなくて、ということで、ホームセンターに使えそうな部材を探しにいくことにしました。 佐賀市まで探しにいけば何かいいのがあるのかも知れませんが、とりあえずは手近なところで会社の近くのカーマを覗いてみたところ、うーん…。 僕のイメージとしては何と言うかこう、パカッとなってクイッといった感じのものを作ってみたいんですが、なかなか使えそうなものがありませんなぁ。 やっぱり佐賀市まで探しにいかないと駄目っすかねぇ。。。 …と、半ば諦めムードだったその時、防災グッズ売り場でこんなのを発見しました。 スーパータックフィット 。 タンスとかの転倒防止に使うものなんですが、形状を見て、ビビッと来るものがありました。 イケるかもぉ!

 土台として小さなクリップボードを購入。 出っ張りがないとタブレットがズルっと滑ってコケるので、クリップ部分で踏み留まらせてやろうという、そういう魂胆であります。 この板にスーパータックフィット( ← 以下 “STF” と省略 ) の部品Aを貼り付けて、で、部品Bのほうには家の中で適当なゴミを漁って、とりあえずCDのスリムケースを貼り付けてみることにしました。 こんな感じ 。 こいつを組み立ててやると こう なります。 部品Aをボードに貼り付ける際、目測を誤ってクリップとの間隔が狭くなって、タブレットがほぼ直角になって、前のめりに倒れてきそうになっちゃうんですが、でも大丈夫。 部品Aを引っぱがして張り直してやれば…、って、剥がれませんな、こりゃ。 さすがは地震対策グッズだけあって粘着力には自信があるようで、無理をするとボードがパキッと割れちゃいそうなので、直角過ぎる問題はあまり深く考えないことにして。 あ、部品Bの取り付けを前後逆にしてやれば大丈夫ですな。 さきほどの写真のような、 「反対やろ!」 と言いたくなる見た目になっちゃうのが難点なんですが、とまあそんなことで、タブレットを立てることが出来る画期的なスタンド、 タブレ・たつぞう1世 、完成っ♪ 部品AとBは簡単に分離出来るので、持ち運ぶ際にはまあまあそこそこ、邪魔にはならないような気がしないでもないし、背もたれ部分にCDケースを流用しているお陰で、同時にCD1枚を持ち運べたりもしちゃいます。 凄ぇ! 問題点としては、CD1枚を持ち運べたところでほとんどメリットが無かったりするところと、見た目があまりに “やっつけ仕事” なことくらいなんですが、うーん…。 思ったよりは安定感があるので、もうちょっと小型・軽量化出来そうな気もするんですが、幸いSTFは2組入りなので、僕にはあと1回だけ再挑戦するチャンスがあります。 これは改造版を作るしかないっ! ということで、じゃ、今から家の近くのミスタートンカチに行ってきまーす。

 行ってきました。戦果品は こちら 。 ベース部は厚紙でも何とかなる気がしたので、小さなファイルの表紙を切って2枚貼り合わせるとして。 “ゴムプロテク” はタブレットがズルッと滑ってコケるのを防止する用、で、“すきまマット” は背もたれ用として部品Bに貼り付ける目的で買いました。 断面がくさび状になっているので、タブレットの傾き具合とぴったりフィットするんじゃね? 僕の頭の中にはそんなイメージが浮かび上がっております。 表面がギザギザなので、両面テープがうまく付くかどうか不安なんですが、ネチっこさには自信がある地震対策グッズですからね。 きっと何とかしてくれるでしょう。 で、やってみた結果、背もたれとストッパー用ゴムプロテクとの距離が今ひとつで、タブレットの傾き具合とちっともフィットしねぇ! おまけに表面がギザギザなので、ちっともくっつかねぇ!! すきまマット、使えねぇぇぇ! STFの部品A及びBには、恐らくこの製品のキモであるに違いない粘着ゲルが付いているので、何かを粘着させないと駄目なんじゃないか? そんな脅迫観念に駆られてしまったんですが、よく考えたらスタンド用途なら部品Bのほうは特に必要ないような? そんな気もしてきたので、粘ゲルを引っぱがして、変わりにクッション換わりにゴムプロテクを貼り付けてみました。 こんな感じ っすな。 これでタブレットを立てることが出来る超画期的なスタンド、 タブレ・たつぞう2世 、堂々完成っ♪ 総重量は従来品の157グラムに対して、新製品は76グラムと、当社比48.4%の減量化を達成。 たつぞう2世、最高や! 1世なんて最初からいらんかったんや! ま、1世の失敗があってこそ、2世の成功が生まれたとも言えるんですが、子供なんかでもそうですよね。 長男の子育てに失敗しちゃた反省が次に活かされるので、大概が長男よりも次男のほうが優秀だったりします。 いやあ、賢い次男として育つことが出来て、よかったっす♪

