THE BASSIST (INTERPLAY)

SAM JONES (1979/1/3)

THE BASSIST


【パーソネル】

KENNY BARRON (p) SAM JONES (b) KEITH COPELAND (ds)
【収録曲】

(01-03) RHYTHM-A-MING / LILY / SEASCAPE
(04-06) TRAGIC MAGIC / THE HYMN OF SCORPIO / BITTERSUITE
【解説】 ( 2011年08月13日更新 / 連載 993回 )

  教えて下さい この世に生きとし生けるものの すべての命に限りがあるのならば
  海は死にますか? 山は死にますか? 風はどうですか? 空もそうですか?
  ( 中 略 ) みんな〜 逝くのですか〜?


 ということで、いやあ、いいですよね、 「防人の詩」 by さだまさし。 「ぼうにんのうた」 でググっても、 「もしかして : さきもりのうた」 と聞き返してくれないあたり、グーグル先生もまだまだなんですが、ちなみに 「ぼうにんのうた」 で上位に出てくるのは 「みなみらんぼう 流浪人の唄」 と 「嘆きのボイン」 でありました。 月亭可朝師匠、大出世! とまあそれはそうと、なかなか難しいことを聞いてくれますよね、さだ君。 海は死にますか? 山は死にますか? そんなこと僕に聞かれても、軽々しく答えることは出来ません。 「ウミウシは死にますか?」 なら簡単なんですけどね。 そりゃ死ぬでしょう、普通に。 調べてみたら長いもので3年、短いもので1年未満らしいですな、ウミウシの寿命。 儚いですなぁ。ノーパンの人と同じくらい、儚いです。 いや、ノーパンの人はパンツを穿かないだけで、儚いのとはあまり関係が無いんですが、で、一方、 「山」 のほうはどうっすかね? 山芋とか山牛蒡あたりは、わりと簡単に枯死しちゃいそうなんですが、死火山あたりなら不死身っぽい? あいつら、死んだふりをしているだけで実は生きているかも知れないらしいですからね。死火山だと思われていた御嶽山が1979年に噴火したおかげで、休火山や死火山という概念が無くなって、世の中には活火山と活火山ではない火山の2種類しかない。そういうことになったみたいです。そこのところがアワビとはちょっと違いますよね。 アワビの場合は活アワビ、普通のアワビ、熨斗アワビ。そういう分類になりますからね。 生きているアワビが活アワビ、死んじゃったアワビが普通のアワビ、で、それを熨したのが熨斗アワビ。 死んじゃったり、熨されたりしたアワビが急に生き返って活アワビ化したという話は聞いたことがないんですが、火山の場合は分かりません。 活火山ではない火山なんだけど、いつか復活するかも知れない。いつかは分からないんだけど、5日かも知れない。 そういう意味で、死語になった死火山は、死なないと言ってもよさそうなんですが、富士山なんかも不死身なんでしょうな、多分。 山は死にますか? そういう問いかけに対しては、死なないんじゃねーの、多分。 そう明確に答えておいても、あながち大きな間違いでは無いような気がしないでもありません。

 その一方、簡単に死んじゃうものも世の中にはたくさんありますよね。例えばセミ。 先日、家に帰って2階の自分の部屋に入ったら、網戸の内側に止まっていたんですよね、アブラゼミ。 セミというのは地上に出てきてから2週間くらいで死んじゃう可哀想な生き物だから、あまり捕獲してはいけない。 そう、コドモの頃に教えられていたので、心優しき僕は、そのセミを外に逃がしてやろうとしました。 ただ、基本的に僕はムシの類が嫌いなんですよね。 何と言うか、虫が好かないというか。 とにかく指で摘むのは嫌なので、ハンディモップを振り回して外に追い出すことにしたんですが、このアホ蝉の野郎は無駄に部屋の中を飛び回るばかりで、一向に外へ出て行こうとしません。 ジージー鳴きながらバタバタを暴れまわって、そのうちに疲れて天井に止まるので、再度モップを振り回すことになるんですが、すると再びジージー鳴きながら部屋の中を飛び回って、以下それの繰り返し。 温厚な僕もさすがにブチ切れましたね。 この虫ケラめがっ! 網戸に止まったところを見計らって、殺虫剤を直接噴霧してやりました。ざまあみやがれ! 亡骸の処理とかしたくないので、出来ることなら自力で網戸を開けて外に脱出してもらって、外でひっそりと息を引き取ってくれるといいな。 そのように思いながら1階に下りて、晩飯を食って30分ほどして戻ったんですが、蝉クンは床の上に落下しておりました。 まだ微かに生きていたので、優しく指で摘んで、そっと窓の外へと逃がしてやりました。 恐らくそのまま地面に落下して、頭を強打して安楽死を遂げたものと思われます。 大人しく最初の段階で自主的に外に避難しておけば、こんな悲惨な最期を遂げなくても済んだのにぃ。。。 ま、自業自得ですからね。 せいぜい、迷わずに成仏して頂きたい。そう願わずにはいられません。

