1997年6月のコーカイ日誌



d10077@dentsu.co.jp もしくは ash@he.mirai.or.jp
  (たぶん d10077@dentsu.co.jp の方が確実です。)


●容疑者は14歳。(97/6/30)
 神戸の殺人事件は、容疑者が逮捕されたものの、それが中学3年生・14歳の少年だったということで、また一層重苦しさ・やるせなさを募らせてしまいました。事件の当初からこの犯人は意外と若いのではないか、ということは感じていました。しかし、それにしてもせいぜいハイティーンくらいだろうと想像していたので、さすがにローティーンとなると言葉を失ってしまいます。犯行の動機をはじめ具体的な状況がわからない現在、あまりいい加減なコメントはできませんが、ただこの事件をもってして、バーチャル世代がどうしたこうした、というような安易な世代論は明らかに間違っています。これは絶対に特殊な事例です。マスコミの過熱する報道合戦の中から、きっと無茶苦茶な主張も出てくるでしょうが、ちゃんと眉に唾付けて受け止めるようにしましょう。
●ホームページ容量が20MBに。(97/6/29)
 このホームページのプロバイダであるミライネットから手紙が来て、8月より料金が月額500円値上げされるということでした。このプロバイダ過当競争時代になんてことだ!と思いましたが、どうやらこれまであったアナログとデジタルの料金格差をなくして均一にするらしいし、56kモデムに対応するそうだし、PIAFSにも対応するらしいし、何と言ってもホームページの無料容量を現在の5MBから20MBに増やしてくれるということなので、まあ仕方ないか、と納得しました。
 なにせ僕のこのホームページはもうすでに5MBを超えていて、どうしようかと悩んでいたところだったのです。せっかく作ったメンバーのフォームのGIFアニメもやめようかと考えていたところだったので、一気に20MBまで大丈夫ということになれば、もっとがんがん画像データも載せることができます。とりあえずは「cinema eye」という映画のページを新設しました。これからもいろいろとコンテンツを充実させていきたいと思いますので、皆さんよろしくお付き合いください。
●今週は台風に泣きました。(97/6/28)
 先週の土曜日は台風一過で快晴の中テニスができたのですが、今週は逆に台風の直撃を食らってしまいテニスは潰れてしまいました。メンバーの中には「雨が降ってないからできますよね?」なんて電話をかけてきた人もいましたが(F橋さんのことですよぉ)、いくらたまたま雨が降っていなくても、あの風の中では無理でしょう(笑)。
 逆に雨に泣いているウィンブルドンは、ようやく再開できたようですね。日本女子選手が結構勝ち残っているようです。すぐには伊達のような活躍は無理でしょうが、何とか頑張って1つでも上に行って欲しいです。
上りより下りのエスカレータを!(97/6/27)
 先週の土曜日に痛めた右膝ですが、ようやく階段・坂道以外は普通に歩けるくらいまで回復してきました。この5日間は本当に運動不足で、2kgも太ってしまい、ちょっとショックを受けています。
 ところで一時的に身障者になって思ったことは、足の悪い人間にとって、階段で本当に辛くまた怖いのは下りである、ということです。上りはまだいいんです。きつくても怖くはないから。でも下りは足元がおぼつかないと本当に転げ落ちそうな恐怖を感じます。それに膝にかかる負担も実は下りの方がずっときついです。ところが、ご存知のように、地下鉄などの駅の階段には上りのエスカレータはあっても、下りのエスカレータがついているところは希です。あれは絶対におかしいと思いますね。上りのエスカレータを設置しようという発想は実は健常者のものだと思います。健常者は頑張って上ればいいんです。それより本当の意味で社会的弱者である身障者のためには、下りのエスカレータをもっとつけようじゃありませんか。
●MOを買いました。(97/6/25)
