1998年主要レース出馬表一覧(9月〜10月)




阪神競馬場  9/19 ・ 9R  第62回阪神障害S(秋)  芝 3150m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
ゴッドスピード62熊沢 重文牡・55300名 6/6・オープン 1着
セフティオーシャン56合谷 喜壮牡・5400京 9/5・400万下 3着
レガシークレスト59田中 剛牡・51100京 8/23・オープン 1着
タガノゲール58酒井 浩牡・6800京 8/23・オープン 4着
イブキハイシーザー58林 満明牡・7800阪 7/25・仁障害S 2着
シャンパンファイト56金折 知則牡・81450阪 6/27・オープン 7着
メジロバルカン58白浜 雄造牡・61500京 8/23・オープン 3着

 前登録には12頭あったものの、結局は7頭というやや寂しい頭数となったが、主力どころがそれなりに残った形となり、レベルの高い一戦となりそうだ。また、ラグビーギャラントの回避により、 レース前に早くも今回での関東馬の阪神障害S初勝利はお預けとなってしまった。
 やはり現在障害競走5連勝中のゴッドスピードが断然であろう。62kgでも重賞2勝の実力を見せ付けそう。春秋連覇は固いか。対抗相手では前走は完敗だったが、まだまだ見限れないイブキハイシーザー、 前走でネーハイジャパンを破ったレガシークレスト、そのレガシーに前々走で10馬身離したタガノゲール、詰めが甘く3kg減の恩恵がないものの、堅実なメジロバルカンと相手も多彩な顔ぶれである。 どっちにしても楽しみな一戦には違いない。

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中山競馬場  9/27 ・ 5R  オープン  直線ダート 3200m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手
ノーザンレインボー61田中 剛
ビクトリーアップ59横山 義行
メジロバルカン56▲白浜雄造
マイネルスマイル59栗原 洋一
ホッカイラモー59大江原 隆


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京都競馬場  10/17 ・ 5R  オープン  直線ダート 3170m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
レガシークレスト59田中 剛牡・52750阪 9/19・阪障害S 1着
シリウスランド59佐伯 清久牡・5800阪 10/4・400万下 1着
アワパラゴン61林 満明牡・86590中 4/18・中大障害 落馬
オンワードアトゥ59小林 徹弥牡・6800阪 6/27・オープン 6着
ポレール59▲白浜雄造牡・817280中 12/13・中大障害 2着
セフティオーシャン59合谷 喜壮牡・51050阪 9/19・阪障害S 2着
ケイティタイガー62嘉堂 信雄牡・109990京 5/16・京大障害 4着
フジヤマリジェント59出津 孝一牡・6800京 5/16・京大障害 落馬

 このレースの別定が、「馬齢重量、京都大障害馬2kg増、中山大障害馬3kg増。」と分かった時から予測は立っていたが、まさかこれほどまでに豪華な顔ぶれとなることは予想できなかった。 名目上はただのオープン競走だが、出走馬の質を見る限り、間違いなく重賞級のメンバーであることに違いない。そもそもこんなメンバーでのレースを午前中の5Rに行われるのがおかしいと思えるほどである。 8頭中重賞の勝ち馬が4頭、重賞の勝ち数の合計が11。また、8頭の平均獲得本賞金が5007.5万円と、とてつもなく素晴らしいメンバーが集まった。今年の京都大障害(春)をも凌ぐメンバーと言えそうだ。
 そんな中、一番の注目馬は現役最強の障害馬・ポレールの復活ではないだろうか。今年の1月に骨折した時は復帰が危ぶまれていたが、こうして無事に出走にこぎつけられたことが何とも喜ばしい。 ブランクはあるものの、59kgの斤量はこれまでの実績から考えると有利としか言いようがない。目標は先だが、今回もあの華麗なる飛越を見せてもらいたい。アワパラゴンも春の汚名返上のため、ここから始動する。 今春は平地を使った後のいきなりの中山大障害では、ローテーション的にきつかったような気もする。昨秋のこの馬の強さこそが真の姿である。この馬も目標は先だが、京都の普通の障害コースならスピードで圧倒できうであろう。 ポレールとの初対決も見逃せない。ケイティタイガーもここから始動。10歳馬だが、昨秋の中山大障害、今春の東京障害特別と連勝しており、まだ衰えは感じられない。休み明けは苦手な方で、しかも斤量が不利ではあるが、 この馬の地力は相当なもの。安定した成績を収めるタイプでもあり、軽視は禁物だ。レガシークレストは前走で阪神障害S(秋)を制し、重賞ウイナーの仲間入りをした。今年これまで連を外したことのない安定感、 連勝中の勢い、順調に使われてきている強みなどを考えると、実績上位の3頭とは全く遜色がない。侮れない。シリウスランドは未勝利、400万以下と連勝してオープン入りした。勢いはあるものの、いきなりこのメンバーでは辛い。 セフティオーシャンは阪神障害S(秋)が惜しい2着。ハンデなど恵まれた面が多かったが、力をつけてきているのは確か。オンワードアトゥ、フジヤマリジェントはともに休み明けだが、それなりに力はある。 ともに今春の400万以下を勝った内容が良く、まだ見限るのは早いと思う。

