DON’T LOOK AWAY NOW! (PRESTIGE)

JAMES MOODY (1969/2/14)

DON'T LOOK AWAY NOW!


【パーソネル】

JAMES MOODY (as,ts) BARRY HARRIS (p)
BOB CRANSHAW (Fender-b) ALAN DAWSON (ds)
EDDIE JEFFERSON (vo) <#4>
【収録曲】

(01-03) DON'T LOOK AWAY NOW / DARBAN THE REDD FOXX / EASY LIVING
(04-05) HEY HERB! WHERE'S ALPERT? / HEAR ME
(06-07) WHEN I FALL IN LOVE / LAST TRAIN FROM OVERBROOK

【解説】 (2010年01月17日更新)

 ということで、若狭の旅 (2日目) です。 1日目に関しては ここ 、宿に関しては ここ を見てもらうとして、で、2日目はですね、曇っておりました。予報によると福井県嶺北地方は夕方から雨、嶺南地方は夜に入って雨が降るとのことで、昼間に南のほうをうろつく分には何とか大丈夫そうなんですが、ところでこの嶺北と嶺南の境目になっている “嶺” って、何なんすかね? 三重県だと北勢・中勢・南勢というエリア分けになっていて、 “勢” というのは伊勢の “勢” から来ているんだと思うんですが、福井県は越前ですよね。 “越” の前で “嶺” の北だったり、 “嶺” の南だったりするようなんですが、ということで、調べてみました。 まずは “越” の部。 越前といえば越前屋俵太、越中といえばフンドシ、越後といえば越後屋 (←お代官様と同じくらい、ワル。) なんですが、それぞれ何の前だったり、中だったり、後ろだったりするのかというと、「越(こし)の国」。 そういう国が3つに分裂して、こういう名前になったんだそうです。 調べてみて、そういえばこれ、前にも調べたことがあったなぁ。…という気がしてきたんですが、で、続いては “嶺” の部。 字面からして、何かの山だという気はしていたんですが、北国街道の難所である木ノ芽峠、別名 “木嶺” というところが嶺北と嶺南の境なんだそうです。 調べてみた結果、ネタになるような話ではなかったことが判明したんですが、とりあえず疑問は解決したので、ということで、では “今週の写真” 、いってみましょうかぁ。


<高浜の海・小浜の海> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 朝、城山荘を出発すると、城山海水浴場にはすでにサーファーが出没しておりました。 太陽の光を浴びて、水面がキラキラとシャイニング。 曇りの予想が “意外と好天” に好転しそうで何よりなんですが、せっかくの旅も荒天だったりすると、コールテンのズボンがべたべたになっちゃいますからね。そういう事態を想定して撥水性のあるトレッキングパンツを新調した慎重な僕だったんですが、雨の心配は無さそうで、何より。 で、高浜港まで歩いていくと、青葉山が綺麗に見えておりました。日本全国、至るところに “○○富士” と呼ばれる山があって、名古屋の栄のど真ん中にも “サウナフジ” というのがあったりするんですが、この青葉山は別名 “若狭富士” と呼ばれているそうです。標高は 693mと、ぜんぜん大したことはないんですが、そこそこ綺麗な三角形の山容は、ま、富士と呼ぶにヤブサカでないような気もします。 前日は曇っていてよく見えなかったし、この日も雲っていたので多くは期待してなかったんですが、薄っすらと雪をかぶった姿を見ることが出来て、なにより。 そういえば朝、城山荘の大浴場でオッサンがそんなことを言っておりましたな。 まだ夜明け前なのでよく見えなかったんですが、窓の外を見たオッサンが、「雪が積もっとんのかぁ? ん?雲がかかっとるだけかぁ。。。」 とか何とか。 おっさんの口ぶりからして、 「雲がかかっとるだけ」 と判断したっぽかったので、まさか雪が積もっているとは思いませんでしたが、当てにならないオッサンでありますなぁ。 朝からウミネコたん (もしくはカモメ?) も元気に飛んでいて、何だか今日も、いい一日になりそうな気がします。 とまあそんなことで、若狭高浜駅から小浜線に乗って、で、小浜駅に到着〜。

