幹事クリタのコーカイ日誌2026 |
| 3月30日 ● 今さらながら『地面師たち』。 今さらと言うにも遅すぎるかも知れませんが『地面師たち』を見ました。もちろんWBCでネットフリックスに加入したからです。ネットフリックスに入ると決めたきっかけはWBCでも、目的の半分は『地面師たち』を見るためでした。このドラマは2017年の積水ハウス地面師詐欺事件という実話をベースにして制作されていて、ドラマに出てくる石洋ハウスの会長や社長の名前も実際の名前を少しだけ変えて使われています。僕が特別に興味があったのは、仕事で積水ハウスを長年担当していて、当時の会長も長年にわたりお世話になった方だったからです。 ドラマは実話をベースにしているとは言え、半分はフィクションです。かなり暴力、性描写、薬物などがリアルに描かれていますが、実際には殺人事件は起きていませんから、そういう過激な部分はフィクションとして作られています。あそこまで過激な内容にする必要があったのかどうか、見ていて疑問に思ったところですが、これだけヒットしたということは、やはり視聴者はより刺激的であって欲しいと思っているのでしょう。 全7話ですが、最初は3話まとめて見てしまいました。それくらい面白いことは間違いありません。その後はもったいなくて、1話ずつ見ていきましたが、見ていて感心するのはキャラクターの立ち方と、それを演じる俳優陣のはまり具合です。キャスティングの勝利だと言い切って良いと思います。主役の綾野剛の演技力。潜入スパイもするし本心を見せることもなく淡々と詐欺を続けていくその姿は「詐欺師は演技力」だとつくづく思わせます。そしてもう1人の主役の豊川悦司。これほどの狂気と色気を兼ね備えた俳優はなかなかいません。トヨエツをキャスティングできた時点でこのドラマは成功したと言っても良いでしょう。 この2人以外のキャスティングも見事ですが、本当に今さらなのでひとつだけ指摘しておきたいのは、有名な俳優たち以外のキャスティングの素晴らしさ。ほとんどが殺されてしまうような役でしたが、彼らのリアルさがこのドラマが実話だったことを強調しています。やはり有名な俳優はその俳優の名前とイメージで見てしまいます。個性が際立ったキャラクターならそれで良いですが、普通の一般人を演じるなら無名の俳優の方が見ている側も余計なイメージを持つことなく見られて良いです。改めてオールスター映画や主役級だらけのドラマがいまいちな評価なのがわかる気がしました。 |