ウロコの種類
<普通鱗(ふつうりん)>
*標準のウロコです。
 光彩層のグアニン結晶によりキラキラと光って見えます。
 一番よく見られます。
<モザイク透明鱗(モザイクとうめいりん)>
*細かい透明の透きとおった透明鱗(光彩層は無いがメラニン色素はあります。)
 の一部に普通鱗があります。
 シュブンキンやアズマニシキ等の品種に見られます。
普通鱗
透明鱗
<全透明鱗(ぜんとうめいりん)>
*きめ細かい透明の透きとおったウロコ(光彩層とメラニン色素が無い)です。
 エラが赤く透けて見える個体もいます。
 シルクやスケルトンとも呼ばれます
 ミューズ等の品種に見られます。
<珍珠鱗(ちんしゅりん)>
*真珠を輪切りに切った様な感じのウロコです。
 ピンポンパール等の品種に見られます。
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<網目透明鱗(あみめとうめいりん)>
網目透明鱗の部分
*一般的な網目透明鱗は1枚の普通鱗の淵周り(ふちまわり)が透明鱗です。
 普通鱗に隙間(すきま)がある様に見え、
 普通鱗の周りの透明鱗の部分が網目模様に見えるのが特徴です。
 この鱗の品種はエラが紅く透けて見えるのを紅葉のモミジに例えて
 モミジランチュウとかモミジ琉金とかモミジと頭文字に使ってます
 特殊な網目透明鱗として
*1枚の透明鱗の淵周り(ふちまわり)が普通鱗(特殊1)
*1枚の透明鱗の淵周り(ふちまわり)が全透明鱗(特殊2)
 の個体が希に居ます。
 わかりやすい様に、淵全透明網目透明鱗と名付けましたが、
 仮称(愛称)であり正式名称ではありません
 ので注意して下さい。
 鱗の種類の中では、珍しく希少です。
網目透明鱗の部分
全透明鱗のミューズ
エラが赤く、腹膜が白っぽく透けて見えてます。
一般的な網目透明鱗
逆パターンの網目透明鱗(特殊1)
鱗に輝きが無い網目透明鱗(特殊2)
淵全透明
網目透明鱗(仮称)
<鱗(ウロコ)の構造>
*普通鱗は、表皮・メラニン色素細胞・真皮・光彩層(グアニン結晶で銀色に輝く)の
 4層構造になってます。
*
透明鱗は、光彩層がありませんので輝きがありませんが色素細胞がありますので
 着色(白色も含む)しています。
*全透明鱗は、光彩層とメラニン色素細胞が無く透明で輝きもありません。
 エラ・骨・腹膜等が透けて見え、鱗内側の体色(薄肌色)が見えます。
アクセスカウンター
使用顕微鏡:Vixen MICRO NABI S800 x80倍
使用顕微鏡:Vixen MICRO NABI S800 x80倍
普通鱗(メラニン色素有りの銀鱗)
透明鱗(メラニン色素有り)
透明鱗(メラニン色素無し)
普通鱗(メラニン色素有り)