 小浜の観光ポイントとしては 蘇洞門めぐり遊覧船 というのにいちばんソソられるものを感じたんですが、蘇洞門 (そともん) 。 ちょっとだけ “ポケモン” みたいで、楽しそうですよね。…と思ったら、これ、蘇洞門と書いて “そとも” と読むんですな。 となると、ソソられ具合もちょっぴり減少してしまうんですが、よく考えたら “そともん” と “ポケモン” では、後半の “もん” しか合ってませんよね。 となると “そとも” でも、さほど問題はないような気もするし、でも一人で遊覧船に乗るのって、一人だけちょっと浮くような気がするし、でも遊覧船が沈没して一人だけ沈むよりは、一人だけ浮いてるほうがいいような気もするし、大いに悩むところなんですが、遊覧船の乗り場がある 若狭フィッシャーマンズ・ワーフ の “とれとれ寿司” が気になるので、とりあえず行ってみることにしました。 で、現地に到着して、迷いが吹っ切れました。1月4日(月)。 僕としてはまだ、正月休み気分満点だったんですが、世間では仕事始めの人もいるのか、観光地は閑散としておりました。遊覧船に一人で乗って浮くとか、それ以前の問題として、遊覧船の乗客が僕一人である可能性が極めて高いと言わざるを得ない状況でありまして、そういう状況って僕は、嫌です。 気まずくて、緊張して、とても遊覧どころではありません。遊覧はやめて、洋ランにしよう。そういう気分になってしまいます。 が、今から伊豆洋らんパークまで移動するというのも大変なので、とりあえず遊覧のほうのチケット売り場を覗いてみたんですが、波が高いからなのか、あるいは客がいなくてヤル気がないのか、「本日の遊覧は “小浜湾物語コース” となります。」 と書かれた張り紙が出されておりました。 肝心の蘇洞門まで行かずに、その辺の湾内でお茶を濁しておこうという魂胆でありますか。これでは魅力半減…どころか、魅力半値八掛け二割引でありまして、小浜湾などわざわざ船に乗らなくても、その辺の陸地からでも十分見れますもんね。 ということで、その辺の陸地から見ました。十分ほど見たら、それで十分という気がしたので、切り上げました。 しかし何ですな。小浜の海って、水が汚いですなー。湾だから?それとも、たまたま時期が悪かっただけ? そとも遊覧船情報 の 2010/01/02 のところには、「年末から元旦にかけて大時化になった影響で、大量のゴミなどが港に集まって来て、船の周りを覆っているので船員が総出でゴミを掬っていますが…限がないです。」 と書いてあるので、条件が悪かったのは確かだと思うんですけど。 ちなみに2日、3日、5〜8日は欠航だったようで、湾内だけでも遊覧してくれた4日はまだラッキーだったと言えそうなんですが、そうと分かると、ちょっと勿体ないことをしたような気がしないでもありません。 で、小浜の海と言えば “マーメイドテラス” なんですが、この人魚、思ってたよりもかなり小振りでありました。もしかしたら、人間と小さな鰤 (ブリ) とが合体した人魚だから、小ブリなのかも知れませんなー。


<小浜の町並み> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 話は少し前後するんですが、小浜の駅から小浜の海に行くまでの間、 “いづみ町商店街” というところを通りました。お正月だからめっちゃ混んでいるかと思っていたんですが、1月4日 (月) だったからなのか、閑散としておりました。 朝、まだ早い時間だったというのもあるかも知れませんが、店の多くは閉まっておりました。 浜焼き鯖 を売ってる店は何件か開いてたんですけどねー。 「サバくん」 を名乗っている以上、何としても押さえておかねばならない食い物なんですが、押さえずに素通りしました。こんなサバの丸焼き、一匹買ったら、めっちゃ持て余すに違いないしー。 で、商店街の中には 鯖街道資料館 もありました。事前の調査によれば、お正月は休館ということだったので、すっかり安心してたんですが、1月4日 (月) だったからなのか、開館しておりました。「サバくん」 を名乗っている以上、何としても押さえておかねばならない資料館なんですが、表の看板の写真だけ撮って、逃げました。 だって、何だか極限までつまらなさそうな気がするしぃ。決して後悔はしておりません。 浜焼き鯖は食わない、鯖街道資料館にも入らない。そんなことではもう 「サバ」 という名前を剥奪するしかない。…というのなら、それはそれで結構です。今日から 「サウナ」 という名前を名乗ることにします。サイトの名前も 『塩サウナ通信』 に変えます。