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東京競馬場  10/24 ・ 9R  第86回東京障害特別(秋)  芝 3300m

枠番馬番 馬 名斤量騎 手性・歳収得賞金前 走
シャンパンファイト56金折 知則牡・81450阪 9/19・阪障害S 3着
イブキハイシーザー58林 満明牡・7800阪 9/19・阪障害S 4着
トキオワイルド57出津 孝一牡・5800京 9/5・400万下 1着
ビクトリーアップ55横山 義行セ・6800東 10/11・400万下 1着
ヨイドレテンシ57嘉堂 信雄牡・5800新 8/29・新障害S 5着
メジロバルカン57白浜 雄造牡・61500中 9/27・オープン 3着
エアファントム57鈴木 寿牡・6800福 7/5・オープン 2着
ノーザンレインボー62田中 剛牡・96500中 9/27・オープン 1着
タガノゲール57瀬古 正明牡・6800阪 9/19・阪障害S 5着
10フジヤマリジェント56浜野谷憲尚牡・6800京 10/17・オープン 6着
11ゴッドスピード62西谷 誠牡・55300阪 9/19・阪障害S 落馬

 ゴッドスピードとノーザンレインボーの一騎打ちムード。この2頭の初対決は今年の京都大障害(春)。このときはゴッドスピードの圧勝だったが、このときは4kgの斤量差があった。斤量差がない今回が真の実力勝負の場となりそうである。 ノーザンレインボーはこの秋の復帰戦を快勝。また、斤量についても京都で63kgを背負って2着があり、問題はない。ただ心配する点は東京コース。襷コースがあったとはいえ春は落馬してしまっているし、中山コース以外での勝ち鞍がないのもちょっと不安材料だ。 前走を見る限り、今なら全く問題はないと思うが・・・。ゴッドスピードは秋の復帰戦で落馬してしまい連勝が止まってしまったが、春の実績からここでは力が上。前走も落馬してしまったとはいえ、馬にはダメージの残らないようなものであったため問題ないだろう。 一叩きされた今回は前走のようなことはないはず。初コースになるが、巻き返しは必至。この2頭が抜けているが、一角を崩しそうな伏兵陣も多彩な顔ぶれである。 ポレール、ホッカイラモーは回避してしまったものの、2戦2勝の関西(外)の秘密兵器トキオワイルド、間隔を詰めてきたイブキハイシーザー、堅実なメジロバルカン、前走で復活の兆しの見えたシャンパンファイト、 ノーマークにすると怖いタガノゲール、間は少し開いたがハンデに恵まれたエアファントム、そして前走の新潟障害Sでスタート直後に挟まれて力を出し切れなかったヨイドレテンシ、と侮れない面々が顔をそろえ、面白い一戦となりそうだ。

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