<金魚の体>
尾ビレ
尻ビレ
腹ビレ
背ビレ
胸ビレ
尾筒
エラブタ
鼻孔
ウロコ(鱗)
排泄孔
肉瘤(有と無)
<金魚の品種(種類)と特徴>
1・ワキン(和金)
*フナと似た体型をしてます。
*色は、オレンジ・赤・白・赤白混合(サラサ)・赤黒混合・サクラ(桜和金)・キャリコ(キャリコ和金)
*ウロコは、ほとんど普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 めったに見る事が出来ません。
*尾ビレは、フナ尾・三つ尾・四つ尾・サクラ尾です。
*じょうぶで飼いやすいです。
*小さなフナ尾の素赤の子を小赤(コアカ)と呼びます。
 7センチくらいになるとアネキンと呼びます。
 大きな水槽(すいそう)や池で飼えば
 全長20センチ以上になる事もあります。
(金魚の体の写真の我が家の素赤和金は、21センチあります)

*金魚すくいの主役です。
2・コメット
*ワキンと似た体型をしていますが、各ヒレ(特に尾ビレ)が長いのが特徴で、肉瘤のある個体も、希に居ます。
*色は、赤白混合(ほとんど8割程がサラサ)・赤・オレンジ・レモン色(レモンコメット)・白・黒(ブラックコメットで交配が異なる中国産)・サクラです。
 尾ビレが全て赤の個体は、珍しいです。(私は、1匹飼ってます。)白コメットは、少な目です。
*ウロコは、ほとんど普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 サクラコメットと言う品種で、やや少な目です。
*じょうぶで飼いやすいです。
*尾ビレは、長い吹流し尾(フナ尾の長い尾)がほとんどです・三つ尾・四つ尾の吹き流し尾は、
 ほとんど見る事が出来ませんが、尾の短かめの個体は、たまに見かけます。
*大きな水槽(すいそう)や池で飼えば、全長20センチ以上になる事もありますし30センチを超える個体も希に居ます。
3・シュブンキン(朱文金)
*朱文金は、コメットと似た体型をしていて、肉瘤のある個体もいます。
各ヒレ(特に尾ビレ)が長いのが 特徴です。 
 
*色は、キャリコ(雑色)です。
*ウロコは、モザイク透明鱗で、たまに全透明鱗や普通鱗の個体もいます。
*尾ビレは、長い吹流し尾(フナ尾の長い尾)がほとんどですが
 尾の短かめの個体もたまに見かけます。
*墨の様に全身が黒っぽい個体を墨朱文金と呼びます。
 オーロラと言う品種は四つ尾の吹き流し尾です。
4・リュウキン(琉金)
*じょうぶで飼いやすいです。
*丸い体型が特徴です。
*色は、オレンジ・赤・白・赤白混合(サラサ)・赤黒混合・サクラ・雑色(キャリコ)
*ウロコは通常、普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 キャリコリュウキンやサクラリュウキンと言う品種で見られます。。
*尾ビレは、フナ尾・三つ尾・四つ尾ですが、フナ尾は、市場にほとんど出回りません
 のでめったに見られません、よく似たフナ尾のタマサバと言う品種が見られます。
 
*飼いやすさは、普通です。
*金魚すくいでは、ワキン程ではありませんがよく見られます。
5・オランダシシガシラ(オランダ獅子頭)
*リュウキンより体型が長いし頭も大きく、頭に肉瘤(コブ)があるのが特徴です。
*色は、オレンジ・赤・白(頭上が赤はタンチョウ)・赤白混合(サラサ)・赤黒混合・黒・サクラ・雑色(キャリコ)
*ウロコは通常、普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 アズマニシキ(東錦)やサクラアズマニシキ(桜東錦)と言う品種で見られます。
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾です。
6・デメキン(出目金)
キャリコ出目金
黒出目金
*名前の通り眼球(目)が飛び出しているのが特徴です。
 飛び出し具合は、個体差があります。
*色は、オレンジ・赤・白(白出目金))・赤白混合(サラサ)・赤黒混合・黒・サクラ・雑色(キャリコ)です。
*ウロコは通常、普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 キャリコデメキンやサクラデメキンと言う品種で見られます。
*尾ビレは、フナ尾・三つ尾・四つ尾です。
 フナ尾で体型がワキンみたいな品種をヤナギデメキンと言いますが、
 余り見る事が出来ません。黒出目金は金魚すくいの主役です。
*飼いやすさは、普通です。
7・ランチュウ
*たまご型の体型と頭に肉瘤(コブ)があるのと、背ビレが無く尾が短いのが特徴です。
 ランチュウ専門の愛好家が多いです。
 本種だけの品評会も盛んに行われています。
*色は、オレンジ・赤・白・赤白混合(サラサ)・赤黒混合・黒・白黒混合・                       
 青(アオランチュウ)・茶(チャランチュウ)・サクラ(サクラニシキ)・雑色(エドニシキ)
*ウロコは通常、普通鱗(ふつうりん)です。
 モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)や全透明鱗(ぜんとうめいりん)は、
 サクラニシキ(桜錦)とエドニシキ(江戸錦)、網透明鱗は、モミジランチュウ、黒い珍珠 鱗は、黒パールランチュウです。
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾です。
*飼いやすさは、やや難しいから難しいです。
8・チョウテンガン(頂天眼)
*頂天眼は、名前の通り眼球(目)が飛び出して頂天(上)を向いているのが特徴です。
 ランチュウより体型は細長く背ビレはありません。
 尾は短いです。
*色は、オレンジ・赤・赤白混合(サラサは少なく希少)                
*ウロコは普通鱗(ふつうりん)です。
 
