今回の大震災で分かったこと。
(1)地震は怖い。 (2)津波はもっと怖い。 (3)原子力発電所はまったく安全ではない。 (4)ニトリの社長は似鳥だった。 (5)杉良太郎、パねぇ。
(1)〜(3)に関しては説明不要なんですが、ニトリの社長って、似鳥だったんですな。ちっとも知りませんでした。 “2ちゃんねる” の 【東日本大震災】ニトリ、日本赤十字に地震義援金10億円を寄付 うち5億円は似鳥社長の私財 [3/28] というスレを見て、初めて知りました。 5億円も私財を投げ打ったんすかぁ。 立派ですなぁ、にとりん。 しかし 「にとり」 なんて苗字の人が世の中にいるとは知りませんでした。 「なとり」 という名前のチーズ鱈が世の中にあるのは知ってたんですけど。 似鳥と書いて 「にたとり」 と読むキャラなら 『おたんこナース』 に登場しますよね。 というか、主人公が似鳥ユキエという名前です。 懐かしいですなぁ、 『おたんこナース』 。 一番弟子だったサミーちゃん (当時・看護学生) が教えてくれたんですよね。 当時、看護婦にはあまり興味が無かったので、読まなかったんですけど。 が、自分が病院に入院する事態になって、俄然、看護婦に興味を持つようになって読んでみたんですが、いやあ、よかったっす。笑えます。少なくとも 『お笑いマンガ道場』 よりは笑えます。 鈴木義司とか富永一朗とか、同情したくなるようなレベルの道場でしたからね、ありゃ。 で、漫画と言えば中島徹クン、お亡くなりになったんですなぁ。喫茶店とかラーメン屋で、ビッグコミックとかオリジナルしか置いてなかったりすると、個人的にはほとんど読みたいものがなかったりするんですが、 『玄人のひとりごと』 と 『五月原課長のつぶやき』 だけは楽しみだったのにー。 1963年7月11日生まれって、サバ兄とほとんど同じ年やん。 しかも、このところ塩通でネタになっている “11” という数字が、こんなところにも。 『玄人のひとりごと』 の単行本は 11巻が最終だったみたいだし、やはりこの数字には不吉な何かが!? ま、こういうのは、こじつけようと思えば何とでも言えるんですが、とりあえず 4月11日は注意したほうがいいかも知れませんな。 注意と言っても、何に注意すればいいのかよく分からんのですが、4月11日にセブンイレブンでガムを万引きしたガキを見付けたら、「チューインガム、駄目じゃん!」 と注意するとか。 いや、たとえ 5月28日にファミリーマートでカルミンを万引きしたガキを見付けたとしても、それはやっぱり、きちんと注意しなければならないと思うんですが、カルミンだからって軽く見るワケにもいかないしー。
ということで、次です。杉良太郎。 これまた “2ちゃんねる” で知った情報なんですが、 【芸能/地震】杉良太郎、車両12台で宮城へ 大規模な炊き出し&物資配布で被災地支援★ なんだそうで。 何でも車両 12台 (20トントラック2台、タンクローリー車1台、冷蔵・冷凍車2台、車7台) に水2トン、男女下着類 4000枚、歯みがきセット1万セット、入れ歯洗浄剤 500個、クレベリン業務用セット 2000セット、だるまストーブ 21台、石油ストーブ8台、灯油・ガソリンなど、大量の救援物資を搭載して、夫人で演歌歌手の伍代夏子(49)や事務所のスタッフら総勢 24名で被災地に向かったそうですが、えー、伍代夏子って、杉良太郎の奥さんやったん? ちっとも知りませんでした。芸能界には疎いですからな、僕。 ついでにゲイの世界にも疎かったりするんですが、後醍醐天皇のように、超建武の新政であれ。そんな願いを込めて “伍代” という芸名が付けられた。そういう説があるというのも知りませんでした。 ま、僕が適当に思い付いただけの説なので、知らなくても当然なんですが、それはそうと、半端ではない物量攻撃ですよね。 水に灯油にガソリンにストーブに下着に歯みがきに入れ歯洗浄剤に、しかも、クレベリン業務用セットまで。 みんなで これ をやるわけですな。僕の書いたネタは改行が少なくて読みにくくて、めっちゃストレスが溜まるんですが、ゲーム感覚でクレペリン検査というのは、被災者の気分転換にはいいかも知れませんな。 さすがは杉良太郎クン。 目の付けどころが違います。ヤツメウナギみたいに変なところに目が付いているやつとは、ワケが違います。 調べてみるとこの人、ずーっと昔から刑務所の慰問をしていて、法務大臣から特別矯正監に任命されたり、ベトナム人を 43人ほど里子にしたり、そんな活動をしているんですな。 僕も、小泉里子1人くらいなら、里子にしてもいいかな?…と思ったりしているんですが、43人とは、凄ぇ! 阪神大震災の時はヘリコプターで救援物資を届けたみたいだし、中越地震の時は雪を下ろしたみたいだし、秋刀魚を食べる時には大根だっておろしちゃうし、凄ぇ! すぎよし太郎、パねぇ!! ポリースメーン♪ …で名高い 「君は人のために死ねるか」 という歌も、めっちゃカッコいいです。 被災地で頑張ってくれているポリスマン、ファイアマン、自衛隊マン、東電の下請け作業マン達に聞かせてあげたいところです。ということで、動画を探してみました。 【初音ミク】バージョン なんですが、流し目が、パねぇ!!