 で、商店街を抜けると、やがて海が見えてくるんですが、海に突き当たったところで右のほうに歩いていくとフィッシャーマンズ・ワーフに到着。前述の通り、何だかえらく閑散としていて、寿司を買うことさえ躊躇われるような雰囲気だったんですが、中に入ると、まあまあぼちぼち人がいました。 とれとれ寿司 ではかなり迷ったんですが、無難なところで 「地物づくし (¥780) 」 を購入〜。 「焼鯖ずし (¥1050) 」 は見送り〜。 あれ、普通のサバ寿司 (〆さばタイプ) よりも美味しいと思うんですが、1本買うと量が多過ぎて、一人では持て余すんですよね。鯖街道の基点である小浜市でサバを食べないのは、ちょっぴり自責の念に駆られるんですが、寿司になるサバって所詮はノルウェー産だしぃ。 ま、塩サバにするには外国物のほうが脂がのって美味しいんですけどね。 幸い、オフィシャルサイトには載って 「焼き鯖のちらしにぎり (\398) 」 というのがあって、これなら量的にも値段的にも手頃なので、そちらを押さえておくことにしました。さほど美味しそうには見えないんですが、ま、せめてものサバくんとしての良心ということで。 で、とりあえず食料は確保したものの、昼飯にはまだ早い時間なので、しばらく小浜の町を歩いてみることにしました。散策には このマップ が便利なんですが、まずは 「蔵のみち」 でありますかぁ。思ったよりも狭い道で、ま、確かに蔵のようなものがたくさんありましたが、うーん、まあまあ? 具体的には こんな感じ なんですけどー。 で、次。 「※青点線は町屋の並ぶ風情のある通りです」 。 それなりに期待してたんですが、うーん、まあまあ? 桑名の新町あたりと、さほど変わりがないような気もします。 でも大丈夫。小浜には 三丁町 という景観スポットがあるので、桑名なんかとは比べ物になりません。三味線の音やすれ違う着物姿の女性の何気ない会話の中に響く京言葉が、その空気にとけ込んでまるで祇園の界隈を歩いているような錯覚を覚えます。 いいぢゃん♪

 ということで、到着〜。 結論から先に言ってしまいましょう。三味線の音、聞こえませんでした。着物姿の女性ともすれ違いませんでした。通りそのものは、ま、それなりに風情があったんですが、電柱や電線もあって、ちょっと興ざめ。キャビアの親?それはチョウザメ。 小浜市も原発を受け入れていれば、電線の地中化くらい関西電力が何とでもしてくれたのにぃ。 ま、電柱があると、「殿、殿中でござるっ!こっちのは電柱でござるっ!」 という “忠臣蔵ごっこ” が出来るので、その点ではちょっぴり嬉しかったりするんですけど。 ということで、次。 このウォーキングマップ、三丁町界隈が少し分かりにくくて、ちょっぴり道に迷ってしまったんですが、うろうろしていると 「常高寺」 に辿り着きました。 (写真・下から2枚目) ですな。 これだと少し分かりにくいんですが、山門と石段の間に小浜線の線路が走っております。石段を上ってお寺に行こうとすると電車に撥ねられたりして、もう、国境なき医師団もびっくりという石段なんですが、びっくりしてないで、治療しろよ!…という気もするんですけど。 ま、即死だったりすれば、トリアージではとりあえず後回しにされるんですけど。 で、ここ、 『ちりとてちん』 のロケ地になったそうですな。詳しい話は ここ を見てもらうとして、現在、危険防止の為なのか、この石段には上ってはいけないという方針のようです。常高寺へはこの石階段の脇にある歩道からJR小浜線のガード下を抜けて進むように指示されております。面倒なので抜けて進みませんでしたけどー。