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾です。
*飼いやすさは、普通です。生産量の著しい減少で、入手困難になってきてます。
9・ハナフサ(花房)
*数種類の品種にいます。
 チャキン花房・チョウテン花房(頂天眼に花房)・ハナフサ(大阪ランチュウに似ています。)
 オランダ獅子頭花房等で、ハナ(鼻孔に房があります。)
<その他の品種>
10・スイホウガン(水泡眼)
*水泡眼は、名前の通り目の水泡が特徴です。
 ランチュウより体型は細長く背ビレはありません。
*尾は三つ尾か四つ尾です。
*色は、赤・オレンジ・更紗・白・黒・銀・キャリコ(雑色)です。
11・キンランシ
*フナとランチュウの交雑種
12・シュウキン(秋錦)
*ランチュウとオランダシシガシラの交雑種
13・ロクリン・ジキン(六鱗・地金)
*和金の突然変異種で愛知県の天然記念物で専門の愛好家も多いです。
*人工調色を行います。
*色は赤と白でロクリン(各ヒレとクチベニとホッペタ(エラ部)の六か所
 だけが全て赤い個体は価値が高いが少ない。
*尾ビレは、クジャク尾で{後ろから見るとX(エックス)の形をしています。
*飼育は、難しいです。
14・ナンキン(南京)
*ランチュウに似た体型で、島根県の天然記念物です。
*白色が好まれます。
15・チャキン(茶金)
*茶金は、オレンダシシガシラに似ています。
 肉瘤のあるタイプ(高頭茶金)と無いタイプがあります。
*色は茶色です。
16・ハマアカネ(浜茜)
*関東東錦と桜東錦の交配種で静岡県浜松市にて作出されました。
*関東東錦の長手の体型と、全透明鱗・モザイク透明鱗で
桜色と紅色で黒が入っていなく肉瘤があるのが特徴です。
17・出目ピンポンパール
*ピンポンパールの出目タイプです。
*ピンポンパールに比べて、
 かなり流通量が少ないです。
18・サクラテンニョ(桜天女)
*三つ尾のコメットとサクラワキンの交雑種です。
 サクラ(サラサ)の透明鱗です。
 尾は、吹き流し尾の三つ尾・四つ尾・サクラ尾です。
20・ピンポンパール
*丸いピンポン玉の様な体型で尾が短くウロコは珍珠鱗(チンシュリン)
 と言って真珠を輪切りにした様なウロコで、出目の品種もいます。
 色は、白・オレンジ・ピンク・サラサです。
 ピンポンパールは、丸くて可愛いので女性に大人気です。
21・高頭パールスケール
*浜錦に似ていて頭に大小、数個の肉瘤が有る個体です。
19・ハマニシキ(浜錦)

高頭パールと水泡眼?を交配して固定させた説もありますが不明です。大きな水泡の様なコブが2つ並んでいます。
 鱗は珍珠鱗で、色はオレンジ・素赤・更紗・白・黒です。
*ピンポンパール程、体は丸くふくらんでなく、やや長手です。
22・エドジキン(江戸地金)
*ジキンの透明鱗タイプです。

*尾は、クジャク尾で、ロクリン模様の個体は特に価値があります。
 入手は大変困難で飼育も難しいです。
チャキンハナフサ
23・タマサバ(玉サバ)
*玉サバは、リュウキンと庄内金魚(コメットに似た金魚)の交配種です。
*新潟の越後地方で作出された品種です。
*リュウキンの体型にサバ尾(フナ尾の少し長めで先が鋭がる。)です。
*リュウキンにフナ尾で先が丸い、別品種をタマリュウと言います。
24・オーロラ
*江戸ジキン(三色デメキンとジキンの交配種)とシュブンキンの交配種で
 三つ尾・四つ尾で長めの吹流し尾(短い尾の個体もいます。)の
 全透明鱗で色は雑色・青と白のマダラ・緑かかった個体をそつ金と呼び、体型はジキンで体高があります。
25・セルフィン水泡眼
*背ビレのあるスイホウガンです。
*流通量が少なく、めったに見る事が出来ません。
*中国産の金魚です。
26・ホリュウ(穂竜)
*個人の金魚愛好家によって作成された金魚です。
 特徴は、体型はオランダシシガシラ・目は竜眼(少し出目)鱗は珍珠鱗・肉瘤はハマニシキに似てます。
 金魚販売店には余り出回りませんので、殆んど見かけません。
 写真は、稚魚ですので肉瘤は発達していません。
 白竜・黒青竜等、色の種類は多いです。
 本種専門の穂竜愛好会があります。
黒パールランチュウ
四つ尾
更紗和金
更紗出目金
27・ワトウナイ(和唐内)
*和金と琉金の交配種です。
 体型和金で、尾ビレは、四ツ尾で琉金の特徴があります。
 写真は、断定出来ませんが、和唐内(ワトウナイ)だと思われます。
 プレミア的金魚?(私が思ってるだけかも)で、金魚販売店では、まず見る事が出来ない品種です。
オランダ獅子頭
レモンコメット
*とがった三角の頭と、そり返った尾ビレが特徴です。
*リュウキンに似た体型で、高知県の天然記念物です。
28・トサキン(土佐錦)
*色変わりの時期が遅く2歳魚になっても、稚魚色(フナ色)の個体がいます。
*写真は、色変わり前の個体で尾ビレの、そり返りが殆んど無い個体です。
*色は、赤・更紗・白です。
 
色変わり前の土佐錦
素赤の小赤と
フナ尾白和金
*金ブナの突然変異種・フナと琉金等の交配種です。
*フナやコメットそっくりで体型と各ヒレが、やや長い〜細長いのが特徴です。
*野生の金ブナの変異種の系統(宮城県・魚取沼の天然テツギョ)とフナと金魚の交配の系統があり、総称してテツギョと呼びます。
*色は、フナ色(本来の色)・赤・白・オレンジ・更紗です。
*金魚販売店では殆んど見かけない品種です。
29・テツギョ(鉄魚)
ハナフサ
32・エドアカネ(江戸茜)
*アルビノ琉金に似てますが、江戸茜と言う固定品種です。
*色素が抜けている為、瞳が透けて赤い(血液の色)のが特徴です。
*アルビノは、突然変異種で金魚以外の動物でも見られます。
*アルビノ琉金を品種固定させた新品種です。
 赤目琉金とも呼びます。 
*比較的珍しい金魚です。
33・タマリュウ(玉琉)
*玉琉は、リュウキンの体型にフナ尾(長めのフナ尾で先が丸い。)が特徴です。
 タマサバとの違いは、尾ビレの先が丸いの事と、琉金からフナ尾が出現した個体です。
 タマサバは庄内金魚(コメットに似た金魚)と琉金を交配させ固定させた品種です。
 金魚の販売店では、殆んど見かけないです。
 
