ZOOT! (RIVERSIDE)

ZOOT SIMS (1956/12/13,18)

ZOOT!


【パーソネル】

NICK TRAVIS (tp) ZOOT SIMS (ts,as)
GEORGE HANDY (p) WILBUR WARE (b) OSIE JOHNSON (ds)
【収録曲】

(01-03) WHY CRY? / ECHOES OF YOU / SWIM,JIM
(04-05) HERE AND NOW / FOOLS RUSH IN
(06-07) OSMOSIS / TAKIN A CHANCE ON LOVE
【解説】 (2010年08月08日更新)

 ということで、 “若狭・丹後の旅(その2)” です。 前回 、桧皮葺でブギウギ、苦棲夜我岳怨是屡羅淫” でバリバリだぜ!夜露死苦!…というところまで話が進んでいたと思うんですが、ということで、小浜から高浜町に移動して、 ビジネスホテルウェーブ高浜 にチェックイン。  善兵衛荘 の当主、善兵衛クンの人柄に不安があったので、無難なビジホに止まることにしたんですが、ホテルウェーブ高浜のフロント係、ウェーブ高浜くん (←日系3世?) の接客態度も決して褒められたものではありませんでした。 愛想が無くて、事務的で、ちょっぴりパナウェーブ研究所っぽいんですよね、ウェーブくん(←推定年齢51歳)。 愛想のないオッサンとは気が合いそうにもないんですが、それはそうと懐かしいですな、パナウェーブ研究所。 白装束を着てウロウロしているだけなのかと思ったら、惑星ニビルが地球に与える災害の回避について奮闘して下さっているようで、頭が下がる思いです。 詳しくは、ま、 オフィシャルサイト を見て貰うとして、とりあえず僕は 漁火想 の会場へと歩いていくことにしました。 実行委員会のお姉さんとの出会いに期待して、キャンドル点火ボランティアに応募したところ、17時に時計台のところで待ち合わせ♪…ということになったんですが、数日前、僕の携帯に電話が掛かってきたんですよね。 いや、掛けてきたのはオッサンだったんですが、しかも代表者の名前がわからんとか、人数を教えろとか、野球チームがどうのこうのとか、まったく話が噛み合いません。 オッサンというのは得てして噛み合わせが悪くて、その結果、歯茎が痩せたりするものなんですが、明らかに電話を掛ける相手を間違えておりますな。 その旨を申し上げると、 「あ、その、とりあえず17時に集まって下さい。」 と言われて、この時点で僕の実行委員会に対する思いは、完全に冷めてしまったわけなんですが、今さら、バックれるわけにもいかないしー。

 ということで、17時に集まってみました。 時計台の向かいにテントがあって、そこがボランティアの受付になっていたんですが、そこにはお姉さんが座っておりました。 事前にボランティアを申し込んだ者である旨を申請すると、いきなり黄色い軍手とタオルとラブバンドとカメヤマローソクを渡されました。 ラブバンドというのは これ です。 確かにバンドではありますが、さほどラブを感じさせるものではありませんな。 これならまだ、お姉さんのブラのほうがラブが感じられると思うんですが、参加者全員に使用済みのブラを渡すというのはちょっと大変ですからね。 大変なあまり、変態のおじさんに試着を下請けさせているかもしれず、それだったら普通にラブバンドのほうが嬉しいです。 で、ローソクはその場で燃やすためのものではなく、「おうちで使ってください。」 との事でありました。  367円(税込)もする高級品で、記念品のタオルも販売価格 500円 (税込) くらいしそうだし、なかなか気前がいいですなー。 ま、ローソクのほうは変態のおじさんがおうちで使うのに大量に買い込んだものの、ノーマルな奥さんに使用を拒否されて、不良在庫が大量に発生してしまったので、その処分を兼ねてということなのかも知れませんが、で、受付を済ませた後、どうすればいいのかと思ったら、適当に現場 (砂浜) に行って、適当に現場の指示に従って下さいとの事でありました。 けっこう適当なんですなー。 これなら貰うものだけ貰って、そのままバックれても大丈夫そうなんですが、ま、根が真面目な僕はちゃんと働きましたけどね。