 で、再び海に戻って、 「人魚の浜海水浴場」 に到着〜。人工海浜なので正直、ちょっと微妙な海水浴場なんですが、人魚と言っても所詮、この町では食われるほうの立場だしぃ。 ( ここ 参照。) とりあえず海を見ながら 地物づくし を食べました。普通に美味しかったです。 魚を食べ終えたところで、人魚を食べた八百比丘尼が入定した洞に行ってみることにしました。人魚の肉を食べて不老不死になった比丘尼は最後、洞穴に篭って断食して自殺しちゃったそうなんですが、不老不死でも断食すれば死んじゃうものなんですなー。 あ、不老不死ではなくて、不老長寿なんすかね? ちなみに入定 (にゅうじょう) というのは真言密教の究極的な修行のひとつだそうで、詳しくは ここ を見て貰うとして、で、現地に行ったら八百比丘尼入定洞の入口には柵があって、入定洞に入場することが出来ませんでした。 ということで、小浜の散策は以上です。


<瓜割の滝> (←クリックすると写真ページに飛びます。)

 で、旅の締めくくりに 瓜割の滝 というところに行ってみました。 小浜駅から小浜線に乗って上中駅というところで降りて、そこから徒歩15分。 一年を通して水温が変わらず、夏でも水につけておいた瓜が割れるほど冷たい事から、その名前がつけられました。…とのことなんですが、そうかぁ? 水が冷たいくらいで瓜が割れたら、井戸水で冷やしたスイカがパカパカと割れて大変だと思うんですが、そういう話は聞いたことがないですよね。 ま、そんじょそこらの井戸とはワケが違うくらい、瓜割の滝の水は冷たいと言いたいのかも知れませんが、ただ、滝と言っても落差は1m程度らしく、期待度は限りなくゼロに近いです。 とりあえず行ってみたら、公園のような池があって、 こんな感じ に水が流れ落ちていたんですが、え?もしかして、これ? …と思ったら、さすがに違っておりました。 こちらは “若狭瓜割名水公園” と呼ばれるエリアのようで、本物の滝のほうはもうちょっと奥にありました。 夏は瓜が割れるほど冷たい水も、冬は気温よりも水温のほうが高いようで、湯気が立ち上っておりました。 木漏れ日と相俟って、何ともスピリチュアルなスポットでありますな、こりゃ。 もう、エクトプラズム、出まくりって感じぃ? いやあ、いいところでした。 すっかり満足したので名水公園に戻って、東屋のベンチに腰を下ろして、 焼き鯖のちらしにぎり を食べました。 ま、普通に美味しかったです。さほどサバっぽくは無かったんですけどー。

 ということで、今回の旅はおしまい。 城山荘の館内に “漁火想” と書かれた写真が飾ってあって、水中花火があまりにも綺麗だったので気になって調べてみたんですが、おおっ、 こういうイベント なんですかぁ。 いいぢゃん♪ 夏にまた行ってみますかね? 一人で行くには、かなり空しいものがありそうなんですが、カメラが友達なんだもん。寂しくなんかないよね??? 問題はこの辺りの旅館が夏場は一人客を泊めてくれなさそうな点なんですが、探してみたら “旅館・善兵衛荘” というところは大丈夫そうなんですけど。 が、 ここのクチコミ を見ると、ちょっと躊躇してしまいますなぁ。汚いのはいいです。プライバシーが無いのも、何とか我慢します。 が、爺ィが何度も確認の電話をかけてくるというのは最悪ですな。嫌いなんですよね、電話。 面倒なんですよね、出るのが。 にも関わらず、こここ爺ィは23時以降に平気で電話をかけてくるそうです。 夜更けの電話、あなたでしょ、話すことなど何もない♪ …って、そんな 「オリビアを聴きながら」 な宿、やだ!! 素泊まり 2,625円という価格は魅力的なんですけどね。 壁画風呂 もあるみたいだしぃ。 後は、客を馬鹿にした態度、偉そうな話し方、客の意見を聞かない態度…と酷評されているご主人の性格が何とかなればいいんですけどねぇ。 夏までに善兵衛クンが善人になって、全米もびっくり!…といった変貌を遂げることに期待して、で、今日のお話は、おしまい。

