THE HUB OF HUBBARD (MPS)

FREDDIE HUBBARD (1969/12/9)

THE HUB OF HUBBARD


【パーソネル】

FREDDIE HUBBARD (tp) EDDIE DANIELS (ts)
ROLAND HANNA (p) RICHARD DAVIS (b) LOUIS HAYES (ds)
【収録曲】

(01-03) WITHOUT A SONG / JUST ONE OF THOSE THINGS / BLUES FOR DAUNA
(04-05) THE THINGS WE DID LAST SUMMER / MUSES FOR RICHARD DAVIS
【解説】 ( 2011年03月06日更新 / 連載 971回 )

 ネタが無いので、近況を書いてみたいと思います。 近況としては、環境、県境、月の家円鏡。 そういった物に興味を持っている昨今なんですが、昨今と言えば、オスマン・サンコンは視力が 6.0 だったそうですなー。 それでもギニアでは近視の部類なんだそうですが、眼鏡を掛けて 0.7 が 75点くらいの僕としては、信じられない話です。  0.7 が 75点というのは、視力検査で 0.7 の “c”(←こんなヤツ) が4個並んでいたら、そのうちの3個くらいは切れ目の方向を当てることが出来るという、そういう成績のことを言うんですが、8年前の運転免許更新の際はその成績が 25点くらいで、危うく落とされちゃうところでありました。 その話は ここ にあるんですが、この頃の僕って無駄に強調文字を多用していて、何とも目障りでありますなぁ。 それと同時に当時の僕は 100均のネジ回しと同じくらい、あまり優良ではないドライバーだったので、有効期限が3年しかない免許証しか貰えなかったんですが、でも大丈夫。 僕は普通の運転免許証以外に、なめ猫のヤツ も持ってましたからね。 有効期限:なめられたら無効。 ということはつまり、なめられさえしなければ、ずっと有効なワケなので、すっかり安心していたんですが、ある日、迂闊にもナメられてしまいました。 なめ茸にナメられました。 どうしてナメられたのかと言うと、なめ茸のことを 「なめきのこ」 と読んでしまったからなんですが、おかげで免許証は失効。 で、普通の運転免許証のほうも3年で失効してしまったんですが、何とか無事故・無違反で刑期を真っ当することが出来たので、そのご褒美として前回の更新で初めて “ゴールド免許” というのを頂きました。 有効期限は5年間ですかー。その間にナメられても別に大丈夫みたいだし、これでしばらく運転免許に関しては何の心配もありません。

 とか思っていたら、あっという間に月日が流れて、もう今年が更新の時期でありました。 通知の葉書が届いて、時の経つ早さにちょっと焦ってしまいましたが、仕方が無いので津まで手続きに行って来ました。先週の日曜日の事です。 5年前に運転免許更新時視力検査用の眼鏡を新調したので、何の心配もしていなかったんですが、 0.7 の “c”(←こんなヤツ) が4個並んでいるうちの1個がよく見えなくて、ちょっと焦りました。 が、係のお姉さんが普通にいい人だったので、特にお咎めも無く無事に検査をクリア。 もし難癖を付けられたらオバハン呼ばわりしてやろうと思っていたんですが、お姉さんと言って貰えてお互いによかったですなー。 で、視力測定に続いて写真撮影→講習受講とプログラムが進んで行ったんですが、講習会場に足を踏み入れると、既に満員の様相。 かろうじてひとつだけ、若いギャルの隣の席が空いていたのでそこに座ったんですが、何だかちょっぴり緊張しました。 今回も僕は優良ドライバーとして認定されたので、講習時間は 30分だけだったんですが、こんな事なら 2時間くらいあってもよかったような気がします。 先生、俺、今度から不良ドライバーになるよっ!