 個人参加の物好きなボランティアって、もしかして僕だけ?…と思ったら、そうでもなくて、1人で来ている暇な兄ちゃんとか、2人で来ているラブラブなぺヤングとか、ご高齢な母と若い娘のペアとか、若い母と女児のペアとか、ぼちぼち集結しておりました。 個人参加だけで1区画を任されることになったんですが、やはりそれだけでは絶対的に人数が足らないようで、小学生の野球チームらしき集団との混成チームになりました。 女児の姿もちらほら見られたので、労働環境としてはなかなか恵まれていると言えそうですが、作業工程そのものは思ったよりも複雑でした。 ローソクを並べる→火を着ける。 それだけなのかと思ったら、違うんですな。 厚手の半透明のコップのような容器を並べる→容器に水を入れる→水にローソクを浮かべる→ローソクに火を着ける→空気取入用の穴が開いた蓋をかぶせる。 それだけの作業が必要でした。 ローソクそのものは思ったよりも小さくて、径38×高さ20mmくらい? 何だかすぐに燃え尽きちゃいそうなんですが、こんなんで大丈夫なんすかね? 超低温SM専用ローソク 「血飛沫 長寸」 みたいなのを想像していた僕としては、ちょっと拍子抜けしちゃったんですが、あ、SMのローソクって、超低温の専用タイプを使うものなんですかー。 専用だからよりハードに作られているのかと思ったら、そうでもないんですな。 素人がSMごっこで普通のローソクを使ったりすると火傷する恐れがあるので、注意が必要でありますなぁ。…ということが分かっただけでも、今回、ボランティアに参加した意義はあったと言えますが、とまあそんなことで本日の勤労奉仕は、おしまい。 実働1時間強といったところでしょうか。 160ml缶ながらジュースも貰えたし、女児と翌日の海水浴の約束を取り付けるには至りませんでしたが、何だか楽しかったっす♪


曙バーガー&高浜鮨♪

 一度ホテルの駐車場に戻って、カメラと三脚を用意して、再び “漁火想” の会場に戻りました。片道15分くらい掛かるので、ちょっと大変なんですが、おかげで腹が減りました。 思えば昼はカレー焼きを3つ食っただけですからね。 ま、無駄に腹は膨れたんですが、膨らし粉で無理やり腹を膨らせたようなものなので、腹が減るのも早いです。 色んな屋台が出てたんですが、無難なところで “曙バーガー” と “高浜寿司” を買いました。 サザエボール (←タコ焼きのタコの代わりにサザエを入れたもの) とか、サザエカレーとか、サザエさん系の食い物が多いんですが、個人的にはパス。あんなの、ただ苦いだけですもんね。 ま、苦い部分を除けば、さほど苦くはないのかも知れませんが、苦くない部分もさほど旨いとは思えないし、基本的にあまり好きではないんですよね、魚貝類。 で、曙バーガーは 「てりやき」 と 「さば」 の2種類があるんですが、無論 「てりやき」 にしました。 ただ 「てりやき」 というだけなので、サザエの苦い部分だけを厳選して照り焼きにしました!…という食い物がパンに挟んであったとしても文句は言えないんですが、普通に牛か豚か何かの肉をハンバーグにして照り焼いてパンに挟んだバーガーでありました。 で、高浜寿司のほうもいくつか種類があったんですが、とりあえず 「さば」 にしておきました。 サイトの名前を 『塩サバ通信』 、ハンドル名を 「さば」 にしてしまった以上、さほどサバが好きではないにも関わらず、ついついサバ系に手を出してしまうんですよね。 鯖街道の熊川宿ではつい 「鯖缶」 を買ってしまったしー。 『てりやき通信』 のWebマスター、テリーにしておけばよかった!…と、今ではちょっぴり後悔しているんですが、 『サザエの苦いところ通信』 にしなかっただけ、まだマシだとは言えるんですけど。 あまり好きではないだけで、別に嫌いではないですからね、サバ。

