幹事クリタのコーカイ日誌1999

 
 4月5日 ● 公園は大賑わい。

 春休み最後の土日ということで、この週末はどこもかしこも人がいっぱいでした。とりわけ不況下に金のかかるところには行けないぞ、というお父さんの意向からか、安上がりに家族が1日過ごせる大規模な公園は人の山だったようです。

 名古屋近郊でこの手の大きな公園と言うと、愛知青少年公園、牧野ヶ池緑地、大高緑地、庄内緑地、戸田川緑地、荒子川公園、鞍ヶ池公園などなど。岐阜県や三重県にもいろいろありますが、今回わが家は木曽川・長良川・揖斐川の木曽三川が集まっている場所に作られているリバーサイドパーク・国営木曽三川公園に遊びに行ってきました。

 ここはとにかく名古屋ドーム13個分の広さだそうで(どうして広さを表す時に昔からいつも野球場を用いるのでしょうね?本当にわかりやすいのかなぁ)、やたらと広いのは良いのですが、それだけ人も集まります。しかも川の輪中に作られているために、進入ルートはもちろん一本道。お陰で大渋滞を引き起こしていました。

 なんとかかんとか駐車場までたどり着いて、クルマを停めて芝生広場まで行っても、また人の山。ようやくシートを広げる場所を確保してお弁当を広げます。周りを見渡せば同じような家族連ればかり。お母さんの作ったお弁当(コンビニ弁当の家族も結構ありますが)を囲んだ後は、遊具に走る子ども、バドミントンやフリスビー、キャッチボールなどに興じる少年少女、笑うお母さんに疲れて眠るお父さん。のどかな春の午後の風景ながら、真夏の湘南海岸のような人の波に少々辟易もします。

 それにしてもこうした公園というのは、ほとんど100%公営ですから、どこもかしこも変わり映えしない似たような雰囲気と施設でできています。大抵は芝生広場と大型のフィールドアスレチック系遊具があります。さらにゲストセンターになっている管理棟と、もしかしたら展望台、さらに植物園、動物と触れ合う子ども牧場、散策できる○○の道、テニスコート、バーベキューガーデン、池にボート乗り場あたりも備えている場合が多いですね。

 もちろん一般的な家族連れが遊ぶなら、こうした施設が一通り備わっていれば可もなく不可もなく無難なのでしょうが、どの公園もあまりにも似ていて芝生に寝転がってぼんやりしていると、どこの公園に来たのかわからなくなることがしばしばです。

 せっかく税金を投入して造られている大規模公園です。もう少しそれぞれに特色を鮮明にした方がいいんじゃないでしょうか。そうじゃないと結局どこに行ってもお弁当を広げてキャッチボールをしてフィールドアスレチックをすることになってしまい、ますますお父さんとしては疲れてしまいます。

 それにどうせ公園にいるのが少し肌寒くなってくる午後4時頃からは、近くの大型ショッピングセンターに移動して(これがまたなぜか公園の近くには必ずあるんですよね)、子どもはゲームコーナー、お母さんはショッピング。お父さんはさらにくたびれてしまうという寸法なんですから。お父さんに嬉しい公園とかできないかな。でもできたとしても家族では行けないようなところになっちゃうんだろうなぁ、それは。




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