 とまあそんなことで、無事に新しい免許証を手にすることが出来たんですが、5年後も今の運転免許更新時視力検査用眼鏡で、 0.7 の “c”(←こんなヤツ) が4個並んでいるうちの2個くらいは正解出来るだけの視力は確保したいところでありますな。 で、係のお姉さんが寛容である事に期待するしかありませんが、 視力と言えば子供の頃、 「目、いくつ?」 と聞くのが流行った事がありました。 「えーと、左が 1.2で、右が 1.5かな?」 とか答えると、「目は2つやん!」 と言われて、めっちゃムカつきました。 どのクラスにも、しょうもない奴が5人くらいはいるんですよねー。 幸いにも僕はとっても賢い児童でありましたので、 「目、いくつ?」 と聞かれたら、 「2 (に)。」 と答えればいいという解決策を編み出しました。 「目は2つやん!」 と言われたら、 「だから、2 (に) て言うとるやん!」 と言い返すことが出来るし、 「視力を聞いとるんやん!」 と言われても、「だから 2.0 って言うとるやん!」 と反撃することも出来ます。我ながら、何て賢いっ! そもそも、この設問のどこか不愉快かと言って、目が2つだと決め付けているところに大きな問題があるんですが、独眼流正宗に謝れ! 「三つ目がとおる 」 に謝れ! ヤツメウナギにも謝れっ! ま、ヤツメウナギの場合、8つあるように見える目のうち、本物の目は2つだけで、残りの7対は “鰓孔” と呼ばれる部位なので、ヤツメウナギにだけは謝らなくてもいいっ! …と、前言を撤回しておきますが、そもそも2対の目+目のように見える7対の鰓孔なら、ジュロクメウナギですよね。 というかコイツ、目よりも口のほうがグロ過ぎるやんっ! 吸血生物、ヤツメウナギのグロテスクキュートな吸血口にズームイン って、うわぁ。。。 なんてモノを捕まえてくれたんや、テムズ川の 13歳の少年っ! このサイト、 双頭ヘビ の写真とかもあるやんっ! 水曜スペシャル・川口浩探検隊シリーズの 『恐怖!双頭の巨大怪蛇ゴーグ!南部タイ秘境に蛇島カウングの魔神は実在した!!』 を見て、「そんなヤツおらんやろ〜。」 と思ってしまったんですが、ちゃんと実在したんですなー。馬鹿にして正直、すまんかったっす。 というか、読者の皆さまに激グロ写真を見せてしまって、心から申し訳ないと思っております。 が、後悔はしていません。 今後、ネタに困った時に使おう! そう心に決めた次第であります。

 で、今日のところは視力について、もう少し掘り下げてみたいと思うんですが、視力検査で使う “c”(←こんなヤツ)、正式には何と呼ぶか知ってますか? 僕は知りません。 で、調べてみました。 ランドルト環。 ほぉ、そんな立派な名前があったんですなー。 ランドルト環は黒色の円環で、円環全体の直径:円弧の幅:輪の開いている幅=5:1:1のサイズである。視力は分単位で表した視角の逆数で表す。例えば、5mの距離から約 1.45mmの切れ目を判別できると視力 1.0 となる。 ほぉ、そんな難しい規定もあったんですなー。 言葉で説明されてもあまりピンと来ないというか、大多数の読者は 「円環全体の直径」 の辺りから先は適当に読み飛ばしちゃったと思うんですが、図解で説明すると、 これ 。 ただ、これもどうかな?…という気がしますな。 θ=1分 って、何? あ、視角ですか。 1分というのは 1/60度なんですな。 5mの距離から約 1.45mmの切れ目を判別しろって、そんな無茶な! が、それが判別出来たところで、所詮は視力 1.0 なんですよね。 で、オスマン・サンコン級の 6.0 というのはどういう状況なのかというと、5mの6倍の距離、すなわち30m離れたところから 1.45mmの切れ目が判別出来るレベル。 もはや、人間離れしているとしか思えません。 人間離れしていると言えば、超人よりも更に人間離れしていると思われる動物なら、もっと凄いヤツがいる筈なんですが、例えばヤツメウナギの視力とか、どれくらいなんすかね? 八つ目だからやっぱり、人間の8倍とか? …と思って調べてみたら、よく分かりませんでした。 ヤツメウナギは目にいいと言われている。 そういう話はいくらでも出てくるんですが、ヤツメウナギは目がいい。 そういう話は見当たりませんでした。 見た目だけかい! …と、ちょっぴり軽蔑したい気分になっちゃいますが、ま、片側に8つ目があるように見えるだけで、そのうちの7個まではただの鰓の穴ですからね。大したことなくて当然なのかも知れません。