 ここでいう高浜寿司というのは、カップに入った “プチちらし寿司” のようなものだったんですが、サバ味は寿司飯の上にサバの身をほぐしたもの、錦糸玉子、ササゲ (?) を煮たの、干し椎茸を水でもどしたものを煮たの。…といった地味な具がのった食い物でありました。 うーん、微妙…。 干し椎茸を水でもどしたものを煮たの、あまり好きじゃないんですよね。 ほとんどサバの味はしなくて、どちらかと言うと干し椎茸味な寿司だったんですが、ま、腹のたしにはなったので、別にいいんですけど。


<漁火想(その1)> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 ということで、腹も膨れたところで、とりあえず写真を撮ってみました。 このキャンドル、自分たちで頑張って並べたのかと思うと、感慨もひとしおでありますなぁ。 周囲が暗くなって砂浜にほのかな灯りが浮かび上がった瞬間は、まさに感動的でありました。 …といった展開を期待していたんですが、思ったほどでも無かったですな。 気が付いたらいつの間にか暗くなっていて、それはそうと、さっきの高浜寿司、めっちゃ干し椎茸やったなー。 そんな思いに駆られるに留まりました。 で、あれだけ頑張って並べたのに、こうして見ると、ちょっとショボい? 横方向にはかなり広く並べられているんですが、縦のほうはそれほどでもありませんからね。 ということで、いちばん下の写真はちょっと工夫を凝らしてみました。 タジュローを使って多重露出してみました。 タジュローって、何? …と思った人には ここ を見て貰うとして、ちなみに今回は “タジュロー2号” を使いました。 1号がどこかにいってしまったので、慌てて新しいのを作ったんですが、今度のは こんな感じ です。 ミスタートンカチにゴム板を買いにいって、それを貼り付けるのに何か適当なものはないかと思ったら、ちょうど便所マークが目に付いたので、コラボってみました。 で、作ったらすぐに古い1号が見つかったので、とんだ無駄遣いでありましたが、何だか無駄に高かったんですよね、この便所。 ま、前作より少し小型化することが出来たので、それはそれでよかったんですが、新たな問題も持ち上がりました。 人前で使うのが恥ずかしいんですよね、これがまた。 今回、僕は砂浜と道路の境のプチ堤防のようなところに陣取っていたんですが、幸か不幸か、右のほうには女子大生っぽいギャルの2人組が、すぐ左隣には女子中学生の2人組が。 幸か不幸か、右のほうは少しスペースが空いていたので、おばちゃん3人組に割り込まれてしまったんですが、左のほうはカメラを振れば女子中学生の腕に接近しちゃいそうな距離ですからね。タジュローもしっかり見られちゃったに違いありません。 「漁火想に行ったら便所のおじさんがいました。」 とか、 夏休みの宿題の絵日記に書かれているかも知れませんなぁ。。。


<漁火想(その2)> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 そうこうするうちに、このイベントの呼び物のひとつ、 “櫓龍 (やぐらドラゴン)” が始まりました。 もうひとつの呼び物は “水中花火” なんですが、僕は後者狙いで場所取りをしてましたからね。ドラゴン鑑賞には不向きなロケーションであるような気がしていたんですが、案の定でした。 先ほど、隣に割り込んできたオバチャンに 「この辺がいちばんいい場所なんですかぁ?」 と聞かれて、 「初めてなので、よく分からん。」 という旨の返答をしておいたんですが、あまりお気には召して頂けなかったようで、櫓龍の最中にオバチャンたちはどこかに行ってしまいました。 確かにこの位置からだと、何をやっているのかよく分からんのですよねー。 ということで、写真は1枚だけです。 で、その下の 「明鏡洞ライトアップ」 もオマケのようなもので、で、いよいよ本命の水中花火が始まりました。 今度は位置的にもバッチリですね。 見たか、さっきのオバチャン!? ま、大きな花火は少しくらい外れたところから見ても、それほど大ハズレはしないのかも知れませんが、で、ついでに言うと目の前に突っ立っている三脚装備のオッサンたちが、かなり目障りですなぁ。。。 ま、写真を撮る前からそれは分かっていたんですが、花火とキャンドルを絡めるには、これくらい後ろじゃないと厳しいだろうし、女子中学生の隣の席を手放したくなかったしー。 ま、枯れ木も山の賑わいだと思って、諦めるしかありませんな。 で、この水中花火は期待した通り、なかなか綺麗でよかったんですが、ただ、水中花火が単発で揚がるだけというのは正直、ちょっと単調な気がしないでもありません。 桑名の花火大会みたいに打ち上げ花火と水中花火のコラボでやってくれるといいんですけどね。 ま、高浜では別の日に普通の花火大会も開催されるので、そういうのを見たいなら、そっちのほうを選べばいいワケなんですけど。 しみじみと地味なローソクの灯りを眺める。そういうイベントだと割り切ったほうがいいでしょう。