とまあ、今回の地震で僕が分かった事は、以上です。 尋常でない被害を出した大震災で、これだけの教訓しか得られなかった自分が情けないんですが、で、地震、津波、原発事故と来て、今度は火山がヤバいらしいですな。 “2ちゃんねる” に 【東日本大震災】 「富士山」「箱根山」など13火山、地震後に活発化「1〜2ヶ月は注意必要」[03/26]★ というスレが立っていたので、間違いありません。 “地震と火山” というのは “風林と火山” の次くらいに結び付きが強いので、大地震 → 火山噴火のコラボは、大いにあり得る話だと思います。 特売のアリエールが売り切れるのと同じくらい、あり得る話です。 地震活動が活発化するのは、ちょっとヤバいですなぁ。 河童が活発化するくらいなら大したことはないんですが、相手は火山ですからね。 相手が雅山なら、はたき込むか引き落とすかしておけばまず大丈夫なんですが、火山ではそうもいきません。 火山灰くらいなら何とかはたき落とせそうな気がするんですが、噴石とか火砕流とか火山性ガスとか、そういった必殺技を繰り出されると、まずアウト。 こんな看板 が立ってたりしますからね。 ちなみに地震後に活動が活発化している火山は次の通りです。
関東・中部地方 : (1)日光白根山 (2)富士山 (3)箱根山 (4)焼岳 (5)乗鞍岳 (6)伊豆大島 (7)新島 (8)神津島
九州・南西諸島 : (9)鶴見岳・伽藍岳 (10)九重山 (11)阿蘇山 (12)中之島 (13)諏訪之瀬島。
えー、関東・中部の浅間山はー? 九州の新燃岳と桜島はー? そう思った人もいるかも知れませんが、大丈夫です。 それらの山々は今回の地震が発生する前から十分に活発だったので、今回のリストからは除外されております。 というか、今から思えば新燃岳の噴火が今回の悲劇のプロローグだったような気がしますなぁ。 52年ぶりでしたっけ? 日本にこんな名前の火山があるというのを僕はまったく知らなかったんですが、その隙を突かれて、いきなり火を噴いちゃいましたからね。 言われてみれば確かに、いかにも火を噴きそうなネーミングなんですが、こんな名前を目にしたのは 1989年発売の 『新・燃えろ!!プロ野球』 以来でありました。 で、今回リストアップされた13火山でいうと、“焼岳” というのがいかにもソレっぽいですよね。 ヤケ酒を飲んで爆発しちゃいそうな、危険な香りがプンプンします。 対照的に “のりくら” なんてのは、のらりくらりとしたノリスケさんみたいで、人畜無害なイメージがあったんですが、普通に火山だったんですな。 調べてみたら 9600年前と 9200年前、それと 2000年前くらいに火を噴いちゃってるみたいです。 2000年ぶりの噴火、あるかもー? で、鶴見岳もヤバいんですな。別府の近くにある山ですよね。 ま、あれだけ温泉やら地獄やらが湧きまくっている土地柄なので、マグマが大人しくしている筈はないんですが、そういえばここ数年、別府で温泉が急に枯れたという話を耳にしたりするので、心配ですなぁ。。。
素人の考えだと、富士山の大爆発というのが最悪のシナリオのように思えるんですが、このド素人が! by 南倍南 ( 『玄人のひとりごと』 の主人公 )。 実は富士山なんて奴は火山としての実力で言うと、ほんの幕下48枚目レベルらしいんですよね。富士山なんかより、箱根山のほうがよっぽどヤバいんだよ! それが玄人としての見解のようです。確かに、火山スレでよく目にする このコピペ を見ると、箱根山のフルパワーは富士山の 14倍になってますな。 さすが玄人。 だてに玄米ブランばかり食っているワケではないですな。 何でも、富士山は火山としてはぜんぜん大したことがないから、あの美しい姿を保っているんだそうで、本当にヤバい奴らは破局的噴火を起こして山体崩壊しちゃうんだとか。 2ちゃん情報なので嘘か本当かは知りませんが、箱根山も昔は富士山みたいな形の綺麗な山だったらしいんですよね。 それが大爆発して山の上半分が吹っ飛んで、今のような形になったんだとか。 