幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 9月7日 ● 茶々と乃木坂。 『豊臣兄弟!』で茶々を演じている井上和。なかなかの熱演で評判も良いようです。豊臣家を描くドラマでは欠かせない登場人物なので、過去の大河ドラマでも名前も華もある女優たちが演じてきました。主なところでは『おんな太閤記』の池上季実子、『徳川家康』の夏目雅子、『独眼竜正宗』の樋口可南子、『秀吉』の松たか子、『利家とまつ』の瀬戸朝香、『功名が辻』の永作博美、『天地人』の深田恭子、『江〜姫たちの戦国〜』の宮沢りえ、『軍師官兵衛』の二階堂ふみ、『真田丸』の竹内結子、『どうする家康』の北川景子。錚々たる主演級女優ばかりです。特に近年の竹内結子の無邪気さの裏にある危うさ、北川景子の市との二役で作り上げた母から受け継いだ強さは印象的でした。 井上和は主演作は過去に1本だけと、まだ女優としての実績はほとんどありません。今回はオーディションで選ばれたということですが、年齢に見合わない落ち着きと妖艶さ、そしてあの大きくて強い目が決め手になったようです。今回は主人公が秀長だけに、恐らく大坂の陣まで描かれることはないでしょうから、井上が演じるのは若い時代の茶々だけでしょう。それでも将来の豊臣の女帝となる要素を感じさせる部分が必要だからこそのキャスティングなのだろうと思います。 井上和は乃木坂46の5期生でセンターをすでに3回経験したエース格のメンバーです。乃木坂では3期生の久保史緒里が『どうする家康』で五徳を演じました。それ以来の乃木坂現役メンバーの大河出演となりますが、乃木坂だからその人気を当て込んで起用したとは思えません。ファン以外にはあまり知名度、認知度が高くないでしょうし、それほど数字を持っているわけでもないと思います。あくまでも素質、実力を見込まれての起用でしょう。 かつてAKB48のエースだった前田敦子が『龍馬伝』に龍馬の姪役で出た時には「AKBだからゴリ押しされた」みたいな批判を浴びたのとは時代が変わりました。ドラマの撮影が始まる頃はまだAKBの人気は低迷している時期で誰も前田の名前も知らなかったのですが、ドラマに登場したタイミングでちょうどブレイクしたので、そう言われてしまったのだと思います。しかし、その後に48グループや坂道グループから多くの女優が生まれ、実績を積んできたことで、最近はそういう批判もあまり見なくなりました。野呂佳代が好例です。ちなみに『豊臣兄弟!』では櫻坂46出身の菅井友香もまつ役で好演しています。利家がこれから重要人物になってくるので、彼女の出番も増えそうです。また乃木坂1期生の樋口日奈も目立たない役でしたが出ていました。 旧ジャニーズの俳優が普通に評価されるようになったのも、多くの先輩が実力で認められてきたからです。と言いつつ『豊臣兄弟!』にはジャニーズが出てこないなと思ったら、豊臣秀次役で山田涼介の出演が発表されました。なかなか演じるのが難しい人物にアイドルを配役するというのも面白い試みですが、それだけ山田の演技力が評価されているのでしょう。 |