 ボーナスで買ったにしては地味ですが、230MBのMOドライブを買いました。メルコ製で38500円でした。ホームページを作って画像データなんかも増えてくると、やはり1.4MBのフロッピーディスクでは、バックアップメディアにはなりません。会社のMacにも230MBのMOドライブが付いているので、思い切って(と言うには安いですけど)買ってしまいました。それにしてもMOってドライブだけではなく、ディスクもいつの間にか随分安くなっていたんですね。まとめて買えば1枚700円くらいですもん。230MBで700円なんて、昔初めて買った100MBのハードディスクが10万円したことを思うと涙が出そうです(比べるなって)。
本当にゲッツーだった(笑)。(97/6/24)
 イチローが連続打席無三振記録の日本新記録を予定通り(?)達成しましたが、本当に昨日書いたとおり併殺打での記録達成になってしまいましたね。先制のチャンスにゲッツー打って「おめでとう」とか言われてもねぇ。
 ところで野球とは違いますが、大場満郎さんが北極海単独横断に成功しました。1850kmを徒歩とスキーで行くなんて、とんでもないことです。実は僕はこうした冒険行為に対してあまり好意的ではありません。と言うより、本人が単に好きでやっているだけなら究極の道楽野郎として結構好きなんですが、それをネタに本を出したり講演をしたりして金儲けに励むのがイヤなんです。冒険行為には金が必要だと言うのはわかりますが、それで名士のようになってしまうと、ただの命知らずのバカだろう、なんて言いたくなってしまうんですよねぇ。とりあえず今後の大場さんを巡るマスコミの取り扱い方と、大場さんの対応に注目しています。
●イチローの連続無三振記録騒動。(97/6/23)
 最近のスポーツマスコミは一体何に騒ぎ出すか見当がつきません。イチローが連続打席無三振の日本タイ記録に並びました。確かに大した記録かもしれません。いかにもバットコントロールの良いイチローらしい記録だと言えます。しかし、連続安打記録とか連続出塁記録とか、いわんやウィルソンが作った連続打席本塁打記録と違って、連続無三振記録と言うのはそれほど価値のある記録なのでしょうか?イチロー記録達成!とか言っても、その打席はチャンスにピッチャーゴロ併殺打かも知れないんですよ。そんな記録達成に果たしてどれほどの価値があるのでしょう。
 ただ三振しないだけ、なんてことは、野球というスポーツにおいては大した意味はありません。ヒットを打ってランナーに出てホームに帰ってきてこその野球です。三振でもキャッチャーフライでも凡退は凡退です。当てただけのセカンドゴロよりも豪快な空振りの三振の方が見ている方に快感を呼び起こさせるだけマシだとさえ言えます。長島茂雄への絶大な人気の中には、ヘルメットが飛ぶ豪快な空振りが含まれていたことを忘れてはいけません。スポーツマスコミは何でも記録だ記録だと騒ぐ前に、その記録にどれほどの意味があるのかをちゃんと考えてから騒いで欲しいですね。当のイチローだって、この記録にはハナから無関心じゃないですか。彼自身、あまり意味のない記録だと知っているからこその態度だと思います。こんなことで騒ぐから(もちろんイチローだから騒いでいるんでしょうが)、いつまでたっても日本のスポーツマスコミは程度が低いと言われるのになぁ。
●世代のわかるクイズ。(97/6/22)
 「Q.谷村新司、さだまさし、財津和夫、小田和正、南こうせつ。以上の5人の属していたグループ名をそれぞれ答えなさい。」こういう問題が出て、簡単じゃん、と思った人は30代以上。30代でも後半の人なら、そのグループに属していた全員のメンバーだって答えられるかも知れません。僕はチューリップとオフコースは全員は答えられませんが。でもこれが20代になると、途端に正答率が落ちるんですよね。嘘だと思ったら近くの人にやってみてください、って別に驚くような話でもないか。
