幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 10月24日 ● 経験という実力。

 昨日の僕の予想通り、福岡ダイエーホークスのエース工藤にドラゴンズ打線はピシャリと抑えられてしまいました。全く勝ち目なしという完封負け。中日のエース野口もランナーを出しながら何とか切り抜けるという、いつもの野口らしいピッチングをしていたのですが、相手が悪すぎたという感じです。

 その野口を最初に打ち砕いたのがホークスの主将秋山。工藤とともに、かつての王者ライオンズから福岡に移ってきた男が見事にレフトスタンドにボールを運びました。野口は彼なりに投げていただけに、秋山の一発は効きました。

 工藤といい秋山といい、日本シリーズを何度も経験した2人がやはり初戦にその経験を生かしたという印象です。ホークスは26年ぶりの優勝ですから生え抜きでシリーズを知っている選手はいません(景浦だけ?かな)。対するドラゴンズには11年前の優勝メンバーが数人いますが、当時は皆若手だったし、この一度きりでは工藤や秋山に比べれば経験と呼べるほどのものでもありません。

 日本シリーズという独特の雰囲気の中で、実力を普段通り(もしくは普段以上に)発揮できるのは、やはり経験という実力を身につけている選手たちなのかも知れません。しかし経験がないのなら、逆に怖いモノ知らずの若手こそが、何も考えずに暴れ回るのを期待したいですね。特にカギを握るのは投手で川上、バッターなら福留だと思います。こいつが打てば打線に火がつく気がするんですが。
 

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