- 【アルバム名】
- DOWN HOME (RIVERSIDE)
- 【リーダー名】
- SAM JONES (1962/6/25,8/16)
- 【パーソネル】
- SAM JONES (b,cello) BLUE MITCHELL (tp) SNOOKY YOUNG (tp)
- CLARK TERRY (tp) JIMMY CLEVELAND (tb) FRANK STROZIER (as,fl)
- JIMMY HEATH (ts) PAT PATRICK (bs,fl) LES SPANN (fl) JOE ZAWINUL (p)
- WYNTON KELLY (p) RON CARTER (b) ISRAEL CROSBY (b) BEN RILEY (ds)
- VERNEL FOURNIER (ds)
- 【収 録 曲】
- UNIT 7 / COME RAIN OR COME SHINE / 'ROUND MIDNIGHT / O.P. / THUMBSTRING /
- DOWN HOME / STROLLIN' / FALLING IN LOVE WITH LOVE
- 【内 容】
- さ、「さばぴょんの信州ウキウキどらいぶ♪」もいよいよ最終回です。しつこく
乗鞍を3回シリーズでお伝えしたわけですが、今回は白馬から長野、志賀高原、草津を
通って軽井沢に至るルートをドライブしちゃいましょう。もう乗鞍じゃないからノリス
ケさんにとやかく言われる筋合いはないわけです。さっさとイササカ先生のおうちに原
稿でも貰いにいって、オカルさんにお茶でも出してもらいなさいね。さ、出発は松本で
す。
-  
- ・ マツ もっとぉ♪
-  
- > 求める、マツの夫。
-  
- 松本から豊科に向かい、そこから安曇野わさび街道を経て国道147号だか148
号だかに乗ります。白馬方面へ行く途中に仁科三湖というのがございますので、湖好き
・あひるボート好き中年の私としては見逃すわけにはまいりません。国道からも見えな
くはないんですが、オリンピック以降、バイパスが出来ちゃったのぉ♪ということで、
ずいぶん走りやすくはなったんですが、そのかわり湖があんまり見えなくなっちゃいま
した。いけません。真の湖フェチなら裏道を走りましょう。もう裏はモロ見えなのぉ♪
図を参照ください。サンショウウオです。いや、そんなものはどうでもいいです。「仁
科〇ンコ図」を参照ください。三湖(サンコ)の図が書いてあります。〇ンコが3個並
んでいます。いや、湖が3個並んで三湖になっております。これは日本のワレメ、とい
うか裂け目であるフォッサマグナに水が溜まって出来たものです。この〇ンコを裏から
眺めちゃおうと思ったとしても、誰が私を責めることができましょうか。んなわけで、
ワクワクしながら車を「木崎湖民宿街」と書いてあるほうへ進めていったんですが、し
ばらくすると細い道に何台か車が停まっていて、道をふさいでおります。で、車からお
っさん、おばはんが降りてきて、なにやら騒いでおります。「ん?ん?」と思っている
と、やがて中年一行は車に乗り込み、そのまま走り出しましたので、その後についてい
きました。何かと思ったら通行止めの看板が出てたんですねー。でもバリケードは開い
ていたので、いけるんちゃうかー。うんうん、大丈夫やでー。ということで協議がまと
まり、強行突入に踏み切ったというコトの次第のようです。こういう人達が増水した川
に流されちゃうんでしょうな。で、走りはじめてすぐ、あ、これは僕が行きたかった道
とちゃう!ということに気づいたんですが万事休す。すれ違うことすら困難な細い山道
で、おまけに後ろからも2台の車がついてきているので、引き返すことは不可能、この
ままこの中年集団と行きつくトコロまでいっちゃうしかない!という情況に追い込まれ
てしまいました。塩サバくん、ピンチ!
-  
- カーナビのたどる道はどんどん湖から離れ、北アルプスの奥のほうへと入ってい
きます。あろうことか、途中からカーナビ上では道が消えてなくなりました。いったい
どこへ行こうとしているのだ、このおっさん集団!迷子と遭難と貞操の危機におびえる
こと約20分。突然、前を走っている車が止まりました。そして、中からおっさん、お
ばはんが降りてまいりました。ついに行き止まりか?Uターンできるようなスペースも
なさそうなので、今まで走ってきた約20分の道程をバックで戻らなければならないの
か。いくら「バック好きのさばぴょん」とはいえ、それは嫌じゃあ!と心の中で叫びな
がら車から降りると、目の前に素晴らしい光景が広がっておりました(「写真集・白馬
とお釜」参照)。いやー、ガイドブックにも載っていない、こんな景色のいいトコロが
あったんですねー。おっさん達に感謝!と思っていたら、このおっさん達が実によくな
いおっさん達でありまして、「この先の道はちょっと危ないから、アンタ、先に行け!