 じゃ、どういう奴が大したことあるのかというと、マグマ大使。あれは大した奴ですよね。聖徳太子や弘法大師あたりも大した奴だと思います。 ヌルハチの子のホンタイジ…というのは、濁点が付くのでどうかという気がするんですが、ちょっぴりホンシメジに似ているので、キノコとしては優秀なんだと思うんですけど。 ということで、動物というジャンルからは外れますが、これら “3たいし+1タイジ” の視力について調べてみました。 結果、よく分かりませんでした。 聖徳太子は10人の話を同時に聞き分けることが出来たという、 「耳がよかった話」 はよく耳にするんですが、 「目がよかった」 という話はあまり目にしません。 一方の弘法大師はというと、持っていた杖で地面で突付いたら湯が噴き出したとか、温泉系の話題ばかりだったりします。 で、マグマ大使とホンタイジは、もうどうだっていいです。 「大した奴」 という言葉に触発されて “〇〇たいし” を持ち出したのは失敗だったと反省してます。 心の底から反省はしてませんが、上辺だけでも反省のそぶりを見せておきたいと思います。 で、話を動物に戻したいと思うんですが、イメージ的に爬虫類とか両生類といった奴らは、あまり目がよさそうな感じがしませんな。 何と言うか、目と目で通じ合う、そういう仲になりたいな♪ …と思っても、絶対になれそうもない。 そんな気がします。 “何を考えているのか分からないような目=視力が悪い” という公式は、あまり科学的とは言えないんですが、ま、駄目でしょうな。 ということで、次。 哺乳類。こいつらなら大丈夫でしょう。 特に狩りをする動物は目がよさそうなイメージがあるんですが、一方、狩りをされる側の動物はどうなんすかね? 例えば、ライオンの餌のインパラなんかだと、ライオンに見つかる前にライオンを見付けて逃げないと食われてしまうので、ライオンよりも目がよくないと生き残れないことになる筈ですが、ということで調べてみました。 結果、よく分かりませんでした。 猫の目は動体視力と集光力には優れているが、視力は 0.1 から 0.2 程度である。それくらいのことしか分かりませんでした。又吉くんの免許の条件、 「シッポでハンドルを握らない事」 と 「マタタビを吸って運転しない事」 だけじゃ、駄目じゃん! 「眼鏡等」 も、いるじゃん! ま、動体視力さえよければ、それで大丈夫のような気もするんですけどね。 クルマを運転するのに 5mの距離から 1.45mmの切れ目を判別する能力とか、あまり関係ないしー。 で、いちばん視力のいい動物は何なのかというと、どうやら猛禽の類らしいです。 鷲とか鷹とか、そういう奴らです。 「鵜の目、鷹の目で探す」 という諺もあるくらいなので、鵜もイケる口…というか、イケる目なのかも知れません。 で、鷹はどれくらい目がいいのかというと、視力は人間の約8倍。 おお、凄ぇ! ヤツメウナギも真っ青。 金正男も真っ青。

 とまあ、ここまで視力の話を死力を尽くして引っ張ってきたんですが、遂にネタが尽きたので、おしまい。

 ということで、今日はフレディ・ハバードです。 このところピアニストの作品が続いていたので、ピアノ編になったものだとばかり思っていた人がいるかも知れませんが、違います。 「楽器に拘らずに最近買ったCDを紹介するシリーズ」 です。 そのうちのピアノ編のネタが尽きたので、今日から違う楽器の人が登場することになるんですが、手始めはトランペットです。 手始めも何も、この楽器は1回でネタが尽きるんですが、とまあそんなことで、フレディ・ハバードの 『ザ・ハブ・オブ・ハバード』 というアルバムを紹介したいと思います。 『ザ・ハバードのハブ』 ですか。 ここでいうハブというのは沖縄在住の毒蛇ではなくて、ハブ空港とかのハブだと思うんですが、中心とか中枢とか、そういう意味があるんですな。 ちなみに、視力回復にはハブ茶が有効だったりするようなんですが、別にハブを煎じて飲むわけではなく、その正体は決明子 (けつめいし) という漢方のようです。ケツメイシの名前の由来になった奴ですな。 とまあそれはそうと、これ、MPS盤だったりするんですが、ドイツの大手電気メーカーであるSABA社の重役、ハンス・ゲオルグ・ブルナーシュアー氏の趣味が高じて設立されたという、ちょっと変わった歴史を持つレーベルである。…という奴です。 あまり、さば君好みでない作風のものが多いという印象があるんですが、でもまあ、ハバードだから普通に大丈夫っすかね? テナーがエディ・ダニエルズという、よく知らない人であるのと、ピアノがローランド・ハナで、ローランドゴリラとハナ肇っぽい感じがするところが不安材料ではあるんですが、とりあえず1曲目から聴いてみることにしましょうか。