白オランダ
羽衣オランダ
30・タマニシキ(玉錦)
*玉錦は、キャリコリュウキンと庄内金魚(コメットに似た金魚)の交配種です。
*新潟の越後地方で作出された品種です。
*リュウキンの体型にサバ尾(フナ尾の少し長めで先が鋭がる。)です。
 モザイク透明鱗・透明鱗の個体です。
 タマサバとは、別品種として扱われます。
*リュウキンにフナ尾で先が丸い、別品種をタマリュウと言います。
*退色して白が入った個体をハゴロモセイブンギョと呼びます。
(退色しやすく薄茶や白っぽくなり、体全体が白になる個体も居ます。
*上から見ると文の字に見えるのと色が青っぽいのが特徴です。
*オレンダシシガシラに似ています。
 肉瘤のあるタイプは高頭青文魚と呼びます。肉瘤が無いタイプもいます。
31・セイブンギョ(青文魚)
*愛知県三河地方で作出された品種です。
*体型はランチュウで背ビレはありますが、肉瑠は、ある個体と無い個体がいます。
 尾は、クジャク尾(三つ尾四つ尾も、います。)で、ロクリン模様の個体は特に超希少価値があります。
 入手は大変困難(超プレミア級)で飼育も非常に難しいです。
*ランチュウとジキンの交配種です。
34・サンシュウキン(三州錦)
キャリコ水泡眼
白出目金
六鱗(ロクリン)模様の三州錦
35・アルビノゴールデンコメット
*コメットですが、アルビノゴールデンコメットと言う品種です。
 ゴールデンコメットも珍しいですがアルビノですから、なおさらです。
*色素が抜けている為、瞳が透けて赤い(血液の色)のが特徴です。
*アルビノは、突然変異種で金魚以外の動物でも見られます。
 黄金色で輝きがあり綺麗です。
*写真は、尾が短めの個体です。 
*金魚販売店では、殆んど見かけません。
カウンター
36・ヤマトニシキ(大和錦)
*大和錦は、和金と桜錦と朱文金の交配種です。
*鱗は、モザイク透明鱗・透明鱗・普通鱗です。
*色は、更紗・桜・キャリコです。
*体型は、和金で尾ビレは少し長めの三つ尾か四つ尾です。
*少し珍しい品種です。
桜コメット
深見産ランチュウの新仔
37・フクダルマ(福ダルマ)
*交配については不明です。
*鱗は、普通鱗です。
*色は、更紗・素赤・白です。。
*体型は、ダルマ琉金で尾ビレは短いフナ尾です。
 玉琉・玉サバとは別の品種として扱われます。
*珍しい品種です。
アルビノ出目金
38・日本オランダ獅子頭
*古来中国から伝わった元祖の姿を日本で改良育成された金魚です。
*丸手や中国新産のよく肉瑠が発達した一般品種のオランダ獅子頭に人気を奪われ
 今では関西・四国のごく一部の養魚場でしか作成されていない、純粋なブランド金魚です。
*体型は、長手で肉瑠は控え目で独特な魅力があります。
*日本オランダ獅子頭は、一般のオランダとは別品種として扱われ、ごく一部の愛好家達に
 愛され、日本オランダ獅子頭愛好会が設立され品評会を行っています。。
*色は、素赤・更紗・白です。
*鱗は普通鱗です。
*流通が少なく金魚販売店では、あまり見かけません。
 
39・エドニシキ(江戸錦)
*江戸錦は、ランチュウと東錦の交配種で肉瘤が少し〜発達しています。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗で背ビレは、ありません
 この品種は、最終的に東京水産試験場の方の力により作出された
 為に江戸錦と言う名前が付いたと言われてます。
 東錦を戻し交配させている為、ランチュウの体型で背ビレが無く良いキャリコ模様が出るのは
 2〜3割程で品種としては、不安定です。
*色は、キャリコ(雑色)で,濃い目の朱色と黒と白と藍がバランス良く入っている個体が好ましいです。
*尾ビレは、三つ尾か四つ尾です。
*少し珍しい品種です。
40・サクラニシキ(桜錦)
*桜錦は、江戸錦とランチュウの交配種で肉瘤が発達しています。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗で背ビレは、ありません
 この品種は、エドニシキの作出過程で、さらにランチュウを交配させた比較的新しい品種で
 愛知県弥富市にて作出され弥富市の方が桜錦と命名されました。
 弥富産が正式な桜錦でブランド金魚です。
*色は、薄めの赤とサクラ(桜)の更紗ですが黒が入るのは余り好ましくありません。
*尾ビレは、三つ尾か四つ尾です。
41・アズマニシキ(東錦)
*東錦は、キャリコ出目金とオランダ獅子頭の交配種で肉瘤が発達しています。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗で背ビレがあります。
 体型が長めの個体を関東東錦・丸めの個体を関西東錦と呼びます。
 中国(中華人民共和国)産の個体はキャリコオランダで別品種です。(品種83番にて解説)
 写真左側は、関西東錦で、右側は関東東錦です
*関東東錦は体型が、やや長めで卵型をしています。
 赤が少な目なのも特徴で、流通量も関西系やキャリコオランダに比べたら少ないです。
*色は、キャリコ(雑色)です。
 頭部とエラ部が、濃い目の朱色で他の部分の雑色のバランスが良く肉瘤が良く発達して
 尾が四つ尾で長く整った個体が好まれます。
*尾ビレは、長い三つ尾か四つ尾です。
42・アルビノオランダ獅子頭
*オランダ獅子頭のアルビノ個体で、薄い体色と赤い目が特徴です。。
 江戸茜と同様、品種として固定されていますのでオランダ獅子頭とは、
 別品種として扱われます。
 写真は新仔ですから、まだ肉瘤は発達していません。
*鱗は、普通鱗です。
*尾ビレは、三つ尾か四つ尾です。
本種の特徴が良く出ている江戸錦
*ジキンとチョウビの品種の交配種で、体型はジキンで尾は深く切れ込んだ
 広がった蝶尾で少しクジャク尾にも似ています。
*三州錦やジキン(地金)と同様、六鱗入った個体は超希少価値があります。
*江戸錦と同様、不安定な品種の為、色・尾・体型の良い個体は少ないです。
*珍しい部類の品種です。
43・トウカイニシキ(東海錦)
六鱗模様の東海錦
44・アイシュブンキン(藍朱文金)
*ウロコは、モザイク透明鱗ですがたまに全透明鱗の個体もいます。
*写真の個体は全透明鱗ですから、エラが赤く透けて見えます。
 尾が短めの個体です。
*藍朱文金は、体色が藍色の朱文金です
 品種として固定されていますので別品種として扱われます。
*各ヒレ(特に尾ビレ)が長いのが 特徴です。
 普通にいる様ですが、あまり見かけません。 
 
