皮膚悪性腫瘍

作成 たらお皮膚科

有棘細胞癌 有棘細胞癌 有棘細胞癌 悪性リンパ腫
ボーエン病 悪性黒色腫 悪性黒色腫 老人性角化症senile keratosis
または日光角化症solar keratosis
有棘細胞癌 ボーエン病


皮膚悪性腫瘍には様々な腫瘍があります。今までなかった腫瘍(できもの)が出現して来たり、それまであったイボ様の皮疹やホクロ様の皮疹の大きさや色が変化して来たら、早めに皮膚科を受診してください。最も悪性の腫瘍でも長径5ミリ以内ならほぼ完治可能です。それよりも小さくても明らかに大きくなる傾向の見られる腫瘍は切除して病理組織検査をする必要があります。

もちろん、早く大きくなっても良性の腫瘍や炎症性の腫瘍、伝染性の疾患などいろいろな疾患が考えられますので、特に外用薬で改善しない皮膚疾患は腫瘍の可能性が大きいので、皮膚科を受診してください。
ステロイドを試験的に使用するのは誤診を招くもとですので絶対に使用しないで診察を受けてください。

良性腫瘍の主な特徴 境界明、上方(外)への増殖、周囲に浸潤しない、モノトーンな印象、乳頭状は良性、毛が生えているものは良性が多い。大きさ、形の変化が少ない。ステロイドは効かない。
悪性腫瘍の主な特徴 潰瘍、サテライト病巣、周囲の皮膚へ浸潤、炎症の波及、、辺縁に対して浸潤がある、徐々に悪化する、不均一、湿疹のように点状ではない、腫瘍の部位に脱毛をみることがある。かゆみ、痛みはないことが多いが菌状息肉腫は痒い、辺縁は菌状息肉腫の際は明瞭だが、辺縁に浸潤がある、ステロイド外用でも改善しないで徐々または急に悪化していく。