 まずは歌物ナンバーの 「ウィズアウト・ア・ソング」 。 個人的にさほど好きな曲ではないので、あまり期待は持てないんですが、イントロ無しでいきなり始まるテーマはハバードが主で、ダニエルズが従。 そういう関係のようです。AABA形式のうち、 “Aの部” はほとんどトランペットのワン・ホーンのような感じで、テナーは地味に絡む程度。 “B” の部になって一転、今度はテナーが主旋律を吹くことになるんですが、最後にハバードの吹く “Aの部” に戻って、そのままアドリブ・パートに突入。 そういう流れだったりします。 で、これ、結構ハードですな。 1969年 & MPS という状況から、ある程度は予想していたんですが、演っているのがスタンダード・ナンバーなので、ちょっと油断してました。 ま、フリーとかではないので、ぜんぜん大丈夫な範囲内なんですが、で、続くテナーのソロもそれなりに前衛的だったりします。 エディ・ダニエルズってどこかで聞いたような名前だと思ったら、昨今はもっぱらクラリネットを吹いている人なんですな。 エエでぇ、エディ♪ …と応援したくなる程ではないんですが、パワフルな吹きっぷりは悪くないと思います。 中盤以降は時折フレディが絡んできて、大いに盛り上がったりして、で、続いてハナちゃんのソロが登場します。 この人も結構アヴァンギャルドだったりするんですが、で、最後はトランペットとタイコとの絡みでめっちゃ盛り上がったりして、そうこうしているうちにテーマに戻って、おしまい。 12分50秒と、ややもすると、無駄に長いだけやん!…と言われかねない演奏時間なんですが、勢いだけで最後までいっちゃいましたな。 個人的にさほど好きな曲ではないとか、そんな事は何の関係も無かったような気がする、気合の入りまくったプレイでありました。

 で、次。  「ジャスト・ワン・オブ・ゾーズ・シングス」 。 これまた微妙な感じのスタンダードを持ってきましたな。 少なくともプロデューサーが日本人ウケを狙ってないことだけは確かなんですが、ドイツのサバはこういうのが好みなんすかね? で、演奏のほうはというと、前曲と同様、これまた勢いだけで疾走しちゃうナンバーでありまして、テーマの後、ハバード → ダニエルズ → ハナの順で、ジュン、って潤ってきちゃうんです。 …といったプレイが展開されております。 聴いているほうとしては、もう2曲目の半ばで、お腹いっぱいといった感じなんですが、最後はラッパとテナーとタイコの絡みで大いに盛り上がって、テーマに戻って、おしまい。 7分14秒と、ジャズの演奏時間としては 「標準よりちょっとだけ長め」 といったレベルなので、何とか最後まで耐えることが出来ましたが、書くことはほとんどなかった。 そんな仕上がりでありました。 …と、このままでは今日の後半が手抜きの極みになってしまうような気がするので、月の家円鏡についても触れておきたいと思うんですが、いいですよね、月の家円鏡。 月の家という苗字 (?) は、ちょっぴりツキノワグマを彷彿させるものがあって秀逸だし、円鏡という名前からも愛嬌が感じられます。 よって、月の家円鏡が橘家圓蔵という名前になってからは、まったくどうでもよくなってしまいました。 桂ざこばも、朝丸という名前のほうがよかったですなー。 ウィークエンダーの取材で、僕の母校の陽和中学校にも来たみたいだしー。 生徒の母親が竹ヤリを持って職員室に乱入したという、そういう心温まる事件だったんですが、とまあそんなことで、次。