 ということで今日はジェームス・ムーディなんですが、いいですよね、ムーディ。 ムードがあって。 あ、それはそうと善兵衛荘、 ぐるなびトラベル を見ると、宿には全天候型テニスコート三面ナイター設備有。浴場は壁画・ジャグジー風呂の2ケ所 貸切風呂として御利用可能。…などと書いてありますな。もしかして、めっちゃリゾート? 口コミ評価を見ても、 (男性/60代) は 「カニフルコースがよかった 」 と絶賛♪ が、その下の (男性/50代) からは 「最悪なのは朝、肛門部が非常にかゆくて目が覚めました。」 という悲痛な声が。 (女性/20代) も体中ダニにやられちゃったみたいだし、怖いもの見たさの心理より、痒いもの怖さのリスクのほうが大きい? もはや善兵衛の性格改善だけでは駄目かもという気がしてきましたが、それはそうと、 「ドント・ルック・アウェイ・ナウ!」 。 「今、目を逸らさないで下さい!」 ですか。 現実を直視することによって見えてくるものがありますからね。直腸癌とか。 いや、アレは肛門に指を突っ込んで、触診で調べるんですか。 それはそうと、このアルバム、ムーディ君はアルト以外にテナーサックスも吹いているようで、というか、根はテナー奏者のようで、アルト編で取り上げるのは、ちょっとどうか?…という気もするんですが、でも既にもう、パーソネルと曲名のところを書いちゃったしー。 ピアノがバリー・ハリスというのもソソられるし、ボブ・クランショウがフェンダーベースを弾くというのは、ちょっとどうか?…という気もするんですが、とりあえず1曲目から聴いてみることにしましょうかぁ。

 まずはアルバム・タイトル曲の 「ドント・ルック・アウェイ・ナウ」 。 ムーディのオリジナルのようです。 ムーディのオリジナルというと、何となくムード歌謡曲っぽいイメージがあるんですが、それは偏見です。 というか、僕が勝手にそう思い込んでいるだけの話なんですが、聴いてみたら全然そんなことはなかったです。 微妙にジャズ・ロックっぽいリズムにのった、新主流派っぽいと言えなくもないムードの佳曲でありまして、フェンダーベースも結構いい感じ? テーマの後、アルト(?)のソロがあって、で、続いてピアノのソロ…と思ったら、そのままフェードアウトして終わってしまったんですが、3分19秒。 何と言うか、導入編? 僕の誕生日は 3月19日なので、この演奏時間にはちょっぴり親近感を覚えるんですが、やや物足りない感は否めない、いなげや・あきる野新草花店。 そういった1曲でありましたな。 で、次。  「ダーベン・ザ・レッド・フォックス」 。 「産卵床がfoxxするdarben」 って、翻訳しても何だかよく分かりませんが、 この作品 ではアルバムの冒頭を飾っておりました。 おお、上野オフですか。懐かしいですなぁ。 ちなみに今年のオフ会は5月22日 (土) に開催しようと思っているんですが、何故かというと、静浜基地の航空祭が5月23日 (日) にあるのではないか?…と踏んでいるからなんですけど。 静浜基地というのはどこにあるのかと言うと、静岡市と浜松市の間くらいです。 土曜日の夜に東京でオフ会をやって、静岡市に戻って泊まって、次の日に備えるというプランなんですが、誰も参加希望者がいなかった場合は近辺の観光に切り替えようかと思っております。日本平にでも行きますかね? で、もし、参加希望者がいたとして、 「静岡オフでもいい。」 という話になれば、それはそれで僕としては楽なんですが、それはそうと 「大便・ザ・赤いきつね」 。 これはアレです。行進曲風のマーチです。…と、前回のレビューに書かれているんですが、今回もアレです。行進曲風のマーチです。 ただ、前回が4管編成だったのに対して、今回はワン・ホーンなので、ちょっと雰囲気が異なるんですが、純粋にムーディのソロを味わうなら、こっちのほうがいいカモ?…という気はします。 鴨南蛮を味わうなら、ニワトリとか豚とか牛とか、カモ以外の余計な肉が入ってないほうがいいカモ?…という気がするのと同じですよね。鴨南蛮と言いつつ、実際はニワトリ南蛮だったりするのが普通なんですけど。 ま、可愛いカモたんを南蛮にするなどという野蛮な行為は厳に慎まなければならないので、ニワトリで正解なんですけどね。 ニワトリならいいのか?…と言われると、ま、美味しいから、やむを得ないかなという気がします。 で、演奏のほうはテーマの後、ムーディのアルト (もしくはテナー?) のソロがあって、バリー・ハリスが出てきて、でもって、テーマに戻って、おしまい。 …というオーソドックスなものでありまして、ま、ケレン味のないところは、よかったのではなかろうかと。 ピアノのソロもいい感じだったしー。