」なんて、とんでもないことを言うのぉ。。。
- 泣く泣く先頭を走りました。そこから先はずーっと下り坂で、約15分ほどでぽっ
かり開けた場所に到達。どっかで見た建物があると思ったら、サンアルピナ鹿島槍スキ
ー場のセンターハウスでありました。ここまで来ればもうだいじゃぶ。カーナビの道も
復活し、あとは中綱湖を目指して林道を下るだけです。この林道もどうも見覚えあると
思ったら、スキーで何度も滑ったことのあるトコロだったので、なんだか嬉しかったの
ぉ♪ということで、気ィ遣いまくりのスーパー嫌道ィでありましたが、結果的には良好
なドライブでございましたな。
-  
- さ、残りスペースも少なくなりました。先を急ぎましょう。白馬です。いいっす
ねぇ、白馬。白馬に乗った王子様が出てきそうで。歯クソをつけたおぢさまだったりし
たら嫌ですけどね。白馬ではガイドに載っていたナントカの吊橋というところに行って
みました。道の駅・白馬を過ぎ、国道ナントカ号線を鬼無里方面へちょっと走ったとこ
ろです。噂どおりイイところでしたー。いつもスケッチしている人がいるとガイドに書
いてあったんですが、はたしてスケッチしているヒトが約1名おりました。いやー、た
いしたもんですね、昭文社のガイド。もしかしたら昭文社が仕込んだサクラかも知れま
せんが。で、白馬からは小川村、中条村を経て長野市に抜ける道を走り、長野ICから
上信越道に乗り、信州中野で降りて志賀高原へ向かいました。で、横手山、渋峠を通っ
て草津の白根山へ。おかま好きの僕ってば、湯釜を見てきたのぉ♪よく「神秘的なエメ
ラルドグリーン」と言われる湯釡の水なんっすが、どっちかっていうと「抹茶オーレ」
に近いっすね。んでもって「腐った卵の薫り」がタマンナイのぉ♪人間の心理として「
怖いもの見たさ」というのがありますが、それと同じような心理に「臭いもの嗅ぎたさ
」というのがありますね。「もっと腐った卵の薫りを!」という欲望に目覚めてちゃっ
た人には「殺生河原」がオススメねっ♪湯釜からロープウェイ乗り場のほうにぐねぐね
と降りたところにございます。有毒の亜硫酸ガス(腐卵臭のモト)がとってもたくさん
発生していてキケンなので駐停車禁止!というのがイイですね。おもわずわくわくして
しまいます。言うだけで、実はたいしたことないのではないか?別府の血の池地獄程度
のものではないのか?と踏んでいたんですが、岩の隙間から立ちのぼる怪しげな湯気と
強烈な腐卵臭は期待以上でございましたー。窓を全開にしてたら、ちょっぴり気持ち悪
くなりましたな。ということで、後は万座ハイウェイ、鬼押ハイウェイ、白糸排卵度ウ
ェイ、あ〜ん、今日は排卵日なのぉ♪って、違います。白糸ハイランドウェイを通って
軽井沢の「民宿あおき」に到着したのでありましたー。以上。
-  
- @ さ、サム・ジョーンズですな。あ、僕が軽井沢にいる間にアピタ北方店でエ
ンジンが足を出していたのぉ♪これでこの1年間にアピタ飯田店、アピタ桑名店、アピ
タ北方店で同じエンジンが相次いで足を出したことになりますな。「花の足出しトリオ
♪」として売り出しましょうかね?おかげさまで、この原稿がUPされるであろう11
月2日から3日にかけては、多忙を極めることになりそうです。朝9時から夜中までシ
ゴトして、次の日は朝から軽井沢まで走るのぉ♪いねむり運転必至ですなー。もしかす
るとこの原稿が最後になるかも知れないので、ココロして読んでくださいね。で、サム
・ジョーンズの『ダウン・ホーム』。リバーサイドには、わりと大きめの編成のアルバ
ムがけっこうあるんですが、これもそのうちの1枚ですな。5〜6管くらい入ったビッ
グ・コンボによる演奏が半分と、サム上手のチェロをフィーチャーしたスモール・コン
ボによる演奏が半分という編成になっております。じゃ、時間もないのでさっそく1曲
目から聴いてまいりましょう。「うにっと・せぶん」はサム上手のオリジナルの中では
わりと有名な部類ではないかと。ビッグ・コンボの演奏なので分厚いハーモニーに注目
ですな。やっぱり昆布は分厚くなくっちゃねっ♪都昆布は分厚いとまずいですけどね。
コドモの頃「都昆布の3枚重ね食い」を敢行して大いに後悔したものでございます。ソ
ロ1番手はジミー・ヒース。地味なプレイヤーなんですが、わかりやすいフレージング
には定評がございます。
- コピーしやすいと鮭師匠も言っておりましたが、7日の銀座オフは残念ながら、さ