 自業自得と言えば、蚊なんかもそうですよね。 バチンと叩かれて即死するか、蚊取り線香で燻されるか、殺虫剤を噴霧されるか、どうつもこいつもロクな死に方はしないんですが、元はと言えば身から出た錆です。 蚊が血を吸いさえしなければ、無駄な殺生はしなくて済むんですよね、人間としても。 ま、蚊に血を吸われたくらいで、貧血でぶっ倒れるわけでもないので、ちょっとくらい吸わせてやってもいいかな? 蚊としても生きるのに精一杯なんだろうしー。 そんな慈悲心が湧いたりすることもあるんですが、刺された後でめっちゃ痒くなるというのが許せません。 血を吸わせてもらう代わりに、めっちゃ気持ちよくなる薬を注射しておきま〜す。 そんな酒井ノリピー的な気配りを見せてくれたら、蚊と人間とは Win-Win の関係になれて、双方が丸く収まると思うんですけどね。 「あーん、もっと吸ってぇ♪」 みたいな。 が、相手が 「痒い」 という嫌がらせを仕掛けてくる以上、撲殺・薬殺・燻殺といった手段に出るのもやむを得ないところかと。 ただ血を吸われて痒いだけなら過剰防衛だと言われるかも知れませんが、日本脳炎やら、マラリアやら、フィラリアやら、デング熱やらを媒介される恐れがある以上、まったく正当な防衛であると言えましょう。 デング熱に掛かって鼻が長くなったりしたら、嫌だしー。

 とまあそんなこんなで、虫も殺さないような可愛い顔をしていながら、セミを薬殺しちゃっや僕なんですが、すいません。今では反省しております。 あんな酷いことをしなければよかったと、心の底から反省しております。 というのもですね、あの事件があった翌日、会社のパソコンが突然死しちゃたんですよね。 最初の 「NECうんちゃら」 という画面だけが出て、そこから1歩も前に進まなくなってしまいました。 Windows がまったく起動出来ない状態で、パソコンからは何やら 「コンコンコンコン」 といった音が聞こえてきます。 も、もしかして、狐に憑り依かれた? あるいは誰かがパソコンの中で藁人形に釘を打ち付けているとか? 誰かに恨まれるような覚えはまったく無いですが、もしあるとするならば、アブラゼミの復讐。 それくらいしか考えられません。 科学的に突き詰めてみても、その可能性がいちばん高いと言わざるを得ません。 あれは逃げなかったセミのほうが悪いのであって、僕にはまったく何の罪もなんですが、犯罪の動機として 「逆恨み」 というのは、非常によくある話ですからね。 まさかセミにパソコンを攻撃されるとは思っても見ませんでしたが、こうなってしまった以上、何とかしなければなりません。報告書とか見積書とか、中に入っていたデータがすべてパーになっちゃいます。 無論、紙に打ち出したものは残っているんですが、パソコンに入っているから、いっかぁ。 そう思って、ほとんど整理されてない状態だったりするんですよね。 パソコンの中では年度別、客先別、工事別に、完璧にフォルダー分けしてあったんですけど。 もしかしたら、非常にヤバイ状況だったりするのかも知れませんが、でも大丈夫。 こんなこともあろうかと思って、ちゃんとデータをCDに焼いて、バックアップしてあるんですよね。 いや、確か数年前までは…。 そろそろ最新版のバックアップも取っておかなければならないな。 そう思いつつ、実行には移さずに無駄な日々をダラダラと過ごしていたところ、突然の悲劇に見舞われてしましました。 無論、自分でやれるだけのことはやってみました。 とりあえずパソコンを叩いてみる。 とりあえず一晩電源を落としておいて、翌日の奇跡に賭ける。 あとはえーと…、僕に出来ることと言えば、それくらいですな。 結果、どちらも駄目でした。奇跡は起こりませんでした。この世に神様なんかいない! そう断言せずには言われません。