 ところで、昨晩の『LOVE LONE愛してる』(知ってますか?)を見ていたら、谷村新司がゲストに出ていて、かなりトークで笑わせていました。思い出せば谷村新司は今でこそあんなですが、昔は深夜番組のパーソナリティなんかやって、相当人気があったんですよね。当時のフォーク歌手って、アーティスト系とお笑い系(?)がいて、谷村やさだ、こうせつなんて、みんなお笑い系で喋りがうまかった。当時「目立ちたい」と思っていた若者は、とりあえずフォーク歌手になったんでしょうね。今ならストレートにお笑いに行ったんでしょうけど。最近ならシャ乱Qなんて同じようなノリを感じます。では、クイズ。「Q.つんく、トータス松本、草野正宗、河村隆一、清春。以上5人の属しているグループ名を答えなさい。」最低2問できないと完璧に「おやじっち」です。
●ブラザーシステムズと合同イベント。(97/6/21)
 今日はなんとコートが4面もあったので、ATCの兄弟分(?)であるブラザーシステムズのメンバーと合同でチーム対抗戦をしました。参加者をくじ引きで7チームにわけ(本当は8チームの予定だったのですが急に人数が減ってしまったので1チーム減らしました)、チーム対抗のトーナメント戦をしたのです。チーム名も「コナーズ」「ボルグ」「マッケンロー」など往年の名選手の名前を付けて豪華(?)賞品も用意。結果は「ベッカー」が「レンドル」に勝って優勝、商品券を獲得しましたが、なかなか楽しかったので、これからもコートがたくさん取れる時があったら、やってみたいと思いました。
 ただ、今回のコートの抽選は思いっきりはずれたんですよね。4面どころか3面確保できた日もなく、それどころかコートが取れなかった週まであります。秋のシーズン、どうやって過ごそうか、ちょっと悩んでいます。
●「酒鬼薔薇」がインターネットに?(97/6/20)
 騒いでいる割にはいつまで経っても捜査が進展しない神戸の殺人事件ですが、インターネットに「酒鬼薔薇」の文字がアップされていたというニュースには驚きました。事件が起こるはるか前、今年1月頃、あるホームページに「酒鬼薔薇」や「死ね」などの文字が一面に現れたそうです。警察ではプロバイダに任意で事情聴取をしているそうですが、もしこれが本当ならば、犯人へ近づくの大きな手がかりになるでしょうね。
 それにしてもインターネットかぁ。劇画や小説をパロったとも言われる犯行声明文の上にインターネットまで登場したとあっては、ますます犯人は1960年生まれ以降、共通一次世代以降という気が僕にはします。うーん。。。
●台風襲来。(97/6/19)
 まだ6月だというのに、もう台風が直撃してくる模様です。今これを書いている時点では上陸もしていないので外も静かですが、明日は大荒れするようです。いろいろと予定があるのに、困ったものです。もっとも、おかげで土曜日は晴れるかも知れませんけどね。今週はブラザーシステムズさんと一緒にコートを4面使ってのイベント企画していますから、どうしても晴れて欲しいところだったので、この台風も良しとしなければならないかも。せっかく用意した賞品も無駄になってしまうのは惜しいですからね。
久しぶりのATC飲み会。(97/6/18)
 長い間なかったATCの大きな飲み会を17日に開きました。去年の忘年会以来ですから、半年ぶりということになります。今回は別になにか目的があって開かれたわけではなくて、何となくノリでやることになったのですが、その割には16人も集まり大盛況。ただ「にんにくや」という店だったので美味しいのはいいけど、にんにくの臭いには次の日まで閉口しました。
 この半年の間に新しいメンバーが随分と増えました。今回初めて一緒に飲んだ仲間が多く、テニスの時には見られない一面を沢山見ることができて、大変楽しかったです。来月にはバーベキュー&花火大会も企画されているし、しばらくはいろいろと盛り上がれそうで楽しみです。
●少女マンガinU.S.A.。(97/6/17)
 以前にもアメリカから「怪しいメール」が来たことがありましたが、今度はなかなか素敵なメールでした。コロンビア大学人類学部のMatt THORN(マット・ソーン)という人から、なんと少女マンガについての意見を書いたメールを貰ったのです。彼はどうやらアメリカの学生(と言っても博士論文を書いているそうですが)でありながら、日本の少女マンガについて研究しているという面白い人のようで、僕の「マンガ時評」を読んでメールで感想を書いておくってくれたのです。