巨大なカルデラのある奴がヤバいらしいんですよね。 その筆頭が阿蘇山なんですが、「火砕流が九州の4分の3と山口県を焼き尽くす…って、怖い、怖すぎる。。。 ただ、素人の考えでいうと、今回、箱根山とか阿蘇山は大丈夫なような気がします。 いや、根拠はまったくないんですが、何となく乗鞍岳みたいな意外性のあるヤツが、いきなり 「ハーイ!」 するような気がします。 で、それに南西諸島の中之島が連動するというパターンではないですかね? いや、中之島って何となくナカジマくんみたいなので、 “ノリスケ → ナカジマ” という、サザエさん繋がりで。 ノリスケさんとかナカジマくんとか、普段は地味で大人しいヤツほど、一度キレると手が付けられなくなって、ヤバいんですよね。放火や通り魔に走っちゃったり。 で、最近はあまりニュースにはならないんですが、新燃タンの動向も気になるところです。 あの辺りの地形は “加久藤カルデラ” と言って、本気を出されると相当にヤバいらしいんですよね。 “加久藤” って、何だかちょっぴり “かし久” みたいで人畜無害なイメージがあるんですが、油断なりません。 あ、 “かし久” というのは “石松鍋” を作っているメーカーなんですけどね。 桜海老の殻が嫌いな僕にとって、石松鍋に入っている桜海老の掻き揚げは決して無害とは言えないんですが、かと言って日本を破滅に追いやるほどの実力の持ち主だったとは思ってもみませんでした。 あなどれませんなぁ、かし久。。。
フネです。 昨日、お隣のオカルさんと一緒に猫の餌を買いに行きました。 オカルさんは 「カルカン、最高!」 って言うんですが、うちのタマは “プリンピア食通たまの伝説 まぐろ・にぼし(80g)” しか食べないんですの。 さーて、来週のサザエさんは、 『ノリスケ、大爆発』 『ナカジマくん、逆ギレ』 『波平、石松鍋にハマる』 の3本です。
…って、あれ、乗鞍岳、中之島、加久藤カルデラの3連チャン大爆発を予言したものだったのか。すげぇぇぇええ フネ すげぇぇぇえええ! そんな日が来ないことを祈らずにはいられません。
石松鍋 → かし久 → 加久藤って、あまりにも無理があり過ぎやしないか、フネ? …という気がしないでもないんですが、それはそうと、新年度ですなぁ。 新年度なので、新しい粘土について考えてみようかと思ったんですが、粘土と言えば、普通の粘土、紙粘土、ろう粘土。 どれも昔からある粘土ばかりで、新しい粘土など何も思い付かなかったので、やめにしました。 が、せっかくの新年度なので気分を変えて、今までお届けしてきた 「楽器に拘らずに最近買ったCDを紹介するシリーズ」 は前回で終わりということにして、今週から通常メニューに戻したいと思います。 テナー編はとりあえす完結したので、 “その他の楽器編” という事になりますな。 ま、それで大して気分が変わるわけでもないんですが、バリトンサックスのジェリー・マリガン、いっちゃいましょう。 『アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』 という1枚です。 最初にお断りしておきますが、今日の後半は、かなり期待薄です。 ジャケ絵を描くのが簡単そうだから。 そういう、お馴染みの理由でチョイスした1枚なんですが、先ほどチラッと聴いてみた限りでは、あまり僕の好きなタイプの演奏ではなかったんですよね。 正式な名称が 『ジェリー・マリガン・アンド・ザ・コンサート・ジャズ・バンド・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード』 であることからも分かるように、わりと大きな編成のジャズ・バンドを率いてヴィレッジ・ヴァンガードに出演した際のコンサートの模様を収録したものなんですが、そんなことで、ま、聴いてみましょう。