 自分の手には負えないので、その筋のプロに任せることにしました。 三重支店にいるんですよね、奥村クン。 こういう時だけの為に雇われているような男が。 パソコン自体は諦めて新しいのを買って貰うとして、データのレスキューだけは何とかして貰わないと、僕が困ります。 「暇な時に直しに来てくれ〜。」と頼んだら、 「こっちに持ってきてくれませんか?」 と言われてしまったんですが、いや、奥村の癖に生意気ですなー。 ま、僕としてはちょうど暇を持て余していたので、ちょうど好都合だったんですけどね。 よし、これで明日は1日潰れる〜♪ そんなウキウキした気持ちで午前のひとときを過ごしていると、長縄クンが何やら怪しい器具を手に、僕のところへとやってきました。 この人、トシのわりに意外とパソコンには詳しくて、こういう時の為に雇われているワケでは全然ないにも関わらず、何故かいつも出しゃばって…、いや、いつも率先して助け舟を出してくれて、とっても助かるんですよね。 で、何を持ってきたのかと思ったら、外付けのハードディスクでありました。 どうやら、僕のパソコンの中のハードディスクを取り出して、こいつを使ってゴニョゴニョしよう。 そういう魂胆のようなんですが、今ひとつその意図が掴めません。 社会的な立場上、お断りするワケにもいかないので、仕方なくパソコンの分解作業に取り掛かることにしたんですが、実は前の日に、自分でもちょっとやってみたんですよね。 どうやらハードディスクが壊れたらしいという判断のもと、もしかして直接叩いてみたら直るかも? そう思ってパソコンをばらしにかかったんですが、よくわからなくて、そのままそっと元に戻しました。 だからもう、同じことはやりたくなかったんですが、長縄クンがめっちゃ張り切っている以上、再チャレンジするしかありません。 どうせ明日、奥村クンに何とかして貰うんだから、別にいいのにぃ。。。

 が、結果的にはですね、奥村クンの助けを借りなくても何とかなりました。 悔しいながらも長縄クンの実力を認めざるを得ないんですが、この人、いったい何をしたいのかと思ったら、内蔵ハードディスクを外付け風に改造して、他のパソコンに繋いで、中のデータを救出する。 そういう事がしたかったみたいなんですよね。 なるほど、そういう事かぁ! 目から鱗が落ちると同時に、ほんのちょっとだけ長縄クンを尊敬したりもしたんですが、で、他のパソコンに繋いだ結果はどうだったのかと言うと、 「コンコンコンコン」 という、いかにも再起不能っぽい音が空しく響くだけで、外付けディスクとして認識してくれなくて、何ともなりませんな、こりゃ。。。 事の顛末を電話で奥村クンに報告したところ、「あー、それはハードが完全に壊れてますねー。」 との返答でありました。 おそるおそる 「もしかして、データを取り出すのも、無理?」 と聞いてみたら、「無理っすね!」 という、きっぱりとしたお返事が。 三重支店まで持っていったところで、もはやどうにもならないことが判明して、ま、それはある程度は覚悟を決めていたので別にいいんですが、それはそうと、僕の明日の予定を返せ〜!

 で、慌てて机の引き出しを捜してみたところ、平成17年度分のデータのバックアップCDが見付かったんですが、ま、何も無いよりは全然マシですよね。 書類のフォーマットそのものは、昔から基本的に変えてないしー。 とりえあず最悪の事態は避けられたようで、ほっとしながらそのCDを他のパソコンにセットしてみたんですが、ん? 何だか、うまく読み込めない???

  教えて下さい この世に生きとし生けるものの すべての命に限りがあるのならば
  ハードディスクは死にますか? CDは死にますか? 見積書はどうですか? 報告書もそうですか?

 みんな〜 逝ってしまいました〜♪ orz

 ということで今日はサム・ジョーンズなんですが、実を言うと、死にかけたCDの中から、かろうじて1/5くらいのデータだけは取り出すことは出来たんですけどね。 それにしてもCDって、思ったよりも当てにならないものなんですなぁ。 調べてみたら、垂直に立てて保存したほうが寿命が長くなるそうですが、思いきり寝かせて机の引き出しに入れてましたかならぁ。 ハードディスクに至っては、確実に壊れるものだと思っておいたほうがよさそうですが、今、これを読んでいる君のパソコンも、次の瞬間に逝っちゃうかも知れませんぜ? データ管理の大切さを啓蒙するために、今回の原稿には悪質なブラクラを仕込んでみたんですよね。 Click Here!! (←) この辺りをクリックすると、そのブラクラが発動して大変なことになるんですが、僕だけ大変な目に遭うのって何だか癪ですからね。 みんなを道連れにしてやるぅ! とまあそんなことで、サム・ジョーンズ。 手元のネタが尽きたので、新規に購入しました。  『ザ・ベーシスト』 というアルバムです。 ジャケットで選んだというのが一目で分かって頂けたかと思うんですが、1979年の録音だったんですな、これ。 正直、ハズしたか? そんな思いに囚われてしまったんですが、今さら、後には引けません。 ま、トリオ物なので、そんなに大きくハズれることはないと思うんですが、その肝心のピアノがケニー・バロンですからね。 「毛に貼ろう、ん〜快感、サロンパス」 という俳句しか頭には浮かんでこないんですが、とまあそんなことで、今週も適当に参りましょう。