 ということで3曲目です。 「イージー・リビング」 。 「気ままな暮らし」 でありますな。 毎回、僕は同じような事を書いておりまして、 「イージー・リビング 気ままな暮らし」 でググると、黄ばんだパンツの真ん中を舐めるとか、シマリス住設とか、そんな話がヒットしちゃうんですが、それ以外に補足する事はというと…、特にありません。 ここでムーディが吹いているのはテナーで間違いないと思うんですが、無伴奏ソロによる出だしの部分は、ちょっぴり前衛風? テーマに入ると、普通にムーディなんですけどね。 決して甘さに流れない、苦みばしったバラードとでも申しましょうか、ゴーヤと豚バラのラード炒めのようなバラードでありまして、大人の味がします。 途中、CDが音飛びして、果たして途中でピアノ・ソロがフィーチャーされたのかどうか、定かではないんですが、とまあそんなことで、テーマに戻って、おしまい。 いやあ、今日も後半部分はシンプルに推移しそうですな。 で、4曲目、 「ヘイ・ハーブ、ホエアーズ・アルバート?」  日本名、「へい、ハーブ、アルパートはどこ?」 よくNHKのラジオでハーブ・アルパートとティファナ・ブラスの 「ティファナ・タクシー」 という曲が流れるんですが、あのハープ・アルパートに因んだ曲なんでしょうな。 ボッサのリズムが耳に心地よく、ムーディの吹くテナーの深い音色も、まったく不快ではありません。 で、ゲスト参加のエディ・ジェファーソンが「ヘイ・ハーブ、ヘイ・ハーブ、ホエアーズ・アルバート?」 と変な声で呟いてから、本題の歌に入るんですが、ヴォーカルのパートは、なかなか渋い声ですなぁ。歌詞としては 「メキシコ〜♪」 以外はよく分からんのですが、とにかくメキシコなんだなぁ。…というのは何となく伝わってきます。いいですよね、メキシコ。 サボテンが生えてて。 (←めっちゃ浅い知識。) 気分転換に、こういう軽めの1曲を挟むというのは、 なかなかいい趣向だったと思います。

