幹事クリタのコーカイ日誌2023

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12月1日 ● ジブリパークのチケット。

 来年3月16日に「魔女の谷」がオープンし、予定されていた5つのエリアが完成するジブリパーク。それに合わせて新しいチケットの種類と料金が発表されました。うちの娘はジブリ大好き人間なので、すでに何回もジブリパークに足を運んでいますが、このチケットの発表を聞いて激怒しています。まあ一番高いチケットは7800円だとかは僕も知っていましたが、県営施設なのに高いなと思っていただけでした。内容を見てなるほど怒るわけだと納得しました。

 僕はジブリパークがある「愛・地球博記念公園」にテニスをするために通っていますが、ジブリパークができるかなり前に「サツキとメイの家」を見に行ったことがあるだけで、オープンしてからはジブリパークには近づいたこともありません。発表された新しいチケットは「さんぽ券」2000円、「大さんぽ券」4000円、「大さんぽ券プレミアム」7800円(全て大人休日料金)の3種類。問題はその内容でした。

 一番安価な「さんぽ券」は4つの屋外エリアのみ有効で、目玉の「ジブリの大倉庫」はもちろん「地球屋」(青春の丘) 、「サツキとメイの家」(どんどこ森) 、「オキノ邸」「ハウルの城」「魔女の家」(魔女の谷) の内部にも入れません。本当に屋外を散歩するだけのためのチケットです。真ん中の4000円の「大さんぽ券」は「ジブリの大倉庫」に入るためのチケットで、それ以外の屋内施設には「さんぽ券」と同じく入れず、屋外を回って「映え」写真を撮るくらいしかできません。

 7800円の「大さんぽ券プレミアム」は5つの全てのエリア、全ての施設の中に入ることができます。当然1回で全てを回りたい人はこのチケットを買い求めるわけです。ただジブリパークの営業時間は平日10〜17時、休日9〜17時。恐らく時間的に全部は回り切れないで終わります。ジブリパークのキャッチフレーズ「ゆっくりきて下さい」に反して大急ぎで走って回らなければなりません。ジブリパークは森の中にエリアが点在していてかなり歩きます。ゆっくり回りたいなら1泊して2日に分けて回る方が良いと思います。

 ただ問題は屋内施設が多い新エリア「魔女の谷」と「ジブリの大倉庫」を2日間に分けて入りたいと考えても、少なくともどちらか1日は7800円の「大さんぽ券プレミアム」が必要になることです。本来「ジブリの大倉庫」に入るための「大さんぽ券」Aがあるなら、「魔女の谷」のための「大さんぽ券」Bも用意すべきでしょう。そうすれば4000円×2で8000円で済みます。もちろん娘のようなヘビーユーザーも新しい「魔女の谷」だけに行きたいのに「大さんぽ券プレミアム」購入が必須となります。それだけのために7800円はいかにも高価です。

 そんなことで娘は激怒しているのですが、マニアはいくら腹が立っても結局は割高な料金を払って行くものです。それがわかっているからこそのジブリ商法なのでしょう。もっともあくまでも愛知県営の公園内の施設なのに、あまりにもディズニーのような割高な価格設定で商売をするのはちょっといかがなものかという気はします。ショバ代は我々愛知県民負担です。「愛知県民デー」に優先予約できるそうですが、全く割引がないのはちょっと納得がいきません。



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