 マットが少女マンガについて詳しいことにも驚きましたが、それよりも驚いたのは日本語の上手さ。外国の人の場合、日本語を話すことはできても、書くとなるとかなり大変だろうと思うのですが、苦もなく(と感じられる)さらさらと書いているような様子なのです。よくデーブ・スペクターが外国人の振りしている日本人じゃないか、というギャグがありますが、本当にそんな感じです(失礼な例えかな)。彼の少女マンガのホームページはまだ英語がほとんですが、それでも少女マンガに対する造詣の深さは十分感じられると思いますので、一度覗いてみてください。
●伝言板大盛況。(97/6/17)
 1日でこんなに書き込みがあるなんて、思いもよりませんでした。いやぁ、なんでもやってみるもんですね。もっとも、挨拶だけでそれっきりの人もいるだろうから、ちゃんと継続的に覗いて書いてくれる人がどれだけいるかですけど。今はいろんな関係の人が書いてくれていますけど、このままごちゃごちゃと行くのがいいのか、別に伝言板を用意して分けた方がいいのかも難しいところです。しばらくは様子を見ながらいろいろと楽しんでみたいと思っていますので、皆さんご贔屓のほどを。それから、ちょっと引っ込み思案の人も、一度書いてみれば楽になるから、早く書きなさいね。
伝言板ができました。(97/6/16)
 猫の手さんの猫の手を借りて、とうとう『昼下がり庭球倶楽部』に念願の伝言板ができました。グッドなホームページの要件のひとつとして僕は「双方向性」ということがあると考えていますが、なかなか技術的な問題があって、自分のホームページに伝言板を作ることもままなりませんでした。ところが、猫の手さんのことを知ってお願いしたら、いきなりこうして課題が解決してしまえたなんて本当にラッキーです。
 さて、せっかくこうして伝言板もできたことですし、皆さんどんどん好き勝手に書き込んでくださいね。難しい話じゃなくていいし、短くても(「来たよ」だけでも)いいですから、ぜひ一言よろしくお願いします。
●人が増えると活気が出ます。(97/6/15)
 昨日のATC参加者はなんと21人。ここのところますます参加者が増えて活気にあふれています。今日はたまたまコートが3面確保できていたので20人を超える参加者がいてもたっぷりテニスができましたが、これが1面だったら休憩ばかりになってしまいます。人数が増えるのはいいのですが、そろそろ限界。やはりサークルの適正人数というのがあるのでしょうね。
 ところで新しい人が増えると、活気が出て、いろいろ企画も盛り上がります。飲み会やらバーベキュー大会やらシーガイア合宿やらと、楽しいイベントの話も出てきています。参加者の調整が大変ですが、できることはいろいろとやりたいと思っています。どうせ体育会系にはなり切れないことですし。ただ幹事としては、そろそろオーバーフロー気味ですので、どう役割を分担していくのかが思案のしどころ。性格的に人に任せておくと心配になるタイプだし難しいところもあるのですが。どこのサークルの幹事さんも大変なのでしょうね。
祝!愛知万博決定。(97/6/13)
 2005年万博の開催地に立候補していた愛知県が、見事カルガリーとの決戦に勝ち万博開催地に決定しました。在名テレビ6局は揃ってBIE委員会での投票の模様を実況生中継していたので、僕も開票の模様をドキドキしながら見ていました。しかし最初から予想を覆して圧倒的にリードしていたので、途中からはかなり気楽に見ることができました。当初の予想では、駆け込みでBIEに加盟した国が滅茶苦茶に多くて(なにせ最後の1ヶ月で加盟国がほぼ倍増したのですからね)日本不利と伝えられていたので、うちの会社でも諦めムードが漂っていたのですが、これで一気に霧が晴れたような気分です。