*トサキンとアズマニシキの交配種で、全透明鱗で品種として固定されています。
*大きな黒い瞳とエラの赤色(頬)と透き通る肌色が綺麗な女性的金魚です。
*尾ビレは三つ尾か四つ尾です。
 写真の個体は、三つ尾です。
*金魚販売店では、あまり見かけません。
45・ミューズ
46・浜みどり錦
*殆んど知られていない名前ですが不安定な品種として、やや固定されています。
*交配については不明です。
*体型は、ミューズやオーロラや大和錦に似ています。
*尾ビレは三つ尾か四つ尾です。
*色は、黒の混ざった黄色・柿色・緑っぽい黄色等と様々で不安定ですが、緑っぽい色が良い事から
 この品種の名前が付けられたと思います。
 浜錦の緑っぽい品種ではありませんので、間違ない様にして下さい。
*鱗は、モザイク透明鱗が標準ですが、たまに全透明鱗の個体もいます。
 写真の個体は、三つ尾でモザイク透明鱗のほんの少し緑かかった個体です。
 緑っぽい色の金魚は、大変珍しいです。
*金魚販売店では、殆んど見かけない珍しい品種です。
47・ヤナギデメキン(柳出目金)
*コメットか朱文金と出目金の交配説が有力で品種として固定されています。
 コメットや朱文金の突然変異で出目が生まれて来たのを品種として固定されたと言う説もあります。
*体型はコメットか朱文金で目は出目です。
*尾ビレは短めの吹き流し尾かフナ尾ですが殆んど短め吹き流し尾です。
*以前は、ハネモノ(選別されて市場に出さなかった品種)ですが、
 今ではやや一般的に流通する様になりました。
*色は、オレンジ・素赤・更紗・白・キャリコ(雑色)・サクラ(桜)で黒一色はやや少ないです。
 鱗は殆んど普通鱗ですが、たまにモザイク透明鱗や全透明鱗の個体も出現します。
*佐々木養魚場にて大量生産されてます。
*写真の個体は、フナ尾です。
*金魚販売店では、あまり見かけません。
頂天花房
48・タンチョウリュウガン(丹頂竜眼)
*丹頂オランダ獅子頭の出目タイプの個体です。
*体型は、オランダ獅子頭です。
*肉瘤がやや発達しています。
*色は、白に頭頂部のみ赤です。
*中国産(中華人民共和国)の金魚です。
*鱗は普通鱗です。
50・ニホンガトウコウ(日本鵞頭紅 弥富産
*丹頂ランチュウの体を細長くした体型で肉瑠は発達しません。
*金魚販売店では、殆んど見る事が出来ません。
*愛知県弥富市の1箇所の養魚場でしか生産されていない絶滅危惧の超希少金魚です。
 人気が無い為に、生産数も非常に少なく池上げも年に1回のみです。
 養魚場の後継者もいない様で、10年後には絶滅している可能性があります。
*中国(中華人民共和国)で肉瘤が発達した系統が以前生産されていましたが、
 今では絶滅寸前です。
尾が短い三つ尾のオーロラ
高頭青文魚
*左の写真は地金で右側の写真は中国より逆輸入された人工調色されていない
 赤地に各ヒレに白が入り白口紅の逆六鱗模様(頬は白が入ってません)のロクリンです。
49・チョウビ(蝶尾)
*出目金と?金魚の交配種で尾ビレが昆虫の蝶(チョウ)の羽根が開いた様な型をしているのが特徴です。
 出目金とは、別品種として扱われます。
*鱗は、普通鱗・モザイク透明鱗・全透明鱗です。
*色は、黒・白・白と黒(通称パンダ)・素赤・赤白更紗・キャリコ(雑色)・瑪瑙(メノウ)です。
 白黒混合をパンダ蝶尾・オレンジと白で各ヒレに黒にオレンジが入るとレッサーパンダ蝶尾と呼びます。
*中国産の金魚ですが日本でも生産されています。
白蝶尾
キャリコ蝶尾
レッサーパンダ蝶尾
*胴が短めで体高がある個体がジキン、体高が低く体が細長い個体をロクリンと呼びます。
 ジキンは体高がある体型、ロクリンは柳の葉の様なスマートな体型が求められます。
 ロクリンは、より体を細く見せる為、頬(ホッペタ)に赤が無い方が良いです。
*産地は愛知県ですが、ジキンは三河地方でロクリンは尾張地方で育成された金魚です。
濃い紅の面被りで朱色まだら模様の美しい桜錦
更紗玉琉
変わり色の江戸錦
銀水泡眼
更紗柳出目金
*鱗は珍珠鱗です。
*尾ビレは三つ尾か四つ尾です。
*色はオレンジ・赤・白・更紗・黒・キャリコ(雑色)です。
メノウ蝶尾
赤出目金
白勝ち 
フナ尾更紗和金(中国産)
深見産羽衣ランチュウの新仔
飯田産更紗オランダ獅子頭
*オレンジ色のテツギョ 
 コメットに似ています。
 フナと金魚の交配系統
黒蝶尾
51・アルビノアズマニシキ(アルビノ東錦)
*東錦のアルビノ個体で、薄い体色とモザイク透明鱗と赤い目が特徴です。。
 江戸茜と同様、品種として固定されていますので東錦とは、
 別品種として扱われます。
 写真は新仔ですから、まだ肉瘤は発達していません。
*鱗は、モザイク透明鱗です。
*尾ビレは、三つ尾か四つ尾です。
*金魚販売店では、殆んど見かけません。
ミルク出目ピンポンパール
白水泡眼
関東東錦(江戸川産)
中国(中華人民共和国)産
愛知県弥富産 高頭茶金
飯田産更紗琉金
52・キャリコワキン(キャリコ和金)
*じょうぶで飼いやすいです。
*尾ビレは、フナ尾・三つ尾・四つ尾・サクラ尾です。
*モザイク透明鱗・全透明鱗の和金で色がキャリコ(雑色で桜と違って黒が入る。)
*流通量が少なく、金魚販売店では殆んど見る事が出来ません
*オーロラの尾の短いタイプに大変似ていますが色と輝きが異なります。
53・アルビノワキン(アルビノ和金)
*和金のアルビノ個体で、薄い体色と赤い目が特徴です。。
 江戸茜と同様、品種として固定されていますので和金とは、
 別品種として扱われます。
*鱗は、普通鱗です。
*尾ビレは、フナ尾・三つ尾・四つ尾です。
 写真の個体は四つ尾です。
*金魚販売店では、殆んど見かけません。
フナ尾更紗和金
赤蝶尾
白竜
全長が22センチに大きく成長したコアカ
白和唐内(シロワトウナイ)
*写真をクリックしてコアカの飼育ページにGO!!!
54・アルビノハマニシキ(アルビノ浜錦)
*高頭パールと水泡眼?を交配して固定させた説もありますが不明です。
*写真は、新仔ですから水泡状の肉瘤が殆んど目立ちません。
*成魚は、大きな水泡の様な大きなコブが2つ並んでいます。
*鱗は珍珠鱗で、色はオレンジ・素赤・更紗・白・黒です。
*高頭パールスケールと非常によく似てます。
*この品種に詳しい方しか見分けは無理だと思います。
*アルビノ和金と同様、品種として固定されていますので浜錦とは
 別品種として扱われます。
 
55・ライオンヘッド(紅虎頭、紅壽星)
*ランチュウに似ていますが中国産固有の別品種です。
*中国産ランチュウより体高は低く長めで、背ビレが無く背なりが直線的なのが特徴です。
*肉瘤はライオンの雄の顔の様に丸く、もこもこしていて、国産ランチュウの四角頭にフンタンとは
 全く異なります。
*国産のランチュウに比べると人気が無く、中国からの輸入が非常に少ない為
 金魚販売店では、殆んど見る事が出来ません。
*尾ビレは、三つ尾か・四つ尾です。
*鱗は、普通鱗・モザイク透明鱗です。
*色は、素赤・更紗・丹頂・赤白黒混合・白黒混合・青・銀・瑪瑙・キャリコ(雑色)です。
 