 で、次。  「ヒア・ミー」 。 下痢気味の時に実が出そうになると、 「ひやぁ、実ぃ。。。」 と悲痛な声を上げることになるんですが、アフリカンなドラムスではじまる、なかなかワイルドな演奏でありますな。 アート・ブレイキーが得意そうな分野なんですが、タイコ担当はアラン・ドウソン。 「あら〜ん、どうぞ〜ん♪」 って、何だかカマっぽいイメージのあるキャラなんですが、意外と男っぽいところもあるんですな。 で、テーマ部に入ると一転、瓜割の滝のようなスピリチュアルなムードに包まれることになるんですが、ムーディはテナーを吹いておりますな。 やはり、アルト編で取り上げるにはちょっと無理があったか?…という気もするんですが、今さら取り返しはつきません。 このまま最後まで突き進むしかありませんが、何の楽器を吹こうと、そんなことは関係なく、これは名演だと思います。ジェームス・ムーディって、保守的なジェームス三木やな。…というイメージが強かったんですが、こういうタイプの演奏も、けっこうイケる口だったんですね。 バリー・ハリスのダークなソロも良好で、ボブ・クランショウのフェンダーベースも、ちっちも変だぁ。…とは思いません。 ドウソンのサトルなサポートぶりも、同村出身の悟クンとしても、嬉しい限り。 9分26秒という、かなり長い演奏なんですが、最後まで緊張の糸が切れることなく、建柱機のヒモが切れることもなく、何事も無くて、無事でなにより。 いや、昨日、垂井町の現場で建柱機を使って電柱を建てていたら、ワイヤーが切れて先端のグリグリ部分が大きく揺れまくって、ちょっぴりデンジャラスだったんですよね。 建柱機を知らない人にはイメージが掴みにくいかも知れませんが、 こんなやつ です。 建柱ぅ、俺の肩を、抱きしめてくれ〜♪ 歌ってる場合じゃないですね。

 ということで、6曲目。  「ホエン・アイ・フォール・イン・ラブ」 。 これはいいです。ムーディのテナーが、よく歌ってます。コールドストーンクリーマリーの店員と同じくらい、よく歌ってます。 ありゃ、日本の風土には似つかわしくないと思うんですが、ジェームス・ムーディはアメリカ人なので、大丈夫です。バラードなので歌っていても、そんなに恥ずかしくはないしぃ。 前の曲がやや重めの雰囲気だったので、歌心が余計、胸に染みるような気がするんですが、ストレートな吹きっぷりが真っ直ぐで、いいですなぁ。 バリー・ハリスのソロも絶品で、あとはえーと…、テーマに戻って、おしまい。 で、ラストです。 ムーディのオリジナル、 「ラスト・トレイン・フロム・オーバーブルック」 。 いかにもオーバーブルックからの終列車っぽい雰囲気を持った佳曲でありまして、大場久美子のブログ、 「大場ぶろぐ」 を彷彿させる仕上がりとなっております。そんなブログ、無いんですけどー。 「大場久美子のエトセトラ」 というブログならあるんですけどー。 「大場ぶろぐ - にほんブログ村」 皆ー! きてねー☆ …というのがあったので行ってみたら、何か違うところに飛ばされたしー。 とか言ってるうちに演奏のほうは、テーマに戻って、おしまい。 ということで、今日のところは以上です。

【総合評価】

 硬軟おりまぜた甲南大学。そんな1枚でありました。神戸にキャンパスがあるんですな、甲南大学。 そういえば今日 (2010/01/17) は阪神大震災から15年という節目の年なんですが、桑名にもマグニチュード8クラスの地震が起こる可能性のある活断層があるようで、やばいですね。 マグニチュード7 という家具転倒防止突っ張り棒を使っているんですが、マグニチュード8クラスだとアウトですなぁ。転倒した家具の下敷きになって、死んじゃうんでしょうなぁ。小学生の頃に集めていたスーパーカー下敷きは火事で燃えちゃたし、僕の人生、下敷き関係では、あまりいい事がないような気がします。 で、演奏のほうはというと、よかったっす。 いい音楽もいっぱい聴けたし、若狭でいい景色も見れたし、今死んでも、あまり悔いはないっす。 あ、でも、出来れば “漁火想” を見てから死にたいですなぁ。 出来れば可愛い浴衣ギャルと一緒に見たいですなぁ。 昼間はスリングショットの水着を着たギャルと一緒に若狭湾で遊んでから死にたいですなぁ。人間の欲望というのは、限がないですなぁ。


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