幹事クリタのコーカイ日誌2026

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6月8日 ● フェーズが変わった。

 たかが週刊誌のスキャンダル記事だから無視をしておけば良いと高市は高を括っていたのでしょう。どれだけ週刊文春が中傷動画の証拠を出してきても、知らぬ存ぜぬで質疑にもなっていない答弁を繰り返し、しかも証拠が出るたびに言うことが少しずつ変わってきていて、どんどん不信感を広げています。言ってることが矛盾だらけで、自分が前に何を喋ったのかもわかっていないとしか思えません。週刊誌に嘘を書かれて訴えたことがあるなどと国会で答えて、そんな事実はない出鱈目だったことを調べられたり、渦中の秘書を参考人招致するという話が持ち上がってきたら、秘書はすい臓がんのステージ4だなどと、とんでもないことまで国会で話してしまい、本当だとしたらそんな個人の病歴をいきなり国会で披露するなんてあり得ないし、事実でなければ滅茶苦茶稚拙な嘘つきです。しかもネット上では違う秘書の話とわざと混同して答えているのではないかという推測まで言われています。

 そして「たかが週刊誌」の話だから信用性に欠けるという論法一辺倒で否定していたら、共同通信が後追い報道をしてきました。動画を作成した松井氏が取材に応じ、“小泉陣営に勝つにはどうすればいいか”との首相の秘書からの相談に“ネガティブな発信”を提案したと明かし、小泉氏や林氏を取り上げた1000〜1500本のショート動画を、独自開発した生成AIで作成したとも告白。動画はXなどのSNSで約300個のアカウントを用意し拡散したと報道されました。通信社が裏取りをしたとなると、文春の記事の信憑性が俄然違ってきます。いや、そもそも文春の報道が正解だろうとほとんどの人はわかっているのですが、共同通信がお墨付きを与えたことで、強弁する高市の逃げ場がいよいよ無くなってきたということになります。

 週刊ポストが「高市総理は「謝ったら死ぬ病」なのか」という記事を掲載しましたが、ポストはこれまで高市擁護の記事が目立ちました。それが方向転換をしたのか、トランプ同様に高市は国家に危機をもたらすと書いています。僕もこれが高市の一番の危うさというかリスクだと思っています。間違えても認めないし撤回も謝罪もしないトップは、どんどん危険な方向に突っ走っていて全体を破滅に導きます。特にそれが有事(戦争)となったら戦前の日本軍の再現です。陸軍の面子のために負けているのに勝っていると「大本営発表」をして間違いを認めず破滅に向かっていった歴史的な事実は、まだたった80年ほど前の話です。それなのに、その反省も一切しないと公言している危ういトップに引きずられて戦争準備を始めている今の日本は、自ら好んで再び破滅への道を歩んでいるとしか思えません。

 共同通信が文春の後追いをしたことで、フェーズが変わってさらに大手メディアが追随していくかどうか。特に政府の広報機関になっているとしか思えないNHKがいつその態度を変えるのか。メディアの責務は政府を助けることではなく、しっかり検証して批判することです。権力のチェックこそがメディア仕事の一番大事な部分であることをすっかり忘れて置き去りにしている今の大手メディアの責任は重いです。



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