フナ色のジャンボオランダ
全長18センチの若成魚
*ジャンボオランダは、オランダシシガシラとワキンを交配させて生まれた品種で、オランダ獅子頭と
 別品種として扱われます。
*熊本県長州町で作成され、今も生産されておりますが、愛知県弥富市でも生産されております。
 体型は、オランダに比べ長く背中から頭が円弧型になっています。
 ワキンに似た体型とオランダに似た体型の個体がいます。
 肉瘤も発達した個体と、していない個体がいます。
*丈夫で飼いやすいので、飼育環境さえ整えば入門者でも飼育可能です。
*ジャンボオランダは、金魚の中で一番大きくなり、全長が40センチを超える個体も見られます。
 全長が50センチを超えたら大変価値がある個体と言えます。
*色は、素赤・赤勝ち更紗が多く・白勝ち更紗や白は少な目で、30センチ以上になってもフナ色の個体も
 たまに居ます。
*尾ビレは、四つ尾が多く三つ尾は少な目です。
*金魚を大きく育てたい方向けです。
*大きくするには、120センチ水槽か、400Lのトロ舟か池での少数飼育が適しています。
56・ジャンボオランダ獅子頭
57・コウハクトウメイリンランチュウ(紅白透明鱗蘭
*国産の桜錦(愛知県弥富市にて作出され弥富の方が命名されたブランド金魚)に似てますが、中国産の輸入金魚です。
*背なりが桜錦に比べ直線的ですが、やや弓なりになっており綺麗ですし、
 透き通る桜色が大変綺麗で可愛い黒い目が女性にも好まれると思います。
*日本向けに体型・肉瘤・色等を改良している様です。
 国産と中国産のどちらが良いかは絶対判断出来ませんし、好みもありますから・・・
 しかし、日本産を意識しながら改良して輸出している為、人気上昇していると思いますが流通量は少な目です。
 価格も安いですし(極上物は例外)思わず買いたくなる方も見えると思います。
 国産の桜錦とは、系統も違いますし全く別品種で、中国では透明鱗ランチュウとして扱ってます。
 中国産でも、桜錦と言う名前(使ってはいけないと思います。)で販売されている場合がありますので注意が必要です。
 
弥富産の桜錦(ブランド)にこだわる方は、購入前に確認して下さい。
*写真の個体は、全透明鱗で黒目でエラが赤く透けて頬紅の様に見えますが、モザイク透明鱗の個体も普通目の個体も居ます。
 
58・中国ランチュウ(中國蘭
*国産のランチュウに似てますが、中国産の輸入金魚です。
*背なりが国産ランチュウに比べ直線的なのが特徴です。、
*現在は日本向けに体型・肉瘤・色等を改良している為、中国古来の体型は大変少ないですし人気が無い為
 日本や他の国に殆んど輸出されていない為、流通量が非常に少なく、金魚販売店では殆んど見る事が出来ません。
 今現在(H22年末)日中関係が悪化しておりますので、レアアース同様、金魚の輸入も激減するかもしれません。
 国産と中国産のどちらが良いかは絶対判断出来ませんし、好みもありますから・・
 国産のランチュウとは、系統も違いますし全く別品種です。。
 中国産でも、国産扱いで販売されている場合がありますので注意が必要です。
 国産に、こだわる方は購入前に確認して下さい。

 
59・翠錦(ミドリニシキ)
*川原養魚場で作成された金魚でミューズを品種改良ました。
*緑(翡翠(宝石のヒスイ色ぽいのが特徴です。
*写真中央と右の個体は背部が濃淡がある青緑っぽい色に見えます
 左側の個体は頭部と、ヒレの付け根がわずかに薄黄緑色ですが翠錦で、緑の濃淡や範囲には、かなり個体差があります。
*浜みどり錦とは別品種です。
*流通量が非常に少なく金魚販売店では、殆ど見る事が出来ません。
*黒白ライオンヘッド(黒白虎頭、黒白壽星)
*中国産フナ尾キャリコ和金(五色草金魚)
藍白草金魚(中国産)
四つ尾白和金
60・キャリコ琉金(キャリコリュウキン)
61・モミジ琉金(モミジリュウキン)
62・桜琉金(サクラリュウキン)
*琉金と三色(キャリコ)出目金の交配種です。
*呼び名は略してキャリコと呼ぶ場合が多いです。
*琉金とは別品種として扱われます。
*色は、キャリコ(雑色)です。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗です。
*目は、黒眼と普通眼が居ます。
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾(多い)で、ショートテールの個体も居ます。
*国産と中国産が居ますので、購入時は確認が必要です。
*琉金の鱗が異なる網透明鱗です。
*琉金とは別品種として扱われます。
*色は、オレンジ・赤・白・赤黒混合です。
*鱗は、各鱗個々に普通鱗(輝きの成分の周りに透明鱗の成分が有り、
 網の目の様に見えるのが特徴です。
*エラブタ部が赤(紅)くモミジ色から、この名前が付いた様ですが、
 網透明鱗の金魚を、モミジと言う名前に品種名を付けて呼ぶ様です。
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾です。
*交配については、不明ですがキャリコ琉金が関与している可能性があります。
*琉金とは別品種として扱われます。
*色は、桜色・桜色、ピンク色混合・桜色、赤色混合です。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗です。
*目は、黒眼と普通眼が居ます。
*尾ビレは、三つ尾・四つ尾で、ロングテール・ショートテールが居ます。
*国産と中国産が居ますので、購入時は確認が必要です。
  *ショートテール虎キャリコ琉金(中国産)
*中国産
 *日本向けに改良された中国ランチュウ
 *国産そっくりの中国ランチュウ
墨朱文金
浅葱色の無い変わり色の朱文金
63ブリストル朱文金(ブリストルシュブンキン)
*交配については、不明です。
*イギリスで作出された比較的新しい品種で、朱文金とは別品種として扱われます。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗です。
*目は、黒眼と普通眼が居ます。
*尾ビレは、ハート型の吹き流し尾です。
*以前はレア金魚でしたが今では金魚販売店で、ごく普通に見られます。
浜茜
64・鼓眼虎頭(和名:出目ランチュウ)
*典型的な中国(中華人民共和国)固有の品種です。
*ランチュウの出目タイプですが、眼が中国産特有の竜眼です。
*交配は不明ですが、中国ランチュウと背ビレの有る蝶尾を作出に使っているかもしれません(私的には)???。
 わずかな鋸背が多少見られますし、背なりが直線的ですから・・・
*非常に入手困難な超レア金魚で、中国でも非常に生産量が少なく4年程経てでやっと購入させて頂きました。
*丸手より、この個体の様な長手は、さらに希少です。
*日本向けに改良された
 紅白透明鱗ランチュウ
65・黒ランチュウ(中国産)
66・三色琉金(中国産)
*中国の広州で作出輸入された琉金で、国産・中国産キャリコ琉金とは全く別品種です。
*浅葱色(透き通った薄藍色)が無いモザイク透明鱗のキャリコ琉金に見えますが、
 鱗は普通鱗です。
*色が赤白黒の三色なので赤白黒琉金とも呼ばれます。
*尾ビレは、写真の四つ尾よりもベールテール・ブロードテール・ショートテールの個体が主流です。
 錦鯉が好きな方は、昭和三色・大正三色の色合いの為、好むかも知れません。
 キャリコ模様(江戸錦・キャリコ琉金・東錦)が好きな方には浅葱色(透き通った薄藍色)が無い為に嫌遠されると思います。
*交配は不明ですが、作出にモザイク透明鱗のキャリコ琉金が交配に関わっている説も有ります。
*中国産の金魚を扱っている金魚販売店以外では殆んど見かけません。
 