1曲目、 「ブルーポート」 。 僕の持ってる輸入盤CDには作曲者がクレジットされていないんですが、恐らくジェリーのオリジナル、もしくはトムとジェリーの共作。 そんな作品なのではないかと思われます。 トムトムトム、ニャーゴ ジェリージェリージェリー、チュウ 猫にネズミが噛み付いた あべこべだ猫たたき ネズミだって生き物さ 猫だって生き物さ トムとジェリー 仲良喧嘩しな♪ 今日は書くことが無さそうなので、とりあえず最後まで歌ってみました。 というか普通、ジェリー・マリガンを略す時はジェリーじゃなくて、マリガンやろ? そういう意見もあろうかと思いますが、手段を選んでいる場合ではないので、なりふりかまわず。 そういう方針で行こうと思っているんですが、で、演奏のほうはアレです。 ライブなんですが、MCとか拍手とか手拍子とか、そういうのはなくて、いきな始まります。 ん? 音が小さい? …と思ってボリュームを上げると、途中から急に喧しくなったりするんですが、メンバー総出で賑やかに、ちょっぴりスイングっぽい雰囲気のテーマを演奏した後、マリガンのソロになります。 それなりにノリがよくて、悪くはないと思います。 で、短いアンサンブルを挟んで、続いては、んーと、トロンボーンのソロですかね? 3人いるうちの誰なのかは分かりませんが、もしかしたらトロンボーンでもなかったりするかも知れません。 で、以下、時おり合奏パートを挟みながら、メンバーのうちの何人かのソロがフィーチャーされて、テーマに戻って、おしまい。
で、次。 「ボディ・アンド・ソウル」 。 マリガンの吹くバラードは嫌いではないので、ちょっと期待。 で、出来のほうはどうだったかと言うと、ゴージャスなアンサンブルを背景に、マリガンがバリサクでしみじみと吹くテーマ部は、ま、期待を裏切らない出来であったと評価していいのではなかろうかと。 何でもいいけどバリサクって、普通に変換しようとすると “罵詈作” とかって出ちゃいますよね。 それくらい日本では不人気な楽器である事を再認識させられちゃいますが、ま、バリトンサックス → バリサクという略し方が一般的では無いだけなんですけど。 「バリバリ君」 を “バリくん” と略すみたいなものですからね。 …と思ったら、Google で “ばりさく” と打ち込むと、候補の一番上にカタカナのやつが出てくるので、少なくとも “バリくん” よりはポピュラーなのかも知れませんが、バリバリ君なんて漫画、学会員でもなければ知りませんもんね。 うちの場合、昔、隣に住んでいた東芝の電気屋さんが学会員だったので、義理で聖教新聞を取らされていた関係で知っているんですが、選挙の時には、坂口力をよろしく♪ …とか、うるさかったですな。 衆議院議員は坂口力、演歌歌手は 原子力 。 そういう隣家だったんですよね。 とか言ってるうちに演奏のほうは終わってしまったんですが、出来としては、うーん、まあまあ。 そう評価していいのではないでしょうか。
で、次。 「ブラック・ナイトガウン」 。 あ、これはどこかで聴いたことがある曲ですな。 マリガンのメジャーなアルバム、例えば 「ナイト・ライツ」 とかにも入ってましたかね? そう思って調べてみたら、入ってはいなかったんですが、“BLACK NIGHTGOWN” でググってみたら、エロい感じの画像がたくさんヒットしました。 ほうほう、こういうヤツですかぁ。 個人的に、パンツとブラは白に限るっ! …という強い信念があったりするんですが、ナイトガウンに限って言えば、黒も悪くないかもー? で、肝心の曲情報はと言うと、どうやら 『私は死にたくない』 という映画に関連したアレだったりするようです。 「君は人のために死ねるか?」 と言われたら、 「私は死にたくない」 。 それが正直な気持ちではないかと思うんですが、ポリ〜スメ〜ン♪ で、これはアレですな。 いかにもサスペンス物らしい雰囲気があって、いい感じです。 無駄にゴージャスなアンサンブルが映画音楽っぽいですよね。 テーマの後、マリガンのソロが出て、以下、時おり合奏パートを挟みながら、メンバーのうちの約1名のソロがフィーチャーされることになるんですが、クラーク・テリーのような気がしないでもない、ちょっとトボけた感じのトランペットが悪くないです。 でもって、火曜サスペンスなテーマに戻って、おしまい。観客からの拍手の音も聞こえて、個人的にもようやく気分が盛り上がってきました。