みを様は欠席なのぉ。。。昆布くんも危なそうですな。ということで鮭師匠に業務連絡
。オフ会の人数は5〜6人になると思われますので、よろしくお願いしますぅ。ソロ2
番手はブルー・ミッチェル、続いてサム上手のベース・ソロと、いかにもリバーサイド
っぽい演奏が栗広げられます。ちなみにオーケストラのアレンジメントはアーニー・ウ
ィルキンスという人らしいっす。次、「降っても晴れても」。これもデカいコンボ演奏
ですな。ベースがリードするテーマにホーン・アンサンブルが絡みます。テーマの後半
部ではアルトがフィーチャーされ、そのままソロに突入いたします。誰?と思ったらフ
ランク・ストロージャーでした。かなりパーカー直系のプレイを聴かせてくださいます
な。はい、3曲目。時間に余裕がないからボケてる暇がないっす。今日のジャケ絵はお
そらく超手抜きバージョンになることでしょう。もともと、何だかよくわからんジャケ
だしぃ。で、3曲目は「皿うどん・水戸納豆」ですな。サム・ジョーンズのチェロとレ
ス・スパンという人のフルートがフューチャーされます。チェロというのはゴーシュが
弾いていたセロというのと同じ楽器ですな。ベースより一回り小さく、普通は弓で棒陰
具されるものなんですが、ジャズではよくピチカートで弾かれます。ベーシストがリー
ダーになってアルバムを作る場合、「めだちたい!」という野望のもとに用いられるこ
とがございます。サム・ジョーンズも自分のリーダー作ではわりと目立ちたがりやさん
ねっ♪で、4曲目。ジョーンズのオリジナルで「O.P.」という曲。パーソネルは3
曲目と同じく、チェロとフルートの「室内楽コンビ」が活躍しますが、たまには外でや
ってみたいねっ♪という欲望はないんでしょうかね、室内楽。いかにもサム・ジョーン
ズらしい明確で明るいテーマに続いてピアノのソロがフィーチャーされます。このソロ
、絶対にケリーやん!と、自信を持って言い切れる僕だったんだけどぉ、クレジットを
見るとジョー・ザビヌルとなっておりますな。ザビエルはげ(でもないか)のザビヌル
って、こんなピアノ弾けましたっけ?よくわかんないから次へ行きたいんですが、ここ
らで一度改行しておきましょう。
-  
- はい、「サブストリング」ですね。レイ・ブラウンの曲っす。油井正一センセ風
に言うと「褐色光線」。勃〇時不能論に比べるとかなりマシです。勃〇時に不能だった
ら、いったいどうすればイイのぉ?という感じですもんね(トマトケチャップとか言わ
ない。)それはデルモンテやがな。かなり違うねっ♪1曲目と同じビッグ・コンボによ
る演奏で、ここでもケリーみたいなピアノが聞こえるんですが、やっぱりザビヌルにな
ってますな。目立ちたがるベースとホーン・アンサンブルが交互に登場といった感じの
演奏となっております。6曲目はサム・ジョのオリジナルで、タイトル曲の「ダウン・
ホーム」。
-  
- ・ 飲みすぎてダウン ホモに襲われる夜更け
-  
- > いや〜ん♪
-  
- ホントに嫌や、それは。フルートとチェロによるユニゾンは3、4曲目と同じです
が、ここでフルートを吹いているのはフランク・ストロージャー
-  
- ・ 粗びきフランク ストローじゃ弱くて ぽっきり
-  
- > やっぱり棒じゃなくっちゃ♪
-  
- なんでもいいけど、最初「孵卵区」と変換したぞ、ザウルスの辞書。7曲目にはホ
レス・シルバーの「ストローリン」が入っております。おそらくストロージャーがらみ
で、同じストローのよしみで選ばれたのでしょう。シルバー・ナンバーとオーケストラ
は思いのほか相性がイイのでありました。この曲のピアノはウイントン・ケリーとなっ
ているんですが、確かにケリーっぽいピアノ・ソロが聴けます。1曲目に続きジミー・
ヒースのテナーをフィーチャーされてますね。後半はベースとホーンの絡みが楽しいっ
す。ラストはスタンダードの「恋に恋して」。佐久の名物ですけどね、鯉。チェロとレ
ス・スパンのフルートがフィーチャーされます。今回はよく登場しますね、フューチャ
ー。ということで、やけにベースとチェロの目立つ演奏なのでありました。あんまり目
立ちすぎるのもどうか?と思いますけどね。ということで、今日はおしまいっ。
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