*国産の秋錦(シュウキン:オランダ獅子頭とランチュウの交配種)と、よく似ていますが)中国固有の金魚です。
 交配は、ランチュウと他の品種を交配させていますが不明です。
*ランチュウの体型で背ビレは無く肉瘤が発達して各ヒレが長いのが特徴です。
 色は赤・オレンジ・黒・白・更紗です。
*鱗は普通鱗ですが、モザイク透明鱗で全く別品種の京錦(江戸錦の突然変異で尾ビレが長く、キャリコ(雑色))
 や京桜(桜錦の突然変異で尾ビレが長く、紅白更紗)が居ます。
*中国でも人気が無く生産量は少ないですし輸入量も少ないです。

 
67・丹鳳(和名:ロングフィンランチュウ)(中国産)
*ショートテール琉金とオランダ獅子頭の交配種で両者共にキャリコ(雑色)かどちらか片方がキャリコ(雑色)
 の交配により作出された中国産金魚と推測されてますが詳細は不明です。
 同種同士交配させても品種としては不安定で出現率は少ないです。
*鱗はモザイク透明鱗か透明鱗(少ない)で色は浅葱色(透き通った青空色)と白・黒・赤の雑色が多いですが、
 普通鱗の個体も居ますし色は多種多様です。。
 写真の様なオレンジと黒だけの個体(左側)やワインレッド(右側)も居ますが少ないです。
 体型は、琉金よりやや長手です。
 尾ビレは、ショートテール(短尾)の三つ尾か四つ尾でオランダ獅子頭と同様、頭部の肉瘤が発達しています。
*輸入量・流通量共に大変少なく中国産を扱っている金魚販売店でも殆んど見かけない珍しい品種です

 
68・獅子頭琉金(中国産)
黒柳出目金
*浅葱色が特徴のキャリコ琉金(中国産)
*浅葱色が特徴のショートテールキャリコ琉金(中国産)
関東東錦(やや長手の体型が特徴)
home
*朱文金に比べて体がかなり短く体高が有り小さな風船の様に見えるのが特徴です。
 他の品種に、中国やマレーシア産のバルーンオランダ獅子頭が居ます。
*販売店では殆んど見かけませんが出回ったら人気は上昇すると思います。
*交配は不明です。
*丸っこく可愛いく浅葱色と朱色が綺麗なので女性好みの金魚だと思います。
 
 
69・バルーン朱文金(中国産)
白コメット
*大きな水槽(すいそう)や池で飼えば、全長20センチ以上になる事もありますし30センチを超える個体も希に居ます。
短手で日の丸模様の頂天眼
70・ブルースター
*川原養魚場の川原やどる氏が、土佐錦と東錦を交配させましたら、全透明鱗のクリーム色の金魚が突然変異で生まれ
 その仔同士を交配させて品種固定化させミューズと名付けました。
 向上心を持たれオーロラ・翠錦・やどる錦(全透明鱗浅葱色の江戸錦に似た個体)を作出されました。
 さらに新作にも意欲的にチャレンジされ、やどる錦と翠錦を交配させブルースターを作出されました。
 究極は、全身が緑色(宝石の翡翠(ひすい)色))の金魚の作出だそうです。
*新種なので品種的に不安定の為(背ビレの有る品種と無い品種を交配させている為、奇形も出やすい等)
 ブルースターが生まれてくる確率は極めて低く、私の推測では数千匹に数匹だと思います。
*和金に比べ、体型は短く体高が有り全透明鱗で体色は濃淡の有る浅葱(透き通った水色)で尾は長めの三つ尾か四つ尾です。
 黒眼はブラックホール・頭部は、白星雲、濃淡浅葱は、スバル星団、エラの赤はオリオン座の赤色巨星のベテルギウス・尾は彗星で
 宇宙の美を想わせる金魚だと私的に思います
 
 
71・隼人錦(はやとにしき)
*隼人錦とは平成15年頃よりジャンボ東錦の中に尾が短く肉瘤ののらない和金タイプの仔が出現するようになりました。、
それを元にキャリコ柄の和金タイプの金魚を作ろうと交配を重ねて和金に比べて体高体幅のある個体群が出来ました。
平成20年に作出者が隼人錦と名付け、また普通鱗の中に色変わりして素赤や更紗の個体が出来ましたので
隼人和錦として区別してました。
隼人錦・隼人和錦は、巻木養魚場で作出したオリジナル金魚です。
隼人錦は、キャリコ和金との区別が重要です!
キャリコ和金は、作出過程の交配が異なり様準はキャリコ出目金と和金の交配ですが、朱文金と三つ尾・四つ尾和金
やキャリコ琉金と和金等との交配からも作出可能ですから購入時には注意が必要です!
隼人錦は、ジャンボオランダと東錦(シルク東錦・桜東錦も含む)の交配種で双方とも大きくなる品種ですから、
90〜120センチ水槽・トロ舟(プラ舟)や池で飼育されましたら全長が30センチを越える事がありますから
ジャンボオランダと同様に大きく育てる可能性と楽しみがあります。
透明鱗のシルク隼人錦も希に居ます。
ブルースターと同様で著作権のある金魚ですから購入時には鹿児島県の巻木養魚場産の隼人錦で有る事を確認して下さい。