 1曲名、 「リズマニング」 。 モンクのオリジナルの中ではそこそこリズミカルで、んがんぐ。 そういった感じのナンバーなんですが、ぶっちゃけ、変な曲です。  「ぱっぱっぱー♪」 とか、世の中を舐めてマスオさん。 いや、予測変換のおかげで思わぬフレーズが飛び出してしまいましたが、演奏そのものは、けっこう硬派ですな。  「けっこう」 の候補に 「けっこう仮面」 が無いのは、ちょっとどうかという気もするんですが、超アップ・テンポでバリバリ弾きまくるケニー・バロンがめっちゃ男前。 それを影で支えるサム・ジョーンズの骨太ベースも、さぶ系の兄貴が惚れる出来映えでありまして、でもって、終盤はドラムスのキース・コープランドとの4バースなんかもあったりして大いに盛り上がって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 何とも内容に乏しい解説になってしまいましたが、実はアレです。 先日手に入れた IS-01 は速攻で処分して、新たに T-01B というのを買ったんですよね。 で、この1曲目のレビューのところから、そいつを使っての “寝ながら原稿書き” にチャレンジしているわけなんですが、いろいろと難があって、うーん。。。 インドカレー屋にナンがあるのは嬉しいんですが、何というか、決して打ちやすくはないですな、このキーボード。 そもそも、寝ながら文字を入力しようなどという、怠惰な態度がよくないんだとは思うんですが、背筋を正すほど立派な事を書いているワケでもないし、ま、とりあえず先に進みましょう。

 2曲目、 「リリー」 。  「ユリ」 っすね。 ユリ・ゲラー、もしくは由利徹に捧げられたのではないかと思われるサムくんのオリジナルなんですが、ぜんぜん顔に似合わない綺麗なバラードだったりするんですよね、これがまた。 アップ・テンポなオープニングとはうって変わって、湖畔の静寂のなかから聞こえてくるような美しい旋律。 そのように日本語ライナーで前泊正人クンが書いているんですが、誰? 名前からしておそらく、前の日にもどこかにお泊まりした、正しいひと。 そういうキャラなのではないかと思うんですが、ユースホステルだと、チェックインの際に書かされる書類にそういう項目があったりするんですよね、 「前泊地」 。 どこに前泊しようと、卵の白身を卵白しようと、そんなの僕の勝手じゃん。 そんな反発心を抱いてしまうんですが、そんな不平も磯野家の波平も、この美しい旋律を前にすれば、すべて忘れさせてくれるに違いありません。サザエさんのキャラに例えるなら、イカコさんレベルのプリティさですからね。 あまりにも喩えがマイナー過ぎて、誰もついて来れない恐れもあるんですが、それにしてもバロンくん、あんな顔をして、よくこんなラブリーなピアノを弾けますなぁ。 僕だったら照れて、テレマーク姿勢とか入れちゃいそうなんですが、背後で聞こえるサムくんのベースも相変わらず強力で、マリンとワリンと3人で、余裕で “海物語プレイ” が楽しめるレベルです。  とまあそんなことで、最後に短くベースのソロがフィーチャーされたりして、でもって、テーマに戻って、おしまい。

 で、次。 ケニー・バロンのオリジナル、 「シースケープ」 。 踊り出したくなるような、爽やかで明るいこのようなロマンティックなメロディーを、他に誰が書けようかと思うのである。メロディー・メーカーとしてのケニーの才能に疑いの余地なし。 そのように前泊した人が絶賛しているんですが、確かにいい曲でありますな、こりゃ。 普通に21世紀の世界でもBGMとしてやっていけそうなんですが、その秘密はバロンくんの弾いているエレキピアノの音色にあります。 個人的にエレピって、エノキほどにも好きになれないと、以前に書いたことがあるような気がするんですが、こういうボサノヴァっぽいタッチの曲なら全然イケますな。 ポップで軽すぎる嫌いはあるんですが、嫌いではないですね、この手のサウンド。 アドリブ・パートもきっちりキメてくれていて、パートのおばちゃんの田島さんも、思わずタジタジっすな。 サム・ジョーンズのベース・ソロもきっちり決まっていて、タイコの人も適度に張り切ってくれていて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 続く 「トラジック・マジック」 も同じくバロンの作品で、しかもやっぱりエレピ物だったりするのが、ちょっぴりアレなんですが、ん? これって電化しちゃってますかね? 日本語ライナーにそのような事が書いてあったので、思わず先走ってしまったんですが、ぱっと聞いた限りでは、ナマっぽいような気も。 ま、よくよく聞いてみたら、エレキっぽいような気がしないでもないんですが、前曲のオルガンっぽいトーンとは、また違った世界が引っ越しのサカイ。 そんな感じだったりします。 で、演奏のほうはというと、参加者3名がいい感じに盛り上がっていて、よかったのではないかと思います。

 …と、ここまで、ようやくこの入力機器にも慣れてきて、とりあえずの危機は脱した感じなんですが、と同時に、かなり疲れも溜まってきましたな。寝ころんで地味にポチポチと打ち込んでいるよりも、普通に起きてパソコンで書いたほうが早いんじゃないか? そんな根源的な疑問が湧き上がってきたりもするんですが、ということで、起き上がって、パソコンでの執筆に切り替えてみました。 おお、確かにこのほうが遥かに楽ですな。 もっと早く見切りを付けてしまえばよかったと悔悟の念でいっぱいなんですが、で、続いては 「ザ・ヒム・オブ・スコーピオ」 。 B級の香がプンプンするサム・ジョーンズのオリジナル・チューン。 そのように前泊クンが書いておりますが、 「スコーピオ」 って何でしたっけ? 水虫の治療薬? アレは最後に 「ン」 が付くんでしたっけ? 間違えて粘膜に付着したりすると、 「ん〜♪」 と悶絶することになろうかと思うんですが、で、これ、確かにB級っぽい曲調でありますな。 ケニー・バロンのピアノがエレキなのと、キース・コープランドの叩き出すリズムがあまりもチープなので、余計に安っぽさが前面に押し出されることになります。 いやあ、熱いっすな。 演奏そのものもそうなんですが、部屋の温度がついに 37℃を突破してるやんっ! このところ桑名の最高気温がぜんぜん大したことなくて、ちょっぴり寂しい思いをしていたんですが、今日はいけそう? 試しに 2011年8月12日 13時現在のランキングをチェックしたところ、熊谷が 36.7℃でトップ。 以下、館林、岐阜、多治見と、お馴染みのメンバーが顔を並べて、桑名は 36.0℃で、天竜と並んで現在5位。 なかなかの森田好位置とトップギャランにつけておりますな。 2時の時点での逆転に期待したいところなんですが、逆に伸び悩んで、ズルズルと後退しちゃうような気がしないでもなくて、で、そうこうしているうちに、テーマに戻って、おしまい。

 ということで、ラストです。 同じくサム・ジョーンズのオリジナルで、 「ビタースイート」 。 "bittersweet" なら 「苦甘い」 なんでしょうが、綴りが違いますな。 "suite" なので、ホテルのスイートルームのほうのスイートですな。  「ああん、やっぱりスイートルームだけあって、とっても甘いふいんき (←何故か変換できない) なのぉ♪ 」 と、スイーツなギャルが勘違いしたりしてますが、ひと続きの部屋。そんな意味ですからね、スイートルーム。 で、 「苦い・ひと続き」 というのがどういう状況なのか、今ひとつよく分かりませんが、曲そのものは普通にバピッシュでありますな。 ベースの主導で主旋律が演奏されるんですが、コープランドのタイコの熱さがハンパねぇ! ケニ・バロのピアノは普通にいい感じで、とまあそんなことで、今日は以上です。

【総合評価】

 終盤、暑さにヤラれて、解説のほうは完全に失速しちゃいましたが、さすがに 37.4℃になっちゃったから、そろそろクーラーを付けても大丈夫っすかね? 何だか微妙に頭が痛くなってきたしー。 最高気温ランキングのほうは館林クンが僕の部屋よりも高い 37.6℃を叩き出し、桑名のほうは正式記録では 37.1℃と、残念ながら3位で終わっちゃいそうな気配なんですが、で、演奏のほうはというと、思ったほどのハズレではありませんでした。 適度にエレピが入っているあたり、時代を感じさせるものがありましたが、ケニー・バロンの弾きっぷりは、概ね良好。 サム・ジョーンズも、リーダーだからと言って変に悪目立ちするでもなく、影で地味に実力を発揮してくれております。 期待度の低かったコープランドくんも頑張ってたし、とりあえず昨日はナガシマスパーランドでトップスピンが止まったみたいだし、では皆さま、よいお盆を☆


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