【アルバム名】
PARIS ENCOUNTER (ATLANTIC)
【リーダー名】
GARY BURTON & S.GRAPPELLI (1969)
【パーソネル】
GARY BURTON (vib) STEPHANE GRAPPELLI (vln) STEVE SWALLOW (el-b)
BILL GOODWIN (ds)
【収 録 曲】
DAPHNE / BLUE IN GREEN / FALLING GRACE / HERE'S THAT RAINY DAY /
COQUETTE / SWEET RAIN / THE NIGHT HAS A THOUSAND EYES / ARPEGE / EIDERDOWN
【内   容】
 今度、ISDNを引くことになりました。いいですよねぇ、ISDN。素晴らし いですねぇ、ISDN。西城秀樹も歌ってました。素晴らしい〜、ISDNっ、ちゃち ゃらちゃらちゃちゃ、ISDNっ、ちゃちゃらちゃらちゃちゃ、ユーウツなどぉ、吹き 飛ばしてぇ、さあ、君も、元気だせ〜よぉ〜、IS・・・って、いつまで歌っとるねん !このISDNというのは通信速度が速いのと一般電話と併用できるのが利点なんです が、ちょっと振り付けが難しいのがネックですなあ。“I”はイイです。正面を向いて 両手を真っすぐ上に挙げるだけでイイです。問題は“S以降”ですな。ここから先は全 面的に横を向いた体勢で踊ることを余儀なくされるわけでありまして、これはカラダに かなりの無理を強いられることになります。「俺ももう“やんぐまん”ぢゃないんだか ら、そこのところを配慮したネーミングにして欲しかったなぁ、ねえ、ムーミン。」と 、西城秀樹も嘆いておりました。そんな愚痴を聞かされるムーミンこそいい迷惑ですけ どね。
で、ISDNの振り付け。どんな感じになるのか、字で説明するだけではピンとこ ないと思うので、ちょっと図解にしてみました。うーん、確かにかなりの無理がありま すなぁ。特に最後の“D”から“N”に至るところの流れ。“D”の前屈姿勢から“N ”でグッと上体だけをそらすとき、必ずといってイイほど腰を痛めます。「グキッ」と 嫌な音がして、その場に固まってしまいます。ここ数年のインターネットの急速な普及 により、「ISDN音頭」を踊って腰を痛める患者の数も急増しているといわれており ます。(日本整体師協会調べ。)腰を痛めたついでに豚肉とピーマンを味噌で炒め、チ ンジャオロースーを作る人も増えているといわれております。(日本中華料理協会調べ 。)市場関係者の間では「ISDNは危ない!」という気運が広まり、“NTT”株が 値下がりして、“味の素”株が急騰しております。で、えーっと、書いてるうちに終始 がつかなくなってきちゃったので話題を変えましょう。
 
 西城秀樹です。最近の日本の歌謡曲事情というか、J−POPに関しては、まっ たく疎くなってしまっている僕なんだけど、子供の頃、僕たちにとって歌手っていうの はもっと身近な存在でした。どういうふうに身近だったかというと、「長島温泉に来る !」という点で身近でありました。いや、西城秀樹が来たかどうかはサダカではありま せんが。どっちかと言うと演歌系の人が多いですね。水前寺清子とか、ピンカラ兄弟と か。お正月には豪華絢爛「鳥羽一郎&山川豊の兄弟ショー♪」なんてのもありましたね 。昨日の夜、兄弟で「紅白」に出てたから、ナガシマに来てるのはニセモノに違いない !とか言われてましたけどね。よく見たら「島羽一郎」と「山川鱧」だったとか。よく 見なくてもすぐにわかるぞ、山川ハモ!そういう環境だったので、芸能人に関する噂も よく耳にしました。チータ水前寺が長島自動車学校で免許を取ったという話は前にも書 きましたが、コドモの頃に聞いた噂では「桜田淳子がヨナハ産婦人科でコドモを産んだ らしい。」というのまでありました。えーと、よく耳にした芸能人に関する噂というの はそれだけです。
 
 さて、長島温泉。ここを訪れるのは歌手だけかというとそうではなく、「西部警 察」も来ました。スーパーカーも来ました。逮捕直前の麻原ショーコーも来ました。来 ました達郎は来ませんでした。天理教の団体も来ます。寺島クンではないほうのヤック ンの団体が「組の親睦と家族の慰労」のためにプールで泳いでいくこともあります。ヤ ックンだってプールで泳ぐんだぁ♪という新鮮な感動を僕たちに与えてくれましたが、 来てもらって嬉しかったのはスーパーカーのほうが上でした。ありましたよねぇ、スー パーカー・ブーム。僕たちは競ってスーパーカー・カードやスーパーカー下敷き、スー パーカー消しゴムの収集に励んだものです。
スーパーカー消しゴムというのはスーパーカーの形をした消しゴムでありまして、 ま、相撲消しゴムよりはコドモのニーズに即しているかと。これはどうやって遊ぶかと いうと「カーレースごっこ」。これであります。相撲消しゴムでトントン相撲をして、 スーパーカー消しゴムを用いてカーレースごっこをする。わりと素直な性格のマトモな 少年だったようです。今の僕なら絶対「相撲消しゴムレース」とか、ワケのわからんこ とをやっちゃいますもんね。で、カーレースというのがどういうふうに実施されるかと いうと、ノック式のボールペンを使うわけです。ノック式のボールペンというのは、い や〜ん、猥褻ぅ!という方式のボールペンではなく、ボールペンの芯が引っ込むタイプ ですね。後ろのところをノックすると芯が出て、横のところに付いている“ぽっち”を 押すとバネの力で中に引っ込む。芯が引っ込むときに後ろのノック部分が飛び出すので 、それを利用してスーパーカー消しゴムをはじいて前に進めるわけです。机の真ん中に 筆箱を置いて周回コースを作り、スタートラインに消しゴム・カーを並べ、交替ではじ きあってゴールを目指す。机から落ちたらスタートからやり直しですな。僕はこのレー スでなかなか勝てなかったもんだから、悔しくって、様々な策略を巡らせてみました。 まず最初にボールペンのバネを伸ばしてみました。手でびゅーんと引っ張って伸ばし、 反発力を強めてみました。いわば、エンジンにターボを付けたようなものですな。続い て、バネを2本にしてみました。同じボールペンを2本買って、その1本のバネをもう 1本に移植するわけですな。いわば「ツインターボ」でございます。こうしてエンジン のチューンに成功した私は、続いて“足回り”の改造にとりかかりました。スーパーカ ー消しゴムというのは、その名のとおり消しゴムで出来ているので摩擦が大きく、いま ひとつ滑りが悪い。そこでタイヤ部分をアロンアルファで固めることで、摩擦係数を極 限まで小さくすることに成功したわけです。これで完璧だねっ♪この「すぺしゃる・ば ーじょん」のおかげで、僕は連戦連勝だねっ♪と思っていたら、さにあらず。このクル マ、“ひとはじき”するだけでビューンと進んでそのまま机下に落下してしまい、いつ までたってもスタートできないのでありました。おしまい。
 