*川原養魚場の川原やどる氏が、土佐錦と東錦を交配させましたら、全透明鱗のクリーム色の金魚が突然変異で生まれ
 その仔同士を交配させて品種固定化させミューズと名付けました。
 向上心を持たれオーロラ翠錦・やどる錦(全透明鱗浅葱色の江戸錦に似た個体)を作出されました。
 さらに新作にも意欲的にチャレンジされ、オーロラからブルースターと共に武蔵もみじを作出されました。
 究極は、全身が緑色(宝石の翡翠(ひすい)色))の金魚の作出だそうです。
 ブルースター同様、新種なので品種的に不安定の為(背ビレの有る品種と無い品種を交配させている為、鋸背等の奇形も出やすい等)
 武蔵もみじが生まれてくる確率は極めて低く、私の推測では数万匹
 (金魚は多産の為、通常一匹の母体から千個以上の卵を産みますから決して大げさな数ではでは有りません)に数匹だと思います。
 濃淡の無いオレンジが殆んどで写真の様な紅葉を想わせる個体は殆んど産まれて来ません!
 川原養魚場だけで少量作出されている為、深見養魚場と同様、超オリジナル金魚で、
 武蔵もみじと言う名前で似た金魚が販売されている場合がありますので注意が必要です。
 私の自家産の、こまち錦と同様オリジナルの為、著作権がありますので、
 必ず購入時には、川原養魚場の<武蔵もみじ>である事を確認して下さい。
 和金に比べ、体型は短く体高が有りモザイク透明鱗で体色は濃淡の有る紅葉色で尾は短い三つ尾か四つ尾です。
 オーロラから作出された個体で交配は不明です。
 
72・京しぐれ
*川原養魚場の川原やどる氏が、土佐錦と東錦を交配させましたら、全透明鱗のクリーム色の金魚が突然変異で生まれ
 その仔同士を交配させて品種固定化させミューズと名付けました。
 向上心を持たれオーロラ翠錦・やどる錦(全透明鱗浅葱色の江戸錦に似た個体)を作出されました。
 さらに新作にも意欲的にチャレンジされ、やどる錦からブルースターと共に京しぐれを作出されました。
 究極は、全身が緑色(宝石の翡翠(ひすい)色))の金魚の作出だそうです。
 ブルースター同様、新種なので品種的に不安定の為(背ビレの有る品種と無い品種を交配させている為、鋸背等の奇形も出やすい等)
 京しぐれが生まれてくる確率は極めて低く、私の推測では数万匹に数匹
 (金魚は多産の為、通常一匹の母体から千個以上の卵を産みますから決して大げさな数ではでは有りません)だと思いますし
  この品種は江戸錦と同様、半数以上が背なりが悪く市場に出せないのです。
 川原養魚場だけで少量作出されている為、深見養魚場と同様、超オリジナル金魚で、
 京しぐれと言う名前で似た金魚が販売されている場合がありますので注意が必要です。
 私の自家産の、こまち錦と同様オリジナルの為、著作権がありますので、
 必ず購入時には、川原養魚場の<京しぐれ>である事を確認して下さい。
 和金に比べ、体型は短く体高が有り全透明鱗で体色は濃淡の有る浅葱(透き通った水色)で尾は長めの三つ尾か四つ尾で
 江戸錦から希に出現する背ビレの長い京錦と同様、背ビレは有りません。
 深見養魚場産の京錦は超希少で超ブランドです。
 京しぐれも同様で職人として一生懸命産出に取り組んでもめったに生まれてこないのです!
73・武蔵もみじ
*茶金花房は中国産金魚を扱っている販売店で、たまに見かける金魚です。
 殆んどが茶金赤花房で房が赤色です。
 理由は、本種の特徴である房が赤の方が目立ち綺麗だから人気が有る為です。
 出目タイプは、交配は不明ですが、茶金花房に蝶尾か出目金の別品種と交配させて居ると推測される為、
 茶金花房とは別品種として扱われます。
 出目のタイプは大変流通量が少ないですし、さらに房が体色と同じく茶色で希少です。
 入手困難な中国産輸入金魚です。
 
74・茶金出目花房(中国産)
*中国から直輸入された獅子頭琉金
75・バルーンオランダ獅子頭(中国産)
*バルーンオランダ獅子頭は中国産・タイ産・マレーシア産金魚を扱っている販売店で、たまに見かける金魚です。
 弥富産や中国産等の短手のオランダとは別品種で区別が必要です。
 オランダ獅子頭と同様、肉瘤がありますが、胴体が大変短く風船の様に見えるのが特徴です。
 熱帯・亜熱帯産の金魚ですから低水温に弱い為、冬場はヒーターとサーモスタットで加温定温飼育が必要です。
 購入後、水温ならしをして10度程の水温の水槽に入れたらショック状態でひっくり返り超危険状態となった為、
 水温20度にて定温飼育しています。
 タイ産(流通量が一番多い)・マレーシア産・中国南部産の個体が居ます。
 比較的流通量が少ない輸入金魚です。
 
76・鵞頭紅(中国産)
*丹頂ランチュウの体を細長くした体型で肉瑠は無いか微妙に有り、個体差が有ります。
 日本鵞頭紅とは別品種で中国からの輸入金魚ですから、区別が必要です。
*中国・日本でも人気が無く、輸入量も大変少なく、中国の一部の養魚場で小量生産されて居ます。
 日本産は体型が、エラの上から、ヘの字になって居ますが、
 中国産はライオンヘッドより長目の体型で日本産より、やや短く直線状か滑らかな円弧状なのが特徴です。
 交配は不明ですが、レッドキャップライオンヘッド(丹頂ライオンヘッド)から突然変異で出現した
 肉瘤が殆んど無いタイプと他の品種を交配させて作出されたと推測されます。

77・スケルトン(シルク)朱文金 (中国産)
*全透明鱗の朱文金です。
 写真の個体は尾ビレの付け根と尾筒に少し黒が入っていますが通常、黒は入って居ません。
 眼は透明鱗の特徴である黒眼でエラ蓋が透けて奥のエラが赤く見えます。
 腹膜の一部が黒っぽく透けて見えますし骨も、かすかに見えます。
 無色に近い透明鱗の為、体色は透き通った綺麗な肌色で浅葱色は殆んど入っていません。
 シルクまたはスケルトンの両方の呼び名があります。
 国産と中国産(写真の個体)が居ます
*朱文金から希に出た全透明鱗同士を交配させ作出され品種的に不安定ながらも固定されて居ます。
 普通の朱文金に比べ人気が無い為、生産量が少なく金魚販売店では余り見かけません。
 
退色途中で色が、やや薄くなった個体
*オランダ獅子頭の出目(竜(リュウ)の様な眼)タイプと言う感じの金魚で、肉瘤が発達して居ます。
 交配は不明ですが、オランダ獅子頭と蝶尾・出目金等から
 作出されたと推測されます。
 尾ビレは三つ尾か四つ尾で色は素赤・更紗で鱗は普通鱗です。
 眼は蝶尾に似てますが余り出て居ませんし円柱型で径は大き目です。
 平賀養魚場が主で他の養魚場でも生産されている国産金魚であり、
 中国から輸入されて来る丹頂竜眼との区別が必要です。
 