ということで、次。 「カム・レイン・オア・カム・シャイン」 。 日本語で言うところの 「降っても晴れても」 でありますな。 個人的には好きでも嫌いでもなく、どちらかというと、どうでもいい。 そういう感じの曲だったりするんですが、ま、あまり期待しなければ出来が悪くても落胆することもないしー。 解説のほうも適当に片付けておこうと思うんですが、あ、これ、バラードなんですな。 どちらかというとミディアムくらいのテンポで演奏されることが多いんですが、スローでやると結構いいんですよね。 アドリブに入るとミディアム・スローっぽい感じになるんですが、ゴージャスな伴奏と、小粋なストップタイムがなかなか効果的でありまして、ジャズクラブで酒を飲みながら聴いていたら、うっとりして爆睡しちゃいそうですな。 鮭トバをカジったりすれば、何とか睡魔に打ち勝てそうではあるんですけど。 ということで、次。 宣告どおり、あまりにも適当な解説でありましたが、残すところあと2曲です。 さ、頑張りましょう。 5曲目、 「レディ・チャタレイズ・マザー」 。 「チャタレイ夫人の恋人」 というのは聞いたことがあるんですが、 「チャタレイ夫人の母親」 でありますな。 レディなのに夫人でいいのか?…という気もするんですが、恋人のほうも原題は “Lady Chatterley's Lover” なので、大丈夫かと。 こうして並べてみると恐らく、 “Lover” と “Mother” で韻を踏ませたシャレの一種ではないかと思うんですが、チャタレイ夫人の母親=オバハン、チャタレイ夫人の恋人=オッサン。 どちらも嫌ですな。 チャタレイ夫人の姪っ子あたりがいいような気がします。 で、曲のほうはというと、御陽気なほどにゴージャスで、かなり金持ちのオバハンであることが伺われます。 かなりウエストコースト臭が強いので、個人的にはさほどソソされないタイプのサウンドだったりはするんですけど。やっぱり姪っ子のほうがいい。僕はそう思います。
ということで、ラスト。 「レット・マイ・ピープル・ビー」 。 珍しくピアノの音が聞こえるんですが、そういえばこれ、今までずっとピアノレスだったんですよね。 僕はピアノの音が大好きなので、ピアノレスというのはどうも今ひとつ好きにはなりません。 僕はブラが大好きなので、トップレスというのはどうも今ひとつ好きになれません。 もし、そういう人がいたとしたら、それはかなり偏執的なフェチだと言わざるを得ませんが、ピアノが好きだからピアノが入っていないと物足りない。それは至ってノーマルな話だと思います。 ところでこのピアノ、誰が弾いてるの? …と思ったら、マリガン本人だったりするワケなんですが、たまに余興で弾いたりするんですよね、このオッサン。 で、それが隠し芸のレベルを超えた出来だったりするので立派なものなんですが、ここでのプレイもなかなかいい味を出しております。 ピアノのトリオにビッグバンドが絡むという、そういうアレだったりするんですが、アドリブ・パートは色んな人が小出しで登場するような展開となっております。 各自、それなりに頑張っていると思います。 ということで、テーマに戻って、おしまい。 とまあそんなことで、今日は以上です。
【総合評価】
最初に聴いた時の印象はあまり芳しくなかったんですが、じっくり耳を傾けてみると、ま、それなり? ビッグバンド物、ウエストコースト風、ピアノレス。 その3要素がさほど好きでない僕には、やや苦痛に思える時間があったのは確かなんですが、それが大丈夫なんだったら問題は無かろうかと。 とりあえず 「黒いナイトガウン」 には大いにソソられるものがあったので、それだけでも収穫はあったと自分を慰める、そんな日曜日の午後でありました。