 @ うーん、まさに「策士、策に溺れる」といった、教訓に満ちたお話でありま したが、なんでもいいけど前半部分が長すぎるぞ!桜田淳子のところでヤメとけばよか ったですな。で、ゲイリー・バートンです。いや、わたくし、ゲイリー・バートンとか キース・ジャレットとかチック・コリアとか、このへんの世代にはまったく興味がない んですが、「ヴァイブ編を充実させる」という至上命題のもと、1枚買ってまいりまし た。どれがいいのかよくわからんので、とりあえず無難そうなのを選んでみました。『 パリス・エンカウンター』。「パリの邂逅」ですな。ステファン・グラッペリとの共演 盤で、ま、無難そうカナ?と思いまして。とにかくまあ、聴いてみましょう。1曲目は ジャンゴ・ラインハルトの曲で、「ダフネ」。カツオのお母さん?それはフネだ。とっ てもよく似てるんだけど、ちょっぴり順番が違うねっ♪でも、ダフネダフネダフネダフ ネダフネダフネダ…って連呼すればだいじゃぶだねっ♪で、聴いてみてすぐに思ったん ですけど、こりゃ、書くことないな、と。僕ってば、バイオリンの音色ってあんまり好 きじゃなかったのぉ。。。ということを思い知らされてしまいました。バイオリンと言 えば、オーネット・コールマンが余興で弾いてるのと、年に数回マスオさんが趣味で弾 いているのくらいしか聴いたことがなかったのぉ。で、今ひとつやなー。という感想を 持っていたわけなんですが、これはきっと演奏者に問題があるのだろうと。問題外です からねぇ、マスオさんのバイオリン。が、「名手」と呼ばれるグラッペリのプレイを聴 いてみて、僕ってバイオリンの音色を生理的に受け入れられないカラダだったのねっ。 。。ということがわかってしまいました。そういえばベースのアルコ・ソロとか好きじ ゃないもんね、僕。バイオリンとヴァイブの組み合わせというのも、今ひとつピンとき ませんでした。ということで、簡単な曲紹介だけでお茶を濁しちゃうんだもんね♪
 
「ダフネ」:ジャンゴ・ラインハル子ちゃんがカツオの母に捧げた急速調のスイン グ・ナンバー。グラ子ちゃんとゲリ子ちゃんの名人芸が堪能できる。
 
「ブルー・イン・グリーン」:マイルス・デビ婦人の名演で名高達男い、エバ子ち ゃん作のチョー暗い曲。バートンのファンタスティックなヴァイブが冴え冴え♪
 
「フォーリング・グレイス」:ベーシスト、酢恥部スワ子のオリジナル。なんでも いいけどスワ子ちゃん、エレベ弾いてるんですな。そういう、停電したら立ち往生しち ゃうような器具を使うのは感心しませんなー。そんなこと言ったらヴァイブも同じだけ どねっ♪
 
「ヒアズ・ザット・レイニー・デイ」:タマ冷やす、ざっと例年、デート前。今日 は栗酢鱒慰撫だねっ♪
 
「コケット」:ガス管がニワトリに捧げたラブリーな歌曲である。
 
「スィート・レイン」:バートンの盟友、マイク・ギブスが、我ながらスキーでコ ケて、骨を折ったみたいな名前だねっ♪と思いながら作ったナンバー。って、そりゃ“ テリー・ギブス”の時にも使ったがな!
 
「夜は千の眼を持つ」:通称“ヨルセン”。昼間派?そりゃ“ヒルセン”やがな。 って、そりゃ“はぢめてのぢゃづ”の時にも使ったがな!
 
「アルページ」:本アルバム唯一のグラッペリのオリジナル。グラッペリのイント ロに続き、バートンがメロディを歌うが、これが素晴らしい。なんかこの出会いのハイ ライトのような気がするが、どうだろうか。ふたりのハートが、ぴったり重なった演奏 だ。と、CDライナーで青木和富クンが書いております。ふたりのハートがぴったりね っ♪って、あんまり想像したくないですなぁ。。。
 
「アイダーダウン」:本アルバム2つめの酢恥部スワローのオリジナル。これはア レです。ピート・ラ・老化の『バスラ』に入ってた曲です。とまあ、このアルバムに関 して言いたいのは、こんなもんです。
 
 以上。なめとんのか!というような解説でしたね。ぢゃ、素敵な慰撫の夜を!チ ャオ〜♪


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