78・竜眼 (国産)
 *丹頂竜眼(中国産)
尾ビレが短い個体
  *長いフナ尾の大変珍しい青キャリコ琉金
*色は、ヒレと体が白く頭頂部のみ赤と定義されていますから、同品種交配しかされないので純粋でしっかり品種固定された品種です。
 頭頂部以外(ヒレや体に少しでも赤が入ったら選別淘汰され、品種として認められません。
*日本産(飯田産を除く)は、中国産(中華人民共和国)に比べ肉瘤は発達してなく、やや体型が長いです。
*弥富産、関東産、飯田産・中国産等、産地によって体型・肉瘤・尾ヒレの特徴が異なり、
 飯田産(入手容易)・中国産(輸入量が減少)は、高頭丹頂と呼ばれ肉瘤が、ベレー帽・アフロヘアー・雄ライオンの頭の様に、非常に発達しています。
 弥富産・関東産は、肉瘤は、控えめで体型は、やや丸手のオランダ獅子頭型で、上品優雅の為、短期間で完売となる為、入手は、やや困難です。
*鱗は普通鱗です。
*好みがありますので、優劣は付けられません。
*こだわる方は、購入時に産地を確認する必要がありますし、完売の際は、金魚販売店に仕入れを、お願いしてみて下さい。

79・タンチョウオランダ獅子頭(丹頂)
 *珍しいやや長手のショートテールの個体
紅白更紗の玉錦
*黒ランチュウは、ランチュウ同様に人気が有り金魚販売店では普通に見られます。
 国産・タイ産・マレーシア産・中国産と産地が多いのが特徴ですし優劣は付けられません。
*全身(腹部まで)色の濃い真っ黒の個体が良いとされていますが好みも有りますから。
 中国産は、写真の様に腹部が白い個体が多いです。
 タイ産の個体が真っ黒なので人気がありますが個体差はあります。
 最近輸入量もかなり増えてます。
 フナ色〜真っ黒まで色の濃淡に格差がありますし肉瘤(頭部の瘤)の形・発達具合も様々です。
 純国産の個体は、大きくなってもフナ色(先祖のフナの遺伝子が入っている為)が
 希に出る個体同士を交配させ作出されていると推測されますが、
 外国産は、ランチュウと別品種(黒出目金・黒蝶尾・ブラックコメット等?)との交配により作出され、
 その個体同士を交配させ品種固定されたと推測されます。
 上記の理由で、外国産はランチュウと別品種扱いされます。
*ランチュウ(白・更紗・素赤等)の稚魚の色変わり前はフナ色をしてます。
 黒仔(稚魚)と明記が無い事が有り、黒ランチュウが欲しくて買った個体が
 ランチュウで色が変わってしまったトラブルも多々ありますので、
 購入時には必ず黒ランチュウで有る事を確認すると共に、
 産地にこだわる(例えばタイ産)方は必ず確認して下さい。
 
80・桜出目金(弥富産)
*金魚すくいで超人気なのは黒出目金(クロデメキン)です。
 眼が出目で可愛らしく欲しくて金魚すくいで持ち帰り金魚を飼った事が無い方々でも
 金魚鉢等で飼育されたと思います・・・
*出目金は、殆ど黒色(80%程)で、素赤(少な目)更紗(少ない)・白・キャリコ(モザイク透明鱗で少な目)
 桜(黒・浅葱色・オレンジ色は入らないモザイク透明鱗)は希少で
 国産・中国産等共に流通量は大変少ないです。
 黒の中に希に数匹混じって売られている事もあります。
*交配は不明ですがキャリコ模様の品種と交配されたと推測されます。
 弥富にて作出され命名(弥富金魚漁業組合長により)、新品種として認めれられた
 桜錦の色で桜・銀鱗が大変美しいです。
*桜とキャリコは、出目金でも他の品種と交配により作出されましたので、別品種扱いされます。
ゴールデン色のオランダ獅子頭(中国産)
*めったに見掛けない品種で、現在は弥富の一箇所の養魚場でしか生産されていない為。
 将来的には、絶滅危惧になる可能性もあります。
 流通量も少なく金魚販売店では、殆んど見かけません。
 桜琉金と桜和金との交配から作出された情報がありましたが詳細は不明です。
*最初の作出が伊勢であったかどうか分りません。
*コメットより短手で体高が有り、尾は短かい吹流し尾で、鱗はモザイク透明鱗か全透明鱗で
 色は、桜〜紅と白の更紗で綺麗です。

81・伊勢錦(弥富産)
桜柳出目金
*透明鱗の獅子頭琉金
82・キャリコトサキン(キャリコ土佐錦)
*リュウキンに似た体型で、高知県の天然記念物の土佐錦と、キャリコ琉金・キャリコ出目金等を
 交配させ作出されたと推測されます。
*東錦と異なり肉瘤はありません。
*品種としては、不安定でキャリコ模様の出現率も低く尾ビレも土佐錦の、そり尾に近いのから
 平付尾・桜尾・四つ尾とバラエティーで、やや短いです。
*購入時は、キャリコ琉金と似てますから確認が必要です。
*土佐錦よりもさらに流通量が少なく、金魚販売店では殆んど見かけません。
*土佐錦とは別品種として扱われています。
*国産の東錦(アズマニシキ)やジャンボ東錦(ジャンボオランダと東錦の交配により作出)
 とは系統が異なる別品種で中国産です。

 中国直輸入金魚で流通量は少な目(平成26年現在では)です。
 国産品種は東錦、中国産は五花子頭(ゴカシシガシラ)和名(キャリコオランダ)です。
 交雑種(ハイブリッド)や輸入した個体を国内で繁殖させて販売されている場合がありますが
 キャリコオランダとして扱われます。
*鱗は、モザイク透明鱗・全透明鱗で肉瘤が発達していて背ビレがあります。
 色・肉瘤・尾・体型は東錦と大変似ていて、日本向けに改良され、東錦と区別が困難な個体も見られます。
 国産(弥富東錦・関東東錦・関西東錦・鈴木東錦等)のブランド金魚は
 購入時に品種名・産地確認が必要です。

 キャリコオランダが東錦(中国産)とか中国東錦と明記せず、
 東錦と言う名前で売られている場合がありますので注意が必要です。

*頭部とエラ部が、濃い目の朱色で他の部分の雑色(キャリコ色)のバランスが良く肉瘤が良く発達して
 尾が四つ尾で長く整った個体が好まれます。
*尾ビレは、長い三つ尾か四つ尾です。
83キャリコオランダ(五花獅子頭) 中国産
国産の関東東錦(江戸川産)
背部に浅葱色が入ってます。
墨五花獅子頭(中国産)
白系の当歳魚(中国産)
 *左隣写真の上見
 *超ショートテールの個体
 *高頭丹頂
 ベレー帽をかぶったような肉瘤
 *丹頂(日本産)
猩々で尾ビレが長めの頂天眼