 3曲目、 「ブルース・フォー・デュアン」 。 ハバードのオリジナルです。 デュアンというのは誰なのかと思ったら、ヒズ・サンにデディケートしたものなんですな。 それは 12小節のFメジャー・ブルースで、ハーマン・ミュートをウィズしてプレイしているらしいというのも、原文ライナーを解読して判明したんですが、聴いてみたら確かにウィズ・ミュートな 12小節ブルースでありました。 Fメジャーかどうかは楽理に疎い僕にはよく分からんのですが、ドラムスとベースだけをバックにハバードがシンプルなテーマを吹くテーマ部は、ここまでが無駄なくらいハイテンションだっただけに、抑制の美学。 そういったものを感じさせます。 で、トランペッターというのは誰しも、ミュートを付けて吹くと、マイルスぅ? …と思われてしまうという宿命を持っているんですが、でもまあ、宿便を持ってるよりはマシ? …とでも思って、諦めて貰うしかありません。 ここでのハバードもかなりマイルスっぽく聞こえたりするんですが、随所に、ヨイショっと。 …な月の家円鏡も垣間見られて、で、そのうちにローランド・ハナも参戦してきて、次第にちょっとずつ賑やかになってきます。 ハナの放駒親方っぽい伴奏が、ちょっぴり元大関魁傑っぽくて悪くなかったりするんですが、続いて出てくるエディ・ダニエルズのソロは正直、あまりよくありません。 無理に前衛に走ろうとして、間違えて遠泳に走ってしまった。そんな感じがします。間違ってますよね。遠泳なら、泳げよ! そう思わずにはいられません。 ま、本人なりに考えてチャレンジした結果、失敗に終わってしまったという事なので、この経験を糧にして、今後は真っ当な人生を歩んでくれれば僕はそれでいいんですけど。 で、続くハナのソロは、決して華はないものの、はなわ (←「佐賀県」) ほど一発屋でもない。 そういった感じで、安定感はあると思います。 で、その後、リチャード・デイビスのベース・ソロが前衛っぽくフィーチャーされて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ま、悪くはないんだけど、初心者に優しい出来ではなくて、おまけに地味。 そういった仕上がりでありました。

 で、次。  「ザ・シングス・ウイ・ディッド・ラスト・サマー」 。 直訳すれば 「私たちが去年の夏にしたこと」 となるんですが、もっとスッキリした 「去年の夏」 という邦題で知られている歌物ナンバーです。 個人的な愛聴曲だけに期待の度合いも大きいんですが、ピアノによるリリカルなイントロ、かすれたような音色でテーマを吹くフレディ。 いずれも、優良です。ダニエルズくんは1回お休みです。 ハナくんもソロの出番は無くて、全体としての流れがやや単調だったりもするんですが、ま、これはこれで、アレだと思います。 ということで、ラスト。  「ミューゼズ・フォー・リチャード・デイビス」 。 ローランド・ハナのオリジナルのようですが、 「リチャード・デイビスの為の薬用石鹸」 ですか。 専用のミューズを複数個、用意して貰ったんですな。インフル予防の為にも、いい心掛けだと思います。心掛けと雑巾がけは、心を綺麗にする鏡ですからなぁ。 で、これ、リチャード・デイビスをリスペクトしているだけあって、ベースが大活躍しております。 それも悪い方向に活躍してくれているんですが、超スローな弓弾きベースとハバードのトランペットとが陰々滅々と会話を繰り広げていて、心の底からヤリキレナイ川。 そんな作風に仕上がってしまっております。 何でこれをアルバムの最後に持ってきた!? というか、何でこんな曲を採用した!? ハナか? ハナに気を遣ったのか!? それは間違った気の遣い方だと言わざるを得ませんが、意外とこういうのがプロデューサーの壷にハマっちゃったのかも知れません。 ドイツのサバなら、ありえるかもー? とまあそんなことで、今日のところは以上です。

【総合評価】

 激しい喧騒の世界から、欝のどん底へ。 あまりにもドラマティックな展開でありましたが、もうちょっと、何とかならなかったんですかねー? ラストの葬式ソングのお陰で、アルバム全体の雰囲気が最悪なモノになってしまっております。 ま、4曲目までに限定すれば、なかなかよい仕上がりだと思うんですけどー。 悪い事は言いません。最後まで聴くのだけはヤメましょう。 日本のサバ君からの、おねがい☆ 


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