 ということで、 “若狭・丹後の旅(その2)” は、おしまい。 2日目まで話が進みませんでしたな。 未だに丹後には辿り着けておりません。 さすがに旅ネタを3回も引っ張るのはちょっとアレなので、この続きはまたどこかに書くとして。 で、写真のほうなんですが、今回は敢えて公開しなかった 「とっておきの1枚」 があります。 とっておきなので、しばらく手元に取っておこうと思うんですが、というのも、その作品を 「漁火想写真大募集!」 に応募したからなんですけど。 特に書かれてはいないんですが、作品は未発表の物に限るとか言われて、当選を取り消されたりしてもアレだしー。 優秀作品には景品をプレゼント!…ということなので、今から楽しみです。 景品は何ですかね? 余ったローソクとか? ま、恐らく高浜町の特産品だと思うんですが、 「サザエの苦いところだけ1年分」 とかだったら、めっちゃ嫌ですなぁ。。。

 ということで、今日はズート・シムスなんですが、いいですな、ズート・シムス。 “ズート清水” と、半分だけ漢字に出来るところがいいんですが、僕の価値基準って、漢字に出来るか、韻を踏んでるかのどっちかだったりしますからね。 ただ、ズート清水というのは、ちょっと無理があるんじゃないか?…という気がしないでもないんですが、でも大丈夫。 ググるとちゃんと出てきます。ZOOT (清水町/イタリア料理) とか。 あと、2ちゃんねるの 『マツケン・サン・ラ』 というスレもヒットしました。 何かと思ったら、 「アントニオ・イノキ・ジョビン」 とか 、「あしたのジョー・ジョーンズ」 とか、 「ウェイン・しょう太」 とか、 「あなたと夜と毛沢東」 とか、そういうのが延々と書き綴られた不毛のスレだったんですが、いや、最後のは傑作ですな。 あ、 「前バリー・貼リス」 という超定番もありました。 発想があまりにも塩サバ通信レベル過ぎて片腹痛いものがありますが、とまあそんなことで、今日はそんなズートの 『ズート!』 というアルバムを紹介したいと思います。 顔、怖いですな、ズート。 でもまあ、リバーサイド盤なので、顔が怖いなりになかなかいい感じのジャケットに仕上げられているんですが、リバーサイドでズートって、ちょっと珍しくないですかね? さほどズートが好きではないものの、レーベルに釣られてついつい買ってしまったんですが、トランペットのニック・トラヴィスが入っているんですな。 誰それ?…という感じなんですが、“肉虎美酢” と感じに出来るところは評価していいと思います。 虎の肉が美味しく食べれる酢みたいで、悪くないですよね。 で、リズム隊はというと、ジョージ・ハンディウィルバー・ウェアオジー・ジョンソンでありますか。ジョージくん以外は知らない名前ではないんですが、何とも地味なところを集めましたな。 正直、期待度はあまり高くないんですが、とりあえずまあ、演奏を聴いてみることにしましょうかぁ。

