母斑・および皮膚良性腫瘍 |
表皮母斑 | 扁平母斑 | 色素性母斑 | 苺状血管腫 |
血管腫 | 老人性血管腫 | 粉瘤 | 粉瘤 |
アクロコルドン (大腸ぽりーぷ・癌の合併に注意) |
脂漏性角化症 | 脂漏性角化症 | 脂漏性角化症 |
脂漏性角化症 | 真性ケロイド | 粘液嚢腫(口腔内) | 指の粘液嚢腫 |
若年性黄色肉芽腫 | 黄色肉芽腫症 | 眼瞼黄色腫 | 眼瞼黄色腫 |
ミリウム(稗粒腫) | ガングリオン | 後天性リンパ管拡張症 | 老人性疣贅と老人性色素斑 |
レーザー照射の後のケロイド とステロイドによる毛細血管拡張 |
瘢痕ケロイド | 化膿性肉芽腫 (出血しやすい腫瘍) |
皮角 (ウイルス、加齢、癌など) |
単純性血管腫 | 血管腫 | 蒙古斑 | Leser-Trelat 症候群(痒みを伴う急速な 脂漏性角化症の出現) |
太田母斑 | infantile perianal( pyronida)l protrusion (IPPPP) |
リンパ管腫 (蛙の卵よう) |
母斑・および皮膚良性腫瘍は手術または、疾患によってはレーザー治療を行います。手術の跡が目立たない様にすることが重要です。眼瞼黄色腫は血液の中のコレステロールや中性脂肪などの脂質が高い場合(まれ)と、これらの値が正常な場合があります。
Leser-Trelat 症候群(痒みを伴う急速な脂漏性角化症の出現)は、内臓癌に伴って発生します。
太田母斑は三叉神経第一、ニ枝の支配領域にみられる褐青色斑で、目、鼓膜、鼻粘膜、口蓋などにもみられることがある。生後まもなく発症するタイプと思春期に発症するタイプがある。顔面以外で、肩峰三角筋部にみられる場合は伊藤母斑という。
異形成母斑dysplastic nevus は、全身に径6ミリ以上の母斑細胞母斑を有し、家系内に異形成母斑dysplastic nevus 、特に悪性黒色腫が存在するものを、dysplastic nevus syndrome という。悪性黒色腫発生のリスクが高く、常染色体性優性遺伝を示す。欧米に多い。生涯全身の皮膚、粘膜の皮疹の慎重な経過観察が必要である。
glanuloma の組織には、histiocyte が見られる(定義として)。
老人によくみられる腫瘍 | |
脂漏性角化症、老人性疣贅 | 日光角化症、老人性角化症、光線角化症 |
良性 | 有棘細胞癌(in situ)の早期段階 |
seborrheic keratosis, verruca senilis |
solar keratosis, senile keratosis, actinic keratosis |
痛みを伴う小腫瘍 | |
angioleiomyoma | 血管平滑筋腫 |
neurilemmoma | 神経鞘腫 |
glomus tumor | グロムス腫瘍 |
eccrine spiradenoma | エクリンらせん腺腫 |
leiomyoma | 平滑筋腫 |
angioblastoma | 血管芽細胞腫(中川) |
granular cell myoblastoma | 顆粒細胞腫 |
elastofibroma | 弾性線維腫 |
ケロイドの種類 | |
肥厚性瘢痕 | 傷に一致して盛り上がる紅色の硬い瘢痕で、誰にでも発生する可能性があるが、普通1〜数年以内に萎縮性の瘢痕になる場合が多い。瘢痕を発生させない予防が重要。早期の治療が重要。 |
瘢痕ケロイド | 傷に一致して盛り上がる紅色の硬い瘢痕で、難治性で自然消退が期待できない。体質が関係する。早期の治療が重要。 |
真性ケロイド | 何もなく突然、またはにきびや予防接種(BCG)、切傷、手術の後などの元の傷の範囲を超えて拡大し、腫瘤状に盛り上がる。ケロイド体質が関係。胸、肩、上背部、上腕、あごなどにできやすい。治療は根気が必要。 |
外陰部に生じる小さい結節性疾患の鑑別(参考図書;外陰部皮膚疾患アトラス、西山茂夫著、日本医学出版) | |
Fordyce状態 | 元来毛包に附属している脂腺が単独に皮膚または粘膜表面に開口している場合を独立脂腺という。 普通口腔粘膜(とくに頬粘膜、口唇粘膜)、口唇、眼瞼(マイボーム腺)、乳暈、肛囲、外陰部(男性では亀頭)などに存在する。この独立脂腺が黄色の結節として透見できる場合をFordyce状態という |
Pearly penile papules | 陰茎冠状溝に生じる乳頭状の小結節 |
角質嚢腫 horn cyst |
毛包嚢腫follicular cyst (有毛部の場合) |
表皮嚢腫epidermal cyst (無毛部の場合) |
|
類表皮嚢腫epidermoid cyst (深部組織の場合) |
皮膚良性腫瘍の主な特徴 | 境界明、上方(外)への増殖、周囲に浸潤しない、モノトーンな印象、乳頭状は良性、毛が生えているものは良性が多い。大きさ、形の変化が少ない。ステロイドは効かない。 |
皮膚悪性腫瘍の主な特徴 | 潰瘍、サテライト病巣、周囲の皮膚へ浸潤、炎症の波及、、辺縁に対して浸潤がある、徐々に悪化する、不均一、湿疹のように点状ではない、腫瘍の部位に脱毛をみることがある。かゆみ、痛みはないことが多いが菌状息肉腫は痒い、辺縁は菌状息肉腫の際は明瞭だが、辺縁に浸潤がある、ステロイド外用でも改善しないで徐々または急に悪化していく。 |