幹事クリタのコーカイ日誌2026

[ 前日 |翌日|最新|今月 ]

6月2日 ● 世の中から日の丸が消える。

 僕は個人的に玉木雄一郎が好きではありません。不倫をした時の対応も酷かったし、言うことがコロコロと変わるのも信用できません。人間的に軽薄さがにじみ出ていて、国民民主党はなぜ古川元久を党首にしないのかと不満に思っています。ただ玉木は頭は悪くないので、時々的を射た良いことも言います。そのあたりは人間性も頭もどちらも芳しくない森喜朗や麻生太郎や安倍晋三や高市早苗という錚々たる自民党の歴代トップよりはマシです。

 その玉木が自民党のプロジェクトチームがまとめた国旗損壊罪の法案の条文案について手厳しく批判しました。「違憲立法と判断されかねない内容だ」と言っています。今回は議員立法だが内閣提出法案として出せば良い、内閣法制局は通らないだろうけどとも揶揄しています。玉木は法技術論が全然なっていないとダメ出しをしているのですが、これはメディアやネットでも同じような指摘が散々されていて、それなのに自民党内で通ってきたことを「びっくりした」と言っています。

 「だれが、何が、罪に問われるのかが極めてあいまいなので、他の守るべき領域である表現の自由との関係で言うと、極めて問題の多い法案になっているのではないか」と玉木が言うように、実際に立法すべき事実がないのに無理やり法律を作っているので、何をしたら罪なのかが曖昧にならざるを得なくなっているように思います。玉木も指摘していますが「適用上の注意で『表現の自由その他、日本国憲法の保障する国民の自由と権利を不当に侵害しないように留意しなければならない』と書いてあるということは、普通にやったら表現の自由の侵害になり得ることを、認めている」わけで、そんなダメな条文で国会を通そうというのはかなり無茶な話です。玉木は「何かあったら問題になるということになると、国旗の掲揚を控えようと」なるから、「立法を考えている一部の人の趣旨と逆の方向に社会が動いて、世の中から日の丸が消えてしまうんじゃないか」とまで言っています。確かに日の丸を掲げること自体がリスクになりかねません。

 ここからは裏読みですが、自民党にだって優秀な議員はたくさんいるので、玉木が指摘したようなことを理解している議員ももちろん多いはずです。それなのに敢えてこの条文で通してきたということは、実は国会でこの法案を潰そうと自民党の議員たちが考えているのではないかということです。国旗損壊罪は必要ないのに高市がやらなくても良いことを無理にやっている典型的な事例です。内心では反対している自民党議員も多いでしょう。とは言え自分たちで表立って反対すると感情的になる高市に睨まれるので、敢えて穴だらけの欠陥法案を出して国会で廃案にしてしまおうと思っているのではないでしょうか。お子様ランチ騒動からずっとこんなくだらない法案のために貴重な人材の時間を潰していること自体が大きな無駄です。さっさと廃案にしてもらいたいものです。



ブログでも読めます「幹事クリタのコーカイブログ」