 ということで1曲目です。 「ホワイ・クライ?」  「どうして泣いてるの?」 って、それは多分、何か悲しいことがあったからなんだと思うんですが、実は僕も今日は朝から悲しい事があって、咽び泣いておりました。 涙を隠して原稿を書かなければならないのがちょっと辛いんですが、でも頑張るっ! で、曲のほうはというと、これはアレです。 普通にスインギーな歌物ナンバーです。 まったくもって泣きが感じられないので、やや拍子抜けしちゃったんですが、テナーとトランペットのユニゾンでテーマが演奏されて、でもって、ソロ先発はズートでありますな。 顔に似合わず、何ともスムーズな葺きっぷり…って、未だに桧皮葺の呪縛から学習機能が抜け切れていませんが、何ともスムーズな吹きっぷりでありますな。 続く虎美酢クンのソロもいい感じにほのぼのしていて、ま、正直、物足らんっ!…という気がしちゃうのも確かなんですけど。 で、続くジョージ・ハンディのピアノ・ソロは普通にいい感じだったりするんですが、でもって、ウィルバー・ウェアのピチカート・ソロがフィーチャーされて、最後にズートとトラヴィスの軽い絡みがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 こりゃ、今日はほとんど書くことがないな。…ということを予感させる立ち上がりでありましたが、とりあえず2曲目も頑張ります。

  「エコーズ・オブ・ユー」 。 タイトルがエコーズだけに、テナーが吹いた後、トランペットがエコーのように同じ旋律をリピートするという、そういう手法が取られたバラード調の作品です。 テーマの後、ズートのソロになります。 ソフトな吹きっぷりが耳に優しいです。 続いてトラヴィスが歌心に富んだ富田林市。…といったソロを聞かせてくれて、でもって、エコーなテーマに戻って、おしまい。 いや、こりゃ、本格的に書くことがありませんな。 やはり僕とズートとは、さほど相性がよく無さそうな感じなんですが、でも頑張るっ! ということで、3曲目です。 「スイム・ジャム」 。 「泳ぐ、フルーツの果実や果汁に重量比10%から同量程度の砂糖や蜂蜜を加えて加熱濃縮し、保存可能にした食品」 ですか。こうなったらもう、曲名だけで話を膨らませて場を繋ぐしか手がないんですが、ジャムと言えば名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パークのジャムおしさんは元気なんすかね? 桑名もずっと暑い日が続いているので、中の人も大変でしょうなぁ。 湿度も高いので、アンパンマンとかも蒸しパンになっちゃいそうですが、ところでアンパンマンには蒸しパンマンというキャラも登場するんすかね? 気になるので調べてみました。 というか、それほど気にはならないんですが、他に書くこともないので調べてみました。 んーと、登場してなさげです。 蒸し物系では、せいろくん、ちまきちゃん、ちゃわんむしまろ、シューマイ和尚、シューマイ姉妹、ぶたまんマンというのはいるみたいなんですけど。 もはやパンは関係ないんですなー。 どうして蒸しパンマンがいないのかというと、蒸しパンという語感が 「虫パン」 を連想させるからではないか?…という、何の根拠もない説が語られておりましたが、虫パン。ちょっと嫌ですね。 コッペパンの切れ目にイナゴの佃煮が挟んであったり。 ソフトクリームはあるみたいですけどね。 こんなの 。 売店従業員の上原義人さん(39)、アホやろ!?…と思わずにはいられませんが、ということで本題です。 演奏のほうはアレです。正統派の西海岸系ハード・バップ。そんな感じの仕上がりです。 2曲目から4曲目まで、すべてピアノ弾きのハンディ君が作ったようですが、で、ここではアレです。ズートがアルトを吹いているというのが、ちょっとレアですかね? ちょっぴりアート・ペッパーみたいで、普通にいい出来です。 で、以下、トラヴィス、ハンディ、ウィルバー・ウェアとソロが続いて、最後にテナーとトランペットの軽い絡みがあって、テーマに戻って、おしまい。