 愛知万博の誘致活動を始めたのが1988年。あのソウルに五輪誘致で思わぬ逆転負けを喫して以来、名古屋・中部圏に活力を取り戻すために始めたビッグプロジェクトです。環境破壊につながるとして反対活動もありましたが、僕は全員が賛成するよりも、反対派がいるからこそ、より環境問題について議論し深く考える21世紀に相応しい万博になるだろうと期待しています。ま、とにかくこれで「また名古屋がこけた」と週刊誌などで揶揄される恐れがなくなっただけでも一安心かな。これから仕事とか大変だけど、仕事がなくなるよりはマシだしなぁ。
●日米審判摩擦。(97/6/11)
 今年からアメリカ大リーグとの交流ということで日本に来ていた3Aのディミュロ審判が、ドラゴンズ戦でのトラブルからアメリカに帰ってしまうことになりました。残念な事件です。しばしば日本のプロ野球とアメリカのメジャーリーグとでは審判の権威が違う、ということが言われますが、今回のトラブルも審判など歯牙にもかけない日本の監督・選手の意識が生み出したものでしょう。直接の原因となったドラゴンズ大豊はノーコメント、星野監督は「日本の慣習に慣れろ」と強気の発言ですが、どう考えても審判に暴行を働くようなことは悪しき慣習でしょう。
 スポーツにおいてジャッジに「絶対」はあり得ません。人間がすることである限り、必ず誤審は生じますが、それでも審判の判断に従わなければゲームが成り立ちません。テニスのセルフジャッジでも基本的には「疑わしきは相手に有利なように」と言いますが、結構自分勝手なジャッジをする人もいます。先日出場した草トーナメントでも、相手のオバサンが疑わしいどころか明らかにインのボールでもアウトと宣言していました(それもクレーコートで、ですよ。すごい心臓です)。それでもセルフジャッジである以上、相手の判断を認めなければなりません。スポーツの基本的ルールである審判への絶対的服従ができないようでは、「地球の裏側にあるのはベースボールとは違うスポーツ」だと言われても仕方ないでしょう。
平木理化の笑顔。(97/6/9)
 驚きました。まさかいきなりグランドスラム大会で日本人のチャンピオンが誕生するとは思いませんでした。平木が混合ダブルスで勝ち進んでいるのは報道で知ってはいましたが、決勝まで進んだだけで大したものだと思っていましたし、相手が第1シードのペアではここまでだろうと半ば諦めてもいました。
 ところが、なんとストレートでそのナンバー1ペアを圧倒しての優勝です。テレビで試合をずっと見ていましたが、本当に素晴らしいゲーム内容でした。セオリーよりも自分たちの特色を生かした戦略、体の小さい平木を狙ってロブを上げられても、うまく切り返していくその技術の高さ、コートカバーリングの呼吸の合い方、ペアがお互い何を意図しているかを瞬時に感じて動く意志疎通の確かさ、そして絶やさぬ笑顔。ダブルス、特に混合ダブルスというのは、個々の選手の実力よりも、いかにペアのコンビネーションと戦略が重要かということが良くわかる試合でしたね。我々のようなレベルの低いアマチュアプレーヤーでも見習いたいような点が多々ありました。そして、混合ダブルスという男女が同等の条件で一緒にプレーできるテニスならではの特殊な試合形式の面白さと楽しさを、改めてこの快挙を契機に多くのテニスファンが再認識してくれればいいなと思います。そうそう、まずうちのメンバーの特に女の子がどれくらいこの試合を見たかしらん。随分参考になるんだけどなぁ。
●全仏マヨリが優勝!(97/6/8)
 新女王ヒンギスが軽く優勝するのかと思いながら見ていた全仏オープンですが、なんと第9シードのマヨリがストレートで勝ってしまいました。マヨリのテニスが良かったというのももちろんですが、やはりヒンギスの不調がポイントでしたね。テレビ中継で言っていたように、プレッシャーから体が動かなかったのか、それとももともと体調が悪かったのかはわかりかねますが、とにかく動きに切れがなかったことは確かでした。まあまだ16歳ですからグラフのような安定感を望むのは難しいでしょう。精神的にもまだまだという感じですが、それもさらに成長していく証でもあるわけですから。怖いのは天才少女にありがちなバーンアウトです。とりあえずウィンブルドンのヒンギスのプレーに期待しましょう。