 とまあそんなこんなで、タブレットもまったくのゴミに終わることは無いような気がしないでもないし、僕にとってはこうして1回分のネタになっただけでも儲けものだったりするので、断じて無駄遣いなんかじゃ無いっ! そう、自分に言い聞かせでもしないとやりきれませんが、とりあえずいらなくなった “たつぞう1世” は誰かに無償でご提供させて頂きたいと思いますので、もし希望者がおられましたら、近くの台湾ラーメンのお店まで取りに来てね♪

 ということで、今日はジュニア・マンスなんっすが、この人の日本での知名度や人気って、如何ほどのものだったりするんですかね? ビリー・テイラーと同等、もしくはちょっとマシといったレベル? 少なくともジャズ名盤ガイドの類いでは、いちばん無難な 『ジュニア』 くらいしか取り上げられているのを見たことがない気がするんですが、うちのサイトでは無駄に優遇されていたりします。 けっこう好きなんっすよね、けっこう仮面。 それと同じくらいジュニ・マンも嫌いではなかったりするんですが、で、今回は 『ライブ・アット・ザ・トップ』 というアルバムを紹介したいと思います。 いいですよね、トップ。 酵素パワーで。 麻原彰晃の教祖パワーだと余計に汚 (けが) れちゃいそうなんですが、ショーコー買いしちゃった本は来週にでも取り上げようと思っておりますので、乞うご期待♪ で、これ、正式には “トップ・オブ・ザ・ゲイト” という名前のニューヨークのクラブでの演奏の模様を収録したものなんですが、ライブらしくかなり眺めの演奏になっていて、全部で4曲というのが解説を書く身としては嬉しい限り。 ジャケットに写っているマンス君も何だか暗くてよく分からないので適当に書いておいても何とかなりそうだし、さ、気合いを入れて頑張りましょう。 前半はウィルバー・リトルルディ・コリンズを従えたトリオ。 後半はそこにゲストとしてデビッド・ニューマンが追加となります。 世間ではこの DAVID "FATHEAD" NEWMANの参加が余計だという意見も見られるようですが、昔、僕はこの真ん中部分を “ファザード” と読んでいたんですが、ニューマンだから、乳マン→ちちマン→父→お父さんの複数形? …みたいな。 が、 “ファットヘッド” が正解だったんですなー。 デブ頭? どうやら 「うすのろ」 とか 「まぬけ」 とか、そういった意味らしいんですが、自称 "FATHEAD" って、逆に何だかカッコいいような? で、このゲストが余計なのかどうかの判断は最後に下すことにして、とりあえず1曲目から聞いてみることに致しましょう。

  「ビフォー・ディス・タイム・アナザー・イヤー」 は、トラディショナルなナンバーで、アレンジはマンス。軽快な8ビートのブルース by 後藤誠。 めっちゃありふれた名前なので、日本に3000人くらいはいそうな感じですが、実際のところは182人くらいなんだとか。ソースは ここ 。 へぇー。意外と少ないんですな。 …って、電話帳で調べているので世帯主しかカウントされてなくて、ほとんど意味のない数字と言えそうなんですが、僕の名前なんて全国のどこにも存在しないことになっちゃってるしー。 ちなみに山田太郎は全国で63人、鈴木一郎は751人という結果が出ましたが、で、演奏のほうはアレです。 冒頭のウィルバー・リトルのベースがあまりにも強力ムヒで、そこにルディ・コリンズのリム・ショットが軽快に絡んで来て、でもって、真っ黒なマンスのピアノが満を持して颯爽と登場。 冒頭からディープな暗黒世界へと引きずり込もうとする様は “ひきこさん” を髣髴させるんですが、本名は森妃姫子 (もり・ひきこ) というらしいですな、ひきこさん。 ひきこもりらしいんですけど。 僕はあまりよく知らなかったんですが、雨の日、白いぼろぼろの着物を着て、人形のようなものを引きずっている女と出会う。よく見ると、女の目はつり上がり、口は耳元まで裂けている。そして女が引きずっていたものは人形ではなく、小学生ほどの子供そのものだった。女は自分の姿を見た子供を捕らえて肉塊になるまで引きずり回し、決まった場所に連れて行き放置する。 …って、嫌なキャラっすなぁ。。。 まだ、ただ口が裂けてるだけの “口裂け女” のほうが数段マシなんですが、いや、子供の頃はマジでビビってたんですけどね。 水木しげるロードに設立されている口裂け女ブロンズ像 のコレジャナイ感は半端なかったりするんですが、グイグイと畳みかけるような展開のマンスのソロは、思わず 「これや!」 と叫びたくなるようなノリの良さ。 ライブハウスは興奮の坩堝と化し、客は皆ドつぼに嵌まり、茶壺に追われてどっぴんしゃん。 そう言えば昔 「べっぴんしゃん」 という車用の洗剤みたいなのがありましたなぁ。 で、薬師丸ひろ子の 「ちゃんリンシャン」 というのもありました。 「一人で、ちゃんとリンチしてくれる舎弟、ん〜♪」 の略? …とか言ってるうちに、リトルくんのベース・ソロが始まりました。 会場のコーフンも一段落の様相でありますが、決して退屈な時間を強要されるわけではなくて、ま、これはこれでアリなんじゃなかろうかと。 で、終盤にはマンスも加わって、イントロのパターンを延々と繰り返すことによってパワーを貯め込んで、でもって、最後は大団円のエンディング。 ライブ・パフォーマンスの持つ熱さ、楽しさが遺憾なく発揮さえていて、凄ぇぇぇぇぇ!