 4曲目、 「ヒア・アンド・ナウ」 。 「ここ、そして今」 ですか。…と、自分なりに訳してみてから翻訳サイトに掛けたら 「現世」 という答えが出てきたんですが、僕の英語能力もまだまだですなぁ。 で、曲のほうはアレです。ウエストコーストっぽい御陽気なナンバーです。 でもって、ソロ先発はニック・トラヴィス。 憎いほど虎なビスっぷりでありまして、以下、ズートのだぼだぼなソロと、ウィルバー・ウェアのピチカートなソロがあって、最後は tp→ds→ts→ds の4バースがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 で、5曲目。 「フールズ・ラッシュ・イン」 。 「アホ達が押し合って入る」 ですかね? 通勤ラッシュのイメージから自分なりに訳してみたんですが、翻訳サイトのお答えは 「馬鹿は突入します」 でありました。 ま、似たようなものですか。 が、曲のほうはというと、馬鹿の突入とはまったくイメージの違う、静かなバラードでありました。 ズートがワン・ホーンで切々とテーマを歌い上げ、で、そのままアドリブに入ったものと思われ、続いてトラヴィスが出てきて、ギンビス的なノスタルジックなソロを披露してくれます。 いいですよね、ギンビス。 「たべっ子どうぶつ」 とか、美味しいですよね。食べたことはないんですけど。 小学生の女児と一緒に 「たべっ子」 を食べっこしたりすれば、さぞや心が和むと思うんですが、おっさん一人で食べたところで、心が荒むだけですからね。 仕方がないので一人の時は 「しみコーン」 を食べることにしているんですが、しみじみと美味しいですよね、しみコーン。 とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 正直ここまで、このアルバムはあまり僕の好みではなかったんですが、このバラードは素直によかった♪…と、評価していいのではなかろうかと。

 で、次です。 「オスモシス」 。 僕はこの曲名をみると、どうしても頭に 「おすも」 が浮かんできてしまうんですが、桑名にあるんですよね、「おすも」。新光堂の少し手前のところ。 正式には おすもゴム という名前のようなんですが、スニーカーなどという小洒落た商品も扱っているんですな。ちょっぴり見直しました。 で、これはアレです。 ケニー・ドーハムなんかも取り上げている、とってもファンキーなチューンなんですが、オジー・ジョンソンのオリジナルだったんですな。そうとも知らずに、惜しいことをしました。 何が惜しいんだか、よく分かりませんが、このズート盤のなかなか元気があって、いいですなー。 ファンキー臭は希薄なんですが、アート・ペッパーっぽいズートのアルトを満喫することが出来て、とっても満足。 個人的にはこの人、テナーよりもアルトのほうがいいんじゃないか?…と思ったりもしたんですが、以下、トランペットのソロ、ベースのソロがフィーチャーされて、 as→tp→as→tp の4バースがあって、でもって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、ラストです。  「テイキング・ア・チャンス・オブ・ラブ」 。 最後は歌物で来ましたかぁ。 最後は歌丸で来ましたかぁ。…というのは 「笑点」 ではよくある展開なので、無難な選択であるには違いありません。 で、これ、なかなかアレンジが凝ってますなー。 お馴染みのテーマはピチカート・ベースだけをバックに、ズートがテナーで渋く吹いております。 その後、トランペットとピアノとドラムスが入って、そこからは、ま、普通になるんですが、で、以下、ズート、トラヴィス、ウィルバー・ウェア、ジョージ・ハンディと、各自の良好なソロが続いて、 でもって、2管の軽い絡みがあって、テーマに戻って、おしまい。 ということで、今日は以上です。

【総合評価】 正直、4曲目くらいまではどうなることかと思いましたが、後半はかなり盛り返しましたな。 ま、前半は前半で普通にズートなプレイが展開されているものだと思われるので、ズート好きには普通にいいんでしょうけどー。 個人的にはズートのアルトが聞けたのが収穫でありまして、他にズートがアルト吹いてるアルバムって、あるんすかね? 詳しい人、情報、夜露死苦!


INDEX
BACK NEXT