シーガイア体験記。(97/6/7)
 仕事で宮崎のシーガイアに取材に行って来ました。朝一番の飛行機で行き、翌日最終の飛行機で帰ってきたので、たっぷり2日間、オーシャンドームを中心にシーガイアの取材をすることができました。
 ご存じのようにシーガイアはオーシャンドームを中心に、4つのホテルとコテージ、コンベンションホール、2つのゴルフコース、自然動物園に2つのテニスクラブなど(まだいろいろありますが)さまざまな施設が揃っています。特に超ビッグな室内プールであるオーシャンドームは、プールだけではなくアトラクション他の設備もなかなか良くできていて、それだけでたっぷり1日楽しめるものです。また今回宿泊した「ホテルオーシャン45」は45階建ての高層ホテルですが、ゆったりとした質の高いリゾートホテルで、こちらも料金は張りますがなかなかお勧めでした。
 それから宮崎の地鶏!これの炭火焼きが美味しいんです。こりこりとしていて一味をかけて食べればビールのつまみに最適です。黒豚チャーシュー入りとんこつラーメンも美味だったし、旅行に行って美味しいものが味わえると本当にいいですね。今度の秋合宿はシーガイアでできないかな、と結構マジに検討しているところです。お楽しみに。
●相次ぐパソコン通信サービスの閉鎖。(97/6/4)
 僕が長年参加していたパソコン通信ネット「EYE-NET」が7月で閉鎖します。一応大手ネット「PEOPLE」内に移行するということですが、素直に移る人は少ないことでしょう。またEYE-NETより大手の日経MIXやアスキーネットも年内にサービスを終了することを発表していますし、いよいよパソコン通信事業もインターネットに押されて終焉を迎えることになるのでしょうか。こんな状況の中、一人頑張っているのがNIFTY-SERVEですが、こちらもこれからはプロバイダとしての利用に力を入れていくのでしょう。
 こういう状況はインターネットの普及によって、いずれ起こるだろうと予想はしていましたが、ここまで急速に進展するとは思いませんでした。まだまだパソコン通信の安定感やサービス内容の豊富さ・料金の安さは初心者には魅力だろうと思っていたのですが、想像以上に早くインターネットが低価格化・一般化してしまったために、パソコン通信サービスが対応しきれなかった感があります。これからはインターネットという枠組みを利用した新たなパソコン通信的コミニュケーションが広がっていくのでしょう。現に僕が参加していたEYE-NETの「花の36組」というボードも、このたびホームページ「36企画」をオープンしました(開いただけでまだ何もできていませんが)。中央集権的なパソコン通信から、てんでばらばらなインターネットへ。ネット社会は日々刻々変貌していきます。
●慶大・高橋22号。(97/6/2)
 久しぶりに東京六大学にスター選手が登場しました。慶大の高橋由伸選手。あの田淵幸一が持っていた六大学のホームラン記録22本にこの早慶戦で遂に並んだのです。六大学のホームラン記録と言えば、立大・長島茂雄の8本と法大・田淵の22本。ともに時代を象徴する伝説のホームラン記録です。今こうして並びそしてそれを抜こうとしている高橋は、果たしてこれからのプロ野球界を背負って立つような伝説的選手に育っていくのでしょうか。スター性のあるマスクしているし、今年のドラフトの目玉ですね。
●『平成30年』始まる。(97/6/1)
 朝日新聞で6月から連載小説『平成30年』がスタートしました。堺屋太一が描く近未来シミュレーション小説です。閉塞感が日本列島全体をふさいでいるようなこの頃ですが、今から20年後という遠いようで近い未来の日本を、堺屋太一がどう描くのか、ちょっと期待しています。
 とりあえず物語は平成29年6月1日、すなわち20年後の今日から始まりました。いきなり消費税20%なんて言っています。全然冗談じゃないです。むむむ。