 で、次。  「アイ・ウィッシュ・アイ・ニュー・ハウ・イット・ウッド・フィール・トゥ・ビー・フリー」 はビリー・テイラーの作。 テイラー自身も同名アルバムでこの曲を取り上げているが…と、誠クンの解説にもありますが、 これ っすな。 かなり初期に書いたものなので、ジャケ絵の適当さが半端ありません。 しかも検便ネタっすか。 僕の好きな諺に 「健全な検便は健全な肉体に宿る」 というのがあるんですが、これは決して差別的な表現では無いですよね。 病気がないかどうかを調べる為に便を検査するワケだしー。 便は健康のバローメーターだったりしますからね。 「便を軽視してはいけない」 と、ベン・ケイシーも警鐘を鳴らしておりましたが、で、曲のほうはアレです。 コテコテ系のゴスペル・チューンなので、好き嫌いがはっきりと分かれそうなんですが、出だしは超スローなテンポのピアノの無伴奏ソロ。 続いて弓弾きベースとの絡みになって、何だか重苦しい空気が漂っておりますなぁ。 が、テーマのメロディが登場するとムードは一転、能天気なアーメン世界が繰り広げられることになるんですが、観客の手拍子も入ったりして、ちょっとしたプチ宴会状態。 マンスのソロが続くにつれて空気も次第に熱さを増して行って、最終的には前曲同様の “どっぴんしゃん” に至る次第でありますが、なんやかんやで、これもまた凄ぇぇぇぇぇ!

 ということで、前半は終了。 いいですなぁ、曲数が少ないと楽で。 ここまで来たら今日は終わったも同然なんですが、さ、気合いを入れて頑張りましょう。 後半1曲目は歌物ナンバーの 「ザッツ・オール」 。 前述の通り、デビッド・ニューマンがゲスト参加しているんですが、テナーでしみじみとしたバラード・プレイを聞かせてくれていて、けっこういい感じ。 で、えーと…、他には特に書くことがなかったりするんですが、ニューマンのソロの後、しみじみとしたマンスのソロがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、ラストです。  「ターニング・ポイント」 はニューマンのオリジナル。 ニューマンと言えば、ちょっと知らない間に中華まんの新しいニューまんがいろいろ出てたりするんですな。 ファミマだと こんな感じ 。 肉、あん、それにせいぜいカレーとピザくらいしか知らなかったんですが、“ボロネーゼまん” とか、そりゃねーぜ。 いや、普通に旨そうだったりするんですけど。 “肉の旨みぎゅっと詰まった濃厚肉まん” というのもちょっとソソられるんですが、普通の肉まんが 110円なのに対して、こっちのほうは 90円。 肉の旨みがぎゅっと詰まっているとはとても思えませんな。 旨みだけで、肉本体はぜんぜん詰まってなかったりするのかも知れませんが、たとえそんなインチキをかまされたとしても、決してコンビニの店員を憎んではいけません。 罪を憎んで、人を肉まん。 で、演奏のほうはというと、今度はフルートに持ち替えている。イントロはフルートのソロで始まり、その後8ビートになってファースト・テーマ。 リフのみで構成されたテーマはわずか8小節。 ソロはフルート、ピアノの順で各5コーラス。 その後リズムのブレイクをはさみ、イントロのパターンからラスト・テーマ。 その後フルートが2コーラスのソロをとり、リットをかけてエンディングとなる。 そう、日本語ライナーに書かれている通りの展開になっているのではなかろうかと。 フルートというとお洒落なイメージが強いんですが、ここでのニューマンは濁ったトーンでダークでファンクなプレイを展開していて、これはこれで、ま、アレっすよね。 個人的に嫌いではありません。 で、続くマンスのソロもいい感じにグルーヴだし、フルートの無伴奏ソロで一度クールダウンさせた後、そこから一気にクライマックスへ持っていくという演出も、なかなかにドラマチック。 やるじゃん! …ということで、今日は以上っす。

【総合評価】

 熱いぜジュニ・マン! その一言に尽きますな。 敢えてもう一言付け加えるなら、そこそこだぜ、ニューマン! そういうことになりましょうか。 悪いわけではぜんぜん無いので、ゲスト参加は十分にアリだったと思うんですが、とまあそんなことで、オススメ♪


INDEX
BACK NEXT