幹事クリタのコーカイ日誌2026

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4月15日 ● 自衛隊と自民党。

 自民党の党大会において陸上自衛隊の隊員が国歌を斉唱した一件。また高市政権のやらかし事件簿にひとつ書き加えられたわけですが、よくも毎日のようにこう問題を起こし続けられるものです。安倍政権以前の自民党なら、すでに内閣が何回も総辞職しているくらい問題ばかり起こしていますが、それをまた全て「問題ない」として強行突破しているのもスゴイというか酷いというか。「違法性はない」「知らなかった」「〇〇がやった」の3点セットですから、それだけ何も知らないで他人のせいにして、よく政治家ができるものだと呆れるばかりです。これが通るなら政治家は何でもありで好き勝手できた上に、一切の責任を取らなくて済んでしまいます。

 今回の言い逃れは「イベント会社が企画した」「イベント会社が自衛隊に確認して問題ないと言われた」「防衛大臣にまで報告が上がっていなかった」「もちろん首相も知らなかった」。普通の会社がこんな言い訳をして通用するでしょうか?下請けに丸投げしておいて、自分たちは知らなかったから責任はないと言って通用するわけがありません。悪いのは企画運営したイベント会社と、問題ないと言った自衛隊だと言われても、主催しているのは自民党であり、確認していないのも自民党の責任だし、そもそも実際に党大会で隊員が歌っているのをみんなでご満悦で聴いて、シンジロー防衛相にいたっては一緒に写真まで撮ってSNSにまでアップしているのです。事前に聞いてないわけはないと思いますし、仮に聞いていなくてもステージに上がる前には止められたはずです。自衛隊法ではっきり禁止されている「政治的行為」であり「政党」からの要請は受けられないと決められているのに全員が知らなかったでは済まないでしょう。

 自民党は自衛隊を自分たちの思い通りに動かせる軍隊だと勘違いしているんじゃないでしょうか?自衛隊は国家の軍隊であり自民党の私兵ではありません。高市はよく総理大臣と自民党総裁の立場を都合よく使い分けしていますが、こういう時にこそ、総理大臣として党大会に自衛隊を呼ぶことはダメだと総裁に注意すべきです。「知らなかった」「私人として出席していると聞いている」と他人事のように答えていますが、総裁は問題を起こした組織のトップなのですから他人事ではありません。「責任を痛感している」「二度とこういうことが起きないようにする」と答えるべき事案です。

 それにしても呼ばれて歌った隊員が可哀想です。イベント会社から打診されてちゃんと上長に報告相談して許可を貰って、制服で出席したのに「私人」として休日に参加したから関係ないと自衛隊から切り捨てられてしまいました。しかも呼んだ側の自民党の幹部からも「知らなかった」「報告を受けていない」「知っていたら判断が変わったかも」などとお邪魔虫扱いです。断れる立場でもないのに、こんな扱いをされるなんて、当人の立場で考えたらやってられないでしょう。組織はちゃんと個人を守ってやるべきなのに、これでは戦前と体質が変わっていません。またあの時と同じように現場の兵隊たちが犠牲になって命を使い捨てされるのではないでしょうか。戦争の足音が聞こえてくるような昨今の情勢だけに、自衛官の本音を聞いてみたいものです。



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