幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月8日 ● 松坂はオリンピックを目指せ。

 ライオンズの超大物ルーキー松坂大輔が初登板初勝利。それも相手は強打の日本ハム打線だったこと、しかも前半はノーヒットノーランだったことを考えると、数字以上の好投だったと思います。

 すでに昨年夏の甲子園で高校生とは思えない完成度の高いピッチングをしていましたが、プロ初登板とは思えない落ち着いたマウンドさばきにはつくづく感心しました。150kmを超す直球の威力だけではなく、乱闘騒ぎにも動じない心臓の強さや、ベースカバーリングの巧みさも、とても高卒ルーキーとは思えません。

 PL学園の桑田も完成度の高い投手でしたが、それでもプロで通用するようになったのは実質2年目から。ルーキーイヤーは2勝でしたし、大輔の先輩、早実・荒木大輔も1勝。享栄・近藤はプロデビューでノーヒットノーランという離れ業を演じましたが、松坂のように4月から一軍にいたわけではありませんし、その後も大成できませんでした。

 高卒ルーキー投手としては松坂は恐らく16勝を挙げた甲府商・堀内以来の逸材ということになりそうです。強いて言えば、あの江川卓が作新学院からそのままプロ入りしていたら、という妄想は膨らみますが、こればかりは死んだ子の年を数えるようなものですね。

 さて、今シーズン怪我さえなければ順調に活躍しそうな松坂。次の楽しみはもちろんイチローとの対決ということになりますが、イチローが日本にいるのもあとわずか。となると、どうせなら松坂もイチローと一緒にメジャーリーグに行って、マグワイアやソーサ、グリフィーら向こうの強打者と対決して欲しいものです。

 もっとも現実的には松坂がメジャーに行くのは、いくら本人が希望しても当分は無理でしょう。ただ、オリンピックなら可能性はあります。セ・リーグはナベツネを筆頭にして、オリンピックにプロを送り出すのには反対しています。ならばパ・リーグだけでも日程を変えてオリンピックにドリームチームを作って出場させてはどうでしょう?イチローや松坂、松井、小宮山らがオリンピックに行けば、パ・リーグが目立つこと間違いなしです。松坂が投げてイチローが打つ。ドリームチームの名